30代で「変化を迎えた」先輩たちのルポ

30代が「もうおばさん?」「身動き取れなくなる?」なんて誤解! 転職・家購入・短期留学・結婚出産・独立を経て、20代の頃よりも楽しく強く生きている素敵な先輩に話を聞きました!

「おうちで過ごすひとり時間が充実。ムダ出費も減ります」

30代で家を購入するという選択肢もある
2009年 ネット系の広告代理店に入社
広告運用担当
2015年 IT関連会社に転職
メディアの企画担当に。シェアハウス生活開始
2016年 家購入に向けて物件探し開始
不動産投資をする母から大量の資料が送られてくる
2018年 中目黒に1LDKの家を購入
着手金200万円。築17年、気になる部分のみリノベ
2021年 結婚、6月に出産。1児の母に
2軒目の家探しと1軒目売却検討をスタート
同年 新たに2軒目の家を購入、引っ越し
1軒目の家を手放し家族で住める広い家に

30代で2軒目を購入

「自分なりのものさしができてどう生きるか迷わない。だから楽しい」

「20代後半から女友達数人とシェアハウス生活。ある時解散することになり、ひとり暮らしの準備をスタート。シェアハウスが広い家だったから狭い部屋に住みたくない。でも広い家は家賃が高い。賃貸に高いお金を払うことも疑問、当時29歳の私は独身、結婚する保証もない。と悩んでいたところに母から『万が一の時にも家があれば売ったり貸したりできるから』とプッシュされ購入を決意しました。そこから1年かけていろいろ調べて準備してローンを組んで20軒以上の物件を見て出合えた中目黒の1LDK。広さはもうひと声欲しかったけど住みたい地域だったし地価が下がりにくい土地だったことが決め手に。ひとり暮らしで払う平均的な家賃と同じくらいの価格を毎月払えば広い家に住めるうえ、自分の所有物になるんだからどう考えてもお得。『独身で家買ってる女性ってどうなの?』と揶揄されがちですが、意外と男性ウケは悪くなかったし、金融リテラシーが低い人を結婚相手に選ぶという選択がなくなったので、デメリットは何もありませんでした。最近2軒目を購入し、1軒目の売却先が決まったのですが買った時よりも地価が上がっていて購入価格よりも高く売ることに成功しました。誰かに頼らず自立して生きていけるという意味でも、独身女性にこそ購入をおすすめしたいです」(原千春さん)
撮影/取材・原文/野田春香 イラスト/ユリコフ・カワヒロ 構成・企画/渡辺真衣(MORE)