ラクしてお金に“強く”なるNEWルール

コロナ禍によって混乱の続く時代。今、私たちが身につけておきたいのは「貯める」、「殖やす」、「稼ぐ」といったピンポイントなテクニックよりも、漠然とした苦手意識をリセットして、お金と向きあうためのマインド。これまでとは視点を変えた、新しいルールをご紹介します!

教えてくださったのは

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FP 松嶋真子さん
大手英会話学校の運営に携わった後、企業系FPに。“より中立的なFP”を目指して『FPバンク』入社。年間約100世帯の個別相談を担当する
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FP 福永涼子さん
銀行業務を経て、独立系FPオフィス『あしたば』に参画。女性ならではのお金の悩みに応えながら、わかりやすく等身大のアドバイスを行う

ルール:オンラインでプロに相談してみる

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お金のことはやっぱりプロに相談するのがベスト。
「人は幸せになるために生まれてきています。盤石なライフプランをつくるには、キャリアも含めてどういう人生を送りたいのか、生き方をデザインしたうえで万が一のリスクも含めたお金のことを考えていくのがFP相談。早く知るほど、時間をかけて準備ができます」(松嶋さん)

Q:ウィズコロナの時代、もしかして結婚のためのお金はそれほど貯めなくてもいいのでは?(25歳・受付)

かかる費用はふたりの価値観次第。“アフターコロナ”も想定を
ワクチンや治療薬ができれば“アフターコロナ”ですから、貯めなくてもいい理由にはなりません。結婚式の規模や内容もふたりの価値観次第。オンライン結婚式は60万〜70万円が相場ですが、ご祝儀がなければ本人負担は実際の挙式とほぼ変わりません」(松嶋さん)

Q:ふたり暮らしで食費は予算4万円。オーバーしてしまうことも多いのですが、食費は収入の何%までならOKですか?(26歳・公務員)

実は食費よりも固定費のほうが大きな削減に!
食費の割合は一般的に20〜25%といわれます。節約で食費を切りつめる人が多いけれど、実は精神的なダメージが大きいわりに効果が出ないケースがほとんど。ふたりならば5万〜6万かけてもよいのでは? 固定費を見直すほうがコストを削減できますよ」(福永さん)

Q:周りでも高齢出産が増えています。出生前診断や不妊治療にかかる金額が知りたいです。(25歳・受付)

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クリニックによって異なります。助成金制度もあり
「正常分娩にかかる費用は全国平均で約48万円、そのうち自己負担は約6万円ほど。出生前診断は3万〜5万円。不妊治療は段階によって異なりますが、体外受精や顕微授精などはクリニックによって20万〜80万円といわれます。国や自治体の助成金もあるので、事前に調べて上手に活用しましょう」(松嶋さん)

「不妊治療は費用だけでなく精神的な負担もあるので、どこまでトライするのかも含めて、じっくり夫婦で話し合っておくことが大切です」(福永さん)

Q:形として残らない飲み代などの交際費は、どれくらいにおさめるのが理想ですか?(23歳・マーケティング)

目安は収入の2%。ただし必要性を見極めるべし
「一般的に交際費は収入の2%、自由に使えるお小遣いは8%が目安といわれます。けれど、交際費は人脈づくりや勉強など将来への投資になることが多いのも事実。その交際費が自分にとって“浪費”なのか、それとも“投資”なのか、場の意義を見極めて」(松嶋さん)

Q:いろいろなサブスクを利用していますが、収入の何割くらいまではOKですか?(25歳・事務)

2%くらいが限度。年間で計算しつつ見直して
「通信費として支払うと考えるなら2%ぐらいが妥当でしょう。貯蓄額さえ守れれば好きなように使っていいと思いますが、総額が月5000円でも年間で考えれば6万円。自分が働いて得た大切なお金なので、本当に必要なものかを見直すことも必要です」(松嶋さん)

Q:キャッシュレス生活でクレジットカードを使うことが急増したせいか、翌月の請求額を見て慌てることも。どうしたらよいでしょうか?(30歳・販売)

即時払いのデビットカードで管理するのがおすすめ
「カードの締め日と引き落とし日を知り、締め日までに自分がどのぐらい買物したかを把握することが重要です。ただ、クレジットカードの支出管理ができない人は、即時払いのプリペイドカードなどを活用するほうが安心。クレジットカードを使うのは、支出を管理できるようになってから!」(松嶋さん)

「使える上限額を決めておくのも手です。リボ払いは絶対に使わないで! 支払いのたびに通知がくるよう設定するなど、意識できる工夫を」(福永さん)
撮影/恩田はるみ イラスト/うてのての 取材・原文/国分美由紀 構成・企画/吉田望子(MORE)