• 相手に負担をかけない価格のもの お礼の気持ちをこめて贈り物をする時、重要なのは“受け取る相手に負担をかけないこと”。「職場の同僚や先輩、後輩への贈り物は、みなさんの“日頃のお礼の気持ち”です。3000円、5000円もするようなプレゼントをもらってしまったら、『お返ししなきゃ』という気持ちになるはず。もらったままでも気にかからない価格のものがおすすめです。目安としては、1000円以内であれば、お互い気軽にやりとりできるでしょう」(西出先生) 選んだ時の気持ちをさりげなく伝えて渡す 贈り物の理由を仰々しく伝えるのは、相手には負担になることも。「たとえば同じチームの先輩に贈り物をするなら、『たまたまお店を通りかかったら可愛かったので、お揃いで買っちゃいました』など、あえて“たまたま”というニュアンスを伝えることがむしろ、『気を使わせてしまったな』と思わせないコツです。先輩から後輩への場合、『旅行先で限定のお菓子があったからみんなで食べて』など、“おみやげ”として渡すのも素敵です」(西出先生)
  • お礼などは実用性の高いものがおすすめ 同僚や先輩、後輩、取引先の人など、仕事の場で贈り物をする相手の好みまで把握するのは至難の業。「好みにかかわらずうれしいのは、やはり実用的なものではないでしょうか。いただいてすぐに使えたり、なくなったら買い替えるようなもの。たとえばハンカチなら、いただいてすぐに使えます。ハンカチは『手巾(てぎれ)』と書くため贈り物に向かないとされていますが、いくつあっても困らないものなので、私はおすすめします」(西出先生)