【石原さとみ】スペシャルインタビュ2 彼女が雑誌のインタビューを大切にする理由 photoGallery

軽快なラブコメで明るい笑いとときめきを届けたい
石原さとみ  言葉のミチシルベ

正直に語られる等身大な“言葉”の数々。それはいつも前向きな力を届け、道標のように私たちを導いてくれた。石原さんの“過去”からつながる“今”の言葉。モア読者への心に響くメッセージ。MORE5月号に掲載中のインタビューからお届け
ドラマ『恋はDeepに』に主演する石原さとみ

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石原さとみ #恋ぷに

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石原さんが繰り返し語ってきた「誰かを励ます存在でありたい」という思い。それは今も変わらず彼女の中に。

「『目の前にいる人の心のロウソクに火をともしなさい。その火は周りにいる私たちも明るく照らしてくれるから』。これは母が幼い私によく言っていた言葉です。それを実践する両親の姿を見て育ったからかな。私も自然と“ロウソクの火”をともす存在でありたいと思うようになりました。女優の仕事はテレビ画面やスクリーンや雑誌を通して、多くの人の心のロウソクに火をともすことができると思うんです。今だからこそ、軽快なラブコメで明るい笑いとトキメキを、小さな火として届けられたら素敵ですよね。ドラマ『恋はDeepに』もそんな作品になったらいいなと思っています」

 誰かを励ませる存在でありたい。それは今も昔もずっと石原さんの中に存在し続けている思い。その思いは女優の仕事だけに限らず、身近な人との関係においても同じ。

「最近は年下の友達から悩み相談をされる機会も増えて。相手の悩みを掘り下げて一緒に考えることは、私自身も新たに気づくことも多く成長につながるので、うれしいことだなと感じています。そんな私に知人が届けてくれたのが『後輩は選んじゃいけない。同士とは縁を切ってはいけない。先輩は選びなさい』という言葉。友達はどんなに喧嘩をしても縁を切ってはいけない、お手本にする人は選んでよいけれど、教えることは惜しまずにどんなことがあっても投げ出してはいけない。それがいずれあなたの力になるから、と。この言葉は胸に響きました。モア読者のみなさんは私の言葉に『励まされる』と言ってくれる、それはとってもうれしいこと。でも、私も多くの人の言葉に学び励まされながら歩いている。私の中にもたくさんの“言葉の道標”が存在するんです」
心の中にある思いを隠さずにいつもまっすぐに届けてくれる。“インタビュー”を大切にする理由、雑誌の向こう側にいる読者への思い。

「振り返ると思うんです。私は人に守られてきたなって。そのひとりがお世話になった学校の先生。その先生は、なかなか私が返事をできなくても定期的にメールを送ってくださって、つらい時期、先生の言葉にすごく救われたんです。実は昨年、先生が亡くなられて、お葬式で最期のお別れをした時に、先生は私が帰れる場所をほこりがかぶらないようにずっと守り続けてくれたんだなって、あらためて感じて。涙が止まりませんでした。そして思ったんです、私も同じように、どれだけ疎遠になろうとも、大切な人に自分の言葉が届いていると信じて絶対に諦めないようにしようって」

 毎回、MOREの取材現場でも質問と真正面から向きあい、「ちゃんと伝えたいから」と諦めずに答えを探す。彼女の言葉が私たちの心に響くのはそこに“思い”が存在するから。

「人と人は思いと言葉でつながっている。それは雑誌のインタビューも同じです。私にとっては読者のみなさんと対話できる、ひとりの人間として思いを届けることができる、大切な場所。だからこそ正直な自分でいたい。私が雑誌を読んで育ったのも大きいのかな。たとえば深津絵里さん、常盤貴子さん、小雪さん……先輩方がいろんなインタビューで語られていた言葉は読者だった私の中に今も残っている。この仕事をしていると“遠くの存在”と思われがちだけれど、私も悩み迷いながら歩いてきました。よいことばかりじゃなかったけれど、だからこそ伝えることができるものもある。私の経験が誰かの力になるのならば、隠したりカッコつけたりせずにまっすぐに届けたい。雑誌の向こう側にいるあの頃の自分に届けるように」

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