現代のフランスを代表するアーティスト、フィリップ・パレーノの国内最大規模の個展が、神奈川県箱根にあるポーラ美術館で開催中です。会期は6月8日〜12月1日と長期間の開催です。

お魚好きにはたまらない、素敵なインスタレーションが想像をかきたてます。
現地で撮影してきた写真と共に、作品の一部をご紹介します✍️

森に浮かぶ魚たち🐟

お出迎えしてくれるのは、バルーンの魚が室内を泳いでいるような作品。奥には美術館の森が望め、現実離れした不思議な雰囲気に満ちていました。

《私の部屋は金魚鉢》(2024)というポエム的なタイトルを持つ作品。鑑賞者が動くことで起きる空気の流れや、窓から入る外光など、素敵な空間に包まれて心が浄化されました🧘‍♀️

【日帰り旅】ポーラ美術館で想像力をかきたの画像_1

マリリン・モンローが住んでいた高級ホテルの部屋を舞台にした映像?!

フィリップ・パレーノ自身は、今回の展覧会を、「カメラのない映画」と形容していました。そのことをもっとも体感できるのが、《マリリン》(2012) という映像作品を中心に据えた展示。

かつてマリリン・モンローが住んでいた高級ホテルの部屋を舞台にした映像は、物語性を帯びつつも「制作者側の視点」を露わにするような、深く考えさせられる内容で、緊張感がある空間に感じました🫨

ゆったりと椅子に座って映像を鑑賞できるので、とっても見やすかったです👀⭐️

今回、初めて作品に触れられる展示をみることができて、空間からアートを感じられ、とても面白い経験になりました。作品を近くで感じられているからこそ、作品について書かれている詳細が頭にすっと入ってきやすい気がしました。それも新たな経験で嬉しかったです。

箱根までは東京から1時間半〜2時間ほどで行くことができるので休日の日帰り旅をしたい時にまた行ってみようと思います★皆さんもぜひ、作品を近くで感じてみてくださいね🎨

詳細はこちら

フィリップ・パレーノ:この場所、あの空
Philippe Parreno: Places and Spaces

会期:2024年6月8日(土)〜2024年12月1日(日)
会場:ポーラ美術館 展示室1、2、5、屋外

入館料:大人¥2,200/大学・高校生¥1,700/中学生以下無料/障害者手帳をお持ちのご本人および付添者(1名まで)¥1,100 ※すべて税込 団体割引あり

〒250-0631
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285

※無料送迎バスの運行時刻について
箱根登山鉄道強羅駅とポーラ美術館を結ぶ無料送迎バスが1日13便、約30分間隔で運行しています。乗車料金は無料です。