「食べること命♡」な栞里が、毎月、全国各地をめぐって食べたいものを食べるくいしんぼう連載【佐藤栞里のちょっと食べてみ!?】。※この撮影・取材は2020年3月に行いました。掲載した店舗情報は取材当時のものですので、HPなどで最新情報をご確認ください【2020年MORE8月号掲載】
リサーチから取材、原稿書きまで佐藤栞里の責任編集でお届けします♪ 今回は、山梨県甲府市のグルメを堪能してきました。
「以前、とあるオーディションの最終面接で落ちてしまい……。きれいな空気が吸いたくて山梨へ。おいしい食べ物と壮大な自然に癒されて、また頑張ろう! と前向きになれた、想い出の場所なんです」
「金峰」のおざら
山梨県内ではポピュラーな冷たいほうとう「おざら」は、夏場にぴったりのひと品。地元・北杜市産の無農薬の小麦粉を使ったコシのある自家製手打ち麺を、温かいしょうゆ味のつけ汁につけていただく、「おざらランチ」(¥1000)には、ホクホクの甲州牛コロッケつき。
◆甲府市徳行1の13の18
☎055・226・5493
11:00〜14:30、17:00〜21:00
休/水曜
ほうとうも大好きだけれど、おざらにハマってしまいそう!
「うまみがぎゅうっと凝縮したおつゆに、ほうとう同様しっかりとした麺ではあるのですが、まったく粉っぽさがないもちもちちゅるん麺。歯ごたえもボリュームもきちんとあるのに、次々食べたくなる軽やかさ。そして、まるで実家に帰ってきたような優しさで出迎えてくださったお店のみなさん。やっぱりお料理って、愛情が大切なんだなと実感♡」
「きり」の鳥もつ煮
深夜2時まで営業する地元民から愛される居酒屋さん。砂肝、レバー、ハツ、きんかんを甘辛く味つけした、甲府名物「鳥もつ煮」(¥650)は、過去にB-1グランプリで優勝した、確かなお味。県内でも簡単には手に入らないという地酒『青煌』(¥600)と一緒にいただけば、お箸が止まらなくなる。
◆甲府市北口2の5の1
☎055・252・6002
11:00〜14:00、17:00〜翌1:30〈LO〉
休/水曜
こんなにもおいしい鳥もつ煮は初めての経験♡ 毎日通いたい〜
「新鮮でくさみがまったくない鳥もつ煮は、しっとりなめらかな食感。そのままで食べるとご飯が欲しくなって、さんしょうをかけるとお酒が飲みたくなる。おすすめしてもらった日本酒がまたすっきりおいしくてね。濃いめの味の鳥もつ煮との相性が、んもう! 最高!!」
「スコット」の富士山オムライス
先代が昭和32年に開店。2代目シェフの早川洋一さんが「生命のソース」と語るデミグラスソースは、チキンブイヨンや牛すじ、何種類もの野菜を約1週間かけてじっくりと煮込んだ秘伝の味。この特製ソースがかかった「富士山オムライス スパイシーチキン添え」(上・¥1200)や「オムライス」(下・¥1050)は、必ず注文したい逸品。
◆甲府市中央1の3の1
☎055・232・2424
11:30〜14:00、17:00〜20:00
休/木曜、第1・3水曜
今日は富士山が見えな……いやいやこちらにいらっしゃいました(笑)
「バター風味豊かなぱらぱらチキンライスに、ほんのり苦みのあるデミグラスソース。苦みと甘みを上品に感じられる、大人のオムライス! 大好きだったドラマ『ランチの女王』を彷彿とさせるようなレトロな店内もとても素敵で。小さい頃から通いたかったな。『ここが親戚のみんなでよく来ていた場所です』って『アナザースカイ』とかで言いたかったなぁ!(笑)」
取材・原文/佐藤栞里 海渡理恵 撮影/北浦敦子 ヘア&メイク/野口由佳(ROI) ※新型コロナウイルス感染症の状況に応じて発表される政府や自治体からの情報にもご留意いただき、適切な行動を心がけるようお願いいたします