国内外で活躍する現代美術家 田村友一郎 過去最大規模の個展

キービジュアル

田村友一郎は、数多くの国際芸術祭へ参加し、国内外で活躍する、現在最も注目を集める現代美術家の一人です。

《Sky Eyes》「話しているのは誰?現代美術に潜む文学」、国立新美術館、東京、インスタレーション、2019/神秘的参与、明当代美術館、上海、2020

《Sky Eyes》「話しているのは誰?現代美術に潜む文学」、国立新美術館、東京、インスタレーション、2019/神秘的参与、明当代美術館、上海、2020

田村は、これまで既存のイメージやオブジェクトを起点にした作品を手がけてきました。写真、映像、インスタレーションからパフォーマンスや舞台まで、多彩なメディアを横断し、ある土地の持つ、固有の歴史的主題から身近な大衆的主題まで幅広い着想源をもとに、現実と虚構を交差させた多層的な物語を構築することで、既存の歴史や記憶へ新たな解釈を付与し、それらを現代へと接続する点が彼の作品の特徴といえるでしょう。

《MJ》「六本木クロッシング2019」、森美術館、東京、インスタレーション、2019

《MJ》「六本木クロッシング2019」、森美術館、東京、インスタレーション、2019

本展では水戸芸術館の英語表記「Art Tower Mito」の略称「ATM」から着想を得た新作《ATM》を発表します。

《消えた沈黙 Silence in the Mist》「ボイスオーバー 回って遊ぶ声」、滋賀県美術館、インスタレーション、2021

《消えた沈黙 Silence in the Mist》「ボイスオーバー 回って遊ぶ声」、滋賀県美術館、インスタレーション、2021

来場者は、田村がこれまで書き綴った膨大なテキストを手がかりとして生成AIが創作するショートストーリーによって、田村の作品世界へと導かれます。ナレーションや語り手を伴った物語、説話、エピソードのような形態で、ナラティヴな要素をもつ作品を構築してきた田村は、作品の出発点にはテキストの述作があると言います。新作《ATM》では、この述作という行為を生成AIに委ねることで、田村の過去作の断片を辿りながら新たな物語を紡ぎ出すことを試みます。

《見えざる手 Invisible Hands》国際芸術祭「あいち2022」、常滑市、インスタレーション、2022/ワールド・クラスルーム、森美術館、2023

《見えざる手 Invisible Hands》国際芸術祭「あいち2022」、常滑市、インスタレーション、2022/ワールド・クラスルーム、森美術館、2023

「田村友一郎 ATM」概要

会  期:2025年1月26日(日)まで
開場時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
会 場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
休 館 日:月曜日、年末年始 (2024年12月27日(金)~2025年1月3日(金))※祝日の場合は翌火曜日
入 場 料:一般900 円、団体 (20名以上)700 円
高校生以下/ 70歳以上、障がい者手帳などをお持ちの方と付き添いの方1名は無料
●一年間有効フリーパス  「年間パス」2,000 円
●学生とシニアための特別割引デー「First Friday」       
学生証をお持ちの方と65歳~69歳の方は、毎月第1金曜日(11月8日、12月6日、1月10日)100円

詳しくは「水戸芸術館」の公式サイトをチェック!