【長崎市】思案橋エリアではしご酒! 名物「白鉄火」を食べるならここ!!
ライター矢野
矢野愛
長崎市の夜がアツい!
レトロな名店をはしごして、ディープな夜を楽しもう!
MORE WEBスタッフの旅好きライター矢野です。先日、約10年ぶり(中学校の修学旅行ぶり!)に、長崎県長崎市へ行ってきました。
10年前ぶりに訪れた長崎市で知った魅力、それは「はしごしてめぐりたい“レトロでディープなお店がたくさんある”」ということ。
私もそうですが、最近の女子はあえて懐かしい雰囲気のお店を選んで、雰囲気も味わいながら食事をしたり写真をインスタにアップしたりするのを楽しんでいますよね♪
今回紹介するのは、長崎市の思案橋界隈。
旅行者が限られた時間の中ではしご酒をするのにぴったりの、味のある渋いお店が密集しているエリアです。
長崎市の思案橋エリアで超おすすめの、地元ならではのお店を紹介します!
『タイチ寿司』
軍艦島出身の店主が握る、“白鉄火”が名物!
1軒目は、長崎独特のすし文化を余すことなく堪能できる『タイチ寿司』。
「くじらのさえずり(舌)」や、「かいわれの昆布漬け」、「生からすみ」、「長崎の大トロ(ヒラマサ)」など、ご当地にぎりのオンパレードです!
なかでも絶対に外せないのが、“白い鉄火巻”。
鉄火巻なのに白……? と驚きますが、実は長崎のすし屋では鉄火巻は「白鉄火」が一般的なんです!
『タイチ寿司』の「白鉄火」はどうやって生まれたのかが気になり、軍艦島出身の店主・タイチさんに聞いてみました!
タイチさんがこの地にお店をかまえた1960年代は、マグロがなかなか捕れなかったそうです。また、白身魚の食感に魅力を感じ、赤身のマグロのかわりに白身の魚を巻き始めたのがきっかけだったとのこと。その後どこからか「白鉄火」の存在を知った新聞記者が全国紙に取り上げたことで、一躍有名になったそうです。
今回私がいただいた「白鉄火」のネタはヒラス(ヒラマサ)でした。プリプリかつコリコリっとした食感がたまらない、長崎だからこそ楽しめる味!
長崎のすしは、歯ごたえがしっかりしたネタが多いのが特徴だそうです。
タイチさんは、日本近代化の遺構として世界文化遺産に登録されている人工の島・端島(軍艦島)のご出身。
軍艦島についてや、すしの食べ方、長崎のあれこれなど、貴重なお話が聞けるのも、このお店ならでは♪
タイチさんの流れるようなマシンガントークを聞いている最中、長崎弁が強すぎる時や若干話を盛っているような時には、裏からお弟子さんがひょっこりと顔を出します。そしてお弟子さんが、タイチさんの話の補足や修正をしてくれる絶妙な流れは、すしの味とともにきっと思い出に残るはず(笑)!
地元の人からも旅行者からも愛されている人気店なので、予約をしておくのがおすすめですよ!
- タイチ寿司
場所:長崎市銅座町5-16
電話番号:095-826-2744
営業時間:17:00~23:00 L.O.
定休日:日曜日
※電話にて予約受付
公式サイト:https://www.taichisusi.com/index.html
『おでん 桃若』
1品200円から。コスパ抜群のおでんを満喫!
『タイチ寿司』から徒歩約5分、長崎市屈指の飲み屋街・思案橋横丁にある『おでん 桃若』へ。
旅先でのはしご酒にワクワクしながらお店に到着。雰囲気抜群の渋い外観に、思わず「よすぎる~♪」と声がもれてしまいました!
扉をあけると、お店の中央に置かれた熱々のおでん鍋を囲むように、L字型のカウンターが設置されています。
テーブル席もありますが、湯気立つおでん鍋が目の前のカウンター席がおすすめです。
お店の人や偶然隣に座った人との会話も楽しめるので、次のはしご酒のお店を探しているなら、ここで情報を入手できちゃうかも♪
おでんの種類は30品ほど。大根、糸こんにゃく、ちくわなどの定番はもちろん。ゆで卵を魚のすり身で包んだ「りゅうがん」(別名バクダン)や、イワシのかまぼこ「わしかん」(「わしかん」はイワシのかまぼこを略しているそう)など、珍しい具もあります。
どれもおだしが染み込んだ優しい味で、体に染みわたりました。
1品200円からという手頃さなので、財布を気にせずいろんな種類をオーダーできるのも嬉しい!
- おでん 桃若
場所:長崎市本石灰町3-1
電話:095-823-3392
時間:18:00〜24:00
定休日:日曜・祝日休(冬は不定休)
はしごをして味わいつくしたい思案橋横丁
『おでん 桃若』のある思案橋横丁には、ほかにもひと口ギョーザが人気の『宝雲亭』や、地元の人から愛されている長崎ちゃんぽんが名物の中華屋『康楽』など、渋くて雰囲気のあるお店が集結しています。
私の感覚的には、だいたい8歩進むごとに違うお店がある感じでした。
学生時代に修学旅行で訪れて以来の長崎市でしたが、大人になってから訪れてみると、夜の過ごし方の選択肢が広がるので断然楽しい!! 雰囲気満点の名店で地のものに舌鼓を打ち、思案橋横丁のレトロな街並みを写真に収め、旅先での短い夜が大充実の時間になりました。
昼はあちこち観光をしたり喫茶店をめぐったり、夜はおいしいお店をはしごして楽しんだり、そんな昼も夜も楽しい長崎市を次の旅先リストに入れてみてくださいね♪
カメラマン/齊藤晴香
MORE WEBのアクティブ担当! 元・モア読者ブロガーのフォトライター。スタバの新作レポなどグルメを中心に、ホテルや旅行、テーマパーク情報などライフスタイル全般を執筆中。地元(横浜・湘南)が好きすぎて、過去にはみなとみらいエリアのフリーマガジンを作っていたハマっ子です♡ 夏と旅行と海が大好きで、スポーツが大得意。旅先には島や自然があふれる場所を選びがち。ファッションは行き先の空間に合わせてコーディネートを組むのが好きです:)