【長崎市】レンタル着物で行きたいスポット3選! プロカメラマンが教える写真のコツつき!!
ライター矢野
矢野愛
長崎市観光するならここは外せない!
出島~グラバー園。徒歩30分以内の「エモい撮影スポット3選」
異国の文化を取り入れて華やかな歴史を刻んできた長崎県長崎市には、古きよき時代の建造物が数多く残っています。ハイカラでノスタルジック。そんな長崎市ならではの雰囲気を楽しみながら、この地でしたいことといえば? そう! 「レンタルした着物を着て素敵な写真を撮ること」ですよね♪
今回は、MORE WEBが発見した、「着物を着て行きたい長崎市のエモい撮影スポット3選」をお届けします。MORE WEBでも大活躍中のプロのカメラマンが写真の撮り方のコツを伝授しますよ。
- 長崎市観光するならここは外せない!
- スポット1:『出島』の「カピタン部屋」の2階
- スポット2:『グラバー園』入口付近の「自働電話」
- スポット3:長崎市ならではの、坂道や階段
- 今回着物を借りたのは『長崎はいからさん』
スポット1:『出島』の「カピタン部屋」の2階
長崎を語る上で欠かせない『出島』の存在。鎖国時代の218年間、貿易の窓口として日本で唯一西ヨーロッパに開かれ、日本の近代化に大きな役割を果たしました。小さな人工島の『出島』には、西洋文化の香りが色濃く残っています。
そんな出島は、ハイカラな着物と相性抜群!
まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような写真が撮れます。
今回撮影したレトロで異国情緒あふれる場所は、「カピタン部屋」の2階。
建物は、壁や天井のカラフルな唐紙※が特徴です。
緑の窓枠やシャンデリアも素敵なので、とってもおすすめなんですよ♪
※木版に連続模様を彫り和紙に彫ったもの
プロカメラマンの写真のコツ:窓の反射を生かすと非日常感が生まれる
上の写真は午前中に撮影しました。雨戸が閉まっていたので、窓の反射を生かすことができました! 反射を活かすことで、「本来写真に写せないはずの撮り手側の空間」を写すことができ、ちょっと非日常感のあるエモい1枚が撮れます。撮影する人は、自分の姿が窓に写らないよう、ちょっとしゃがむといいですよ。下から人物をあおるようにすると、上の写真のように背景のすみずみまでキレイに撮ることができます。ちなみに午後にも行ってみたのですが、雨戸が開いていたので、窓の外の景色を見ることができました。レトロな世界観の写真を撮るなら、窓の外の現代の風景が入らないほうがベターなので、出島は午前中に行くのがよさそうでした。
Variation
下の写真のようなバリエーションも撮れます。
壁と天井の柄が違うので、柄のコントラストを楽しめる撮り方にすると、アートな1枚に♡
- 出島
場所:長崎県長崎市出島町6-1
入場料:大人520円(※再入場不可)
営業時間:8:00~21:00(最終入場20:40)
スポット2:『グラバー園』入口付近の「自働電話」
『グラバー園』は、明治時代に長崎市内に点在していた6つの歴史的な建築物を移築復元した、長崎市を代表する観光名所のひとつ。
その入口付近にある「自働電話」(公衆電話)は、存在自体がエモすぎるフォトスポットです!
この「自働電話」は、明治33年、東京・京橋に設置された日本初の電話ボックスを復元したもの。
電話機は実際に電話をかけることもできるんですよ。
プロカメラマンの写真のコツ:背景をぼかすとストーリー性が生まれる
ここで撮影するなら、ぜひ美しい電話ボックスの中に入って撮影をしてみてください。撮影のコツは3つあります。1つめのポイントは、電話ボックスの窓越しに、中の人にピントを合わせ、後ろの空間をぼかすこと。ぼかして淡くなった背景に人物が浮き立つことで、物語の主人公感が生まれるんです。2つめは、窓越しに撮影することで、第三者が主人公を見ているようなドラマチックさが生まれることです。そして3つめは、受話器を持つことで、“過去に電話をかけているようなストーリー性”までも感じさせることができる点です。『グラバー園』の「自働電話」だからこその、ドラマチックかつエモい写真に仕上がりますよ!
Variation
「自働電話」のレトロさを余すところなく生かすなら、下の写真のように引きで撮影するのがおすすめ。
扉を開けて電話中の着物姿をのぞかせることで、雰囲気のあるエモい写真になります。
- グラバー園 入口付近
場所:長崎県長崎市南山手町8–1
スポット3:長崎市ならではの、坂道や階段
長崎は山も海もあり平地が少ない地形なので、坂がとても多いことで有名。
街を散策してみると、たくさんの階段や坂道があることに驚きます。
自分が普段住んでいる場所とは異なる風景に、非日常感も高まるのではないでしょうか。
この高低差のある長崎市ならではの構図も素敵なんです♡
プロカメラマンの写真のコツ:奥行を見せると、想像の楽しさまで生まれる
坂道や階段は、上から撮る時も下から撮る時も、「奥行を見せる」ことが一番重要です。上の写真の場合は、人物がこれから向かう階段下の空間のことです。それは、「これから降りていく未来の空間」なので、おのずとエモさが漂います。写真では人物が、道の真ん中ではなく、あえて少し左に立っていますよね。そうすることで、その先にある空間を自然に写すことができるんです。人物は、カメラを意識せず、自然に歩いているような感じが◎。この人がこれから見るであろう、階段下に広がる景色にまで、想像をめぐらせたくなりませんか?
Variation
長崎の街は、すべてがフォトスポットと言っても過言ではありません。
坂や階段を下る時、眼鏡橋を観光する時、街のいたるところにシャッターチャンスがあるので、あなただけの思い出の写真を撮ってみてくださいね!
今回着物を借りたのは『長崎はいからさん』
今回着物をレンタルしたのは、出島内にある着物レンタルショップ『長崎はいからさん』。
借りられる着物の種類は200着ほどもあり、色柄も豊富なので、選ぶ時間も楽しいんです!
着付け師さんが親身になって、一緒に選んでくれますよ。
着付けやヘアはもちろん、髪飾りまで金額に含まれているので、大満足まちがいなし。
大切な旅の時間や、思い出の写真を、いっそう素敵に演出してくれます!
- 着物レンタルショップ『長崎はいからさん』
場所:長崎県長崎市出島町6-1 阿蘭陀商館内ヘトル部屋2階
営業時間:10:00~17:00(16:00最終受付)
カメラマン/齊藤晴香
MORE WEBのアクティブ担当! 元・モア読者ブロガーのフォトライター。スタバの新作レポなどグルメを中心に、ホテルや旅行、テーマパーク情報などライフスタイル全般を執筆中。地元(横浜・湘南)が好きすぎて、過去にはみなとみらいエリアのフリーマガジンを作っていたハマっ子です♡ 夏と旅行と海が大好きで、スポーツが大得意。旅先には島や自然があふれる場所を選びがち。ファッションは行き先の空間に合わせてコーディネートを組むのが好きです:)