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大切なものはなんですか? 映画『ブルックリンの恋人たち』

大切なものはなんですか? 映画『ブルックリンの恋人たち』_1
仕事に恋に頑張る女性のバイブルとして愛され続けている映画『プラダを着た悪魔』。ヒロインを演じたアン・ハサウェイ自身も女性の憧れるアイコンになりました。そのアン・ハサウェイが主演と初プロデューサーを担当したラブストーリーが『ブルックリンの恋人たち』。監督&脚本は『プラダを着た悪魔』で監督アシスタントをつとめていたケイト・バーカー=フロイランド、『プラダ〜』のスタッフが再集結です。この組合せだけでも「見たい!」と思わせてくれますが、ちょっぴり切なくて大人なラブストーリーがまたいいんです。

アン・ハサウェイが演じるのは、モロッコに住み、遊牧民の文化を研究するフラニー。弟のヘンリーが交通事故に遭い昏睡状態という連絡を受けて、実家のあるニューヨーク、ブルックリンに戻ってきますが、実はこの姉弟、ずっと疎遠でした。ミュージシャンになりたいと言って大学を辞めてしまった弟と大喧嘩したまま、彼を理解しようとしなかったフラニーは、看病をしながら弟が何を考え何を夢見て、どんな音楽を愛しどんな生活を送っていたのかを知ろうと街に出ます。その途中で出会うのが、ヘンリーが憧れ敬愛するミュージシャンのジェイムズ(ジョニー・フリン)でした。

フラニーはとても真面目な女性。彼女の人生のなかでミュージシャンと恋に落ちることはおそらくなかったでしょう。けれど、弟に目覚めてほしいという強い想いがフラニーの心を動かし、ジェイムズのライブに行き、声をかけるという、彼女にとってはとても大胆な行動に出るんです。そして、そこから恋がはじまる──。人と人とが出会って何かを感じ、惹かれ、いつの間にか恋に落ちていく姿が淡々と描かれ、その淡々としたリズムがとても心地よくて。頑なだったフラニーが弟と向き合うことで“相手を受け入れる”ことを学び、どんどん柔らかくなっていく心の成長にも感動します。

恋をしたくなるのはもちろん、今の自分にとって大切なものは何なのかが自然と見えてくる、『ブルックリンの恋人たち』もまた女性のバイブルと言える素敵な映画です。

(文/新谷里映)

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