耳の痛い言葉だからこそ、背筋が伸びる! 〝ショック療法的〟お仕事名言とは?【はあちゅうのお仕事名言博物館】

会社員&フリーランスとして働いてきた作家が、自身の経験した〝仕事にまつわる名言〞を紹介します。
しかられるのが怖くて、あらかじめ「ほめられて伸びるタイプです」と伝える若手社員が増えていると聞きました。私自身も上司にはほめてもらいたいタイプですが、ときには強い言葉が、ショック療法として人生にがつんと効いてくれる気もするので、耳が痛いからと言って、耳に入れないのは、自分の人生にとって損なように思います。

 大学時代に読んだ海外の本で、アメリカのエリート層は体型を含め身だしなみにとても気を使うという話を読みました。著者名もタイトルも忘れてしまったその本に書いてあった「自分も管理できない人が仕事を管理できるわけがない」という耳の痛い言葉は、今でも私の脳裏にたびたび登場する言葉のひとつです。この言葉を今月の"お仕事名言”に認定させていただきます。

気持ちのたるみが外見に。 自覚があったから耳が痛い

当時、体育会系サークルをやめて体重を増やし続けていた私はこの言葉に横っ面をピシャリとはたかれた気持ちになりました。たしかに私の横への成長っぷりは、気持ちのたるみが原因だったので、「それって外見や体調に出るもんだよね……」と身につまされたのです。あまりの衝撃を自分の中だけにとどめられずに、「こんな本を読んでショックを受けた」とブログに書いたのを覚えています。

 数年後、そんなブログを書いたことなんてすっかり忘れていたら、友人に「あの時のブログを見て、私、ダイエットを頑張ったんだよ」と言われてまたドキッとしてしまいました。その頃の私は、またもや自分の理想を投げやりにしていた時期だったので、自分の発言への説得力を増すためにも「自分が立てた目標くらいやり遂げなくては、ほかの人に顔が立たない」と身が引き締まりました。

誰かに伝えた言葉はいつか自分に返ってくる

 同時に、何気なくネットに書いた言葉が数年後自分に返ってくることに運命的なものを感じました。人に話すことやネットに書くことは未来の自分への「言葉おくり」のようなものかもしれません。誰かに言葉を回しておくとその言葉を必要な時に、ちゃんと自分に返ってくるのです。影響を受けた言葉はどんどん人に回していくといいかもしれませんね。
●はあちゅう
作家・コラムニスト。本誌の前連載をまとめた『恋愛名言博物館』がデジタル版として発売中。公式ツイッター&インスタグラム■@ha_chu

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