わからないよりもできないのほうが救いようがある。【はあちゅうのお仕事名言博物館】

会社員&フリーランスとして働いてきた作家が、自身の経験した〝仕事にまつわる名言〞を紹介します。

「できない分は伸びしろ!」(30代・男性・フリーランス)

先日いただいたファンレターに「テレビや雑誌で堂々とお話されている姿に憧れます」なんて書いてあって、驚くやらうれしいやら……。何度も書いていますが本当の私は根暗だし、人前でしゃべることができない子供だったんです。今でも人前でしゃべる時は緊張します。そして、もちろん日によって出来不出来もあります。同じテーマを話しているにもかかわらず「スラスラしゃべれたな」という日と「なんかモタついたなー」と落ち込んだり、「しゃべろうと思ってたアレ忘れてた!」と準備を無駄にしてしまう日も。お客さんや読者の方には最高の自分を見せたいのに、どうしてもムラが出てしまいます……。

ある時も、準備していたはずの講演会で、ふとしたはずみに話そうと思っていたことをド忘れしてしまって、そこからしばらくしどろもどろになってしまいました。「失敗した……」と落ち込む私に、親友が言ってくれた言葉が「悩むってことはまだ成長するってこと。できない分は伸びしろ!」というもの。この言葉を今月の“お仕事名言”にさせていただきます。

生きている限り、「次」があるから、やり直せる

失敗はしないのがいちばんです。だけど、やってしまったことはもう取り消せませんよね。そして、不幸中の幸いは、私には明日があるということです。生きている限り、仕事をやり続ける限り、失敗を生かして、不完全だった部分を改善し、やり直すチャンスが与えられているわけです。いつまでもクヨクヨしているくらいなら、自分を責め続けるのではなく「次はどうしよう?」と前向きに考えたほうがいい。失敗やうまくいかないことをできないとただ嘆くよりも、伸びしろと考えればポジティブでいられる気がする。言葉ひとつで気持ちが変わりますよね。

わからないよりもできないのほうが救いようがある

それから、「できない」って、ある程度できるからこそ感じる感情だったりもします。昔、数学の授業についていけない時は「できない」どころか、「どこがわからないかさえわからない」状態でした。できない箇所が自分でわかるということ自体が、これからできるようになる可能性が残っているということ。

今、できないことがある人、このままでいいのかなと葛藤を抱えている人がこの記事を読んでいるのなら「できない分が自分の伸びしろかも……」なんて思ってもらえるといいな。


イラスト/湯浅 望


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数多くのメディアで活躍する作家・コラムニスト。7 月にAV男優しみけんさんとの事実婚を公表。公式ツイッター&インスタグラム■@ha_chu

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