「人と同じこと」に安心する人生との訣別。【はあちゅうのお仕事名言博物館】

会社員&フリーランスとして働いてきた作家が、自身の経験した〝仕事にまつわる名言〞を紹介します。

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「みんなと同じことをしながら違う人生を送る」ことはできない(40代・女性・作家)

みなさんの心の中にスターはいますか? 「スターの定義とは?」と聞かれたら困ってしまうけど、私は勇気をくれる存在=スターかな、と思っています。そして私にとってのスターは作家を志すきっかけをくれた、とある女性作家さん。9歳の時にその方のエッセイに出合って、いつか本を書きたいと作家を志しました。作品だけではなく、雑誌のインタビューやテレビ出演なども必ずチェックします。

スターのインタビュー記事に、心を支えてくれるひと言が

その方のかなり昔の取材記事に書いてあった言葉で「『みんなと同じことをしながら違う人生を送る』ことはできない」というものがあります。この言葉が私はすごく好きで、しばらくは記事を切り抜いて、ノートに貼って持ち歩いていました。記事がボロボロになってからは、この言葉だけを抜き出してノートや手帳に何度も書きつけました。すっかり頭に刻みつけられているこの言葉を、今回の“お仕事名言”とさせてください。

「人と同じこと」に安心する人生との訣別

父はサラリーマン、母は専業主婦という家庭に生まれ、普通に大学に入って就職し、自分が「人と同じ」だということにコンプレックスと安心感を同時に感じながら生きてきた私ですが、社会人になってからは「人と違う」ことへの不安や疲れを感じることが多々ありました。

私は、今のお仕事で独立するまでの6年弱、会社勤めと並行
しながらウェブ媒体などで記事を書いていたんです。夢のためとはいえ、みんなが仕事から離れて羽を休めている休日に家にこもって執筆している時は、自分だけが人生を損しているような気持ちになりました。けれど弱気になってしまった時はいつも心の中で、私にとってのスターの言葉をずっと反すうしていたんです。「人と違う人生を送ったら、人と違う結果が得られるはず」と。今も、自分の身の処し方がわからなくなった時は「これが人と違う人生ってやつだ」と自分を元気づけています。

この記事を読んでくれているみなさんも、新しいことに挑戦する時や新しい環境に身を置く時は周囲との違いに不安になったりするかもしれません。そんな時にはよかったらこの言葉を思い出してみてください。みんながいない場所、人と違う道には、きっと自分だけが見られる景色があるはずです。ファイト!


イラスト/湯浅 望
はあちゅう 作家・コラムニスト。執筆活動のほかオンラインサロン『はあちゅうサロン』も主宰。公式ツイッター&インスタグラム■@ha_chu

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