【双子座】哲学派占い師SUGARさんの12星座占い<10/4~10/17> 月のパッセージ ー新月はクラい、満月はエモいー

12星座全体の運勢

「新たな習慣、新たな取り組み」

10月8日を過ぎると二十四節気では「寒露」に入り、晩秋を迎えます。「晩秋」というと、どこか寂しさをそそりますが、旧暦の時代には10月のことをさまざまな言い方で表してきました。

例えば、稲を収穫することから「小田刈月(おだかりづき)」、また菊も咲き始めるので「菊月」、木の葉が染まり出し、梨や柿や金柑など、さまざまな果実も実りのときを迎えていくので「色取月(いろとりづき)」など。

まさに心豊かに過ごせる時期と言えますが、そんな中、10月17日にはてんびん座で新月を迎えていきます。今期のテーマは「蝶の第三の羽」。

蝶は古来より「霊的な復活のプロセスの結末」を表すシンボルであり、二枚の羽の代わりに三枚の羽を持っているなら、霊的生活の観点において特別な発達があったことを示していますし、また「3」という数字は「充足」の象徴でもあります。

すなわち、合理的知性では説明がつかない新たな可能性を秘めた習慣や試み、突然変異的な取り組みを生活の中に取り込んでいく機運が高まっていきやすいタイミングなのだと言えるでしょう。

充実した秋の夜長を過ごすべく、これまでは手が伸びなかったような新しい何かに打ち込んでいくのにもうってつけかも知れません。

双子座(ふたご座)

今期のふたご座のキーワードは、「心眼を得る」。

ふたご座のイラスト
谷崎潤一郎の『春琴抄』にも盲目になってかえって心眼が得られるという話が出てきますが、世界で最もよく知られている同型の話としては、何と言ってもシェイクスピアの『リア王』の一連の場面を挙げない訳にはいかないでしょう。

弟にあたる庶子のエドマンドのわるだくみにより、反逆者に仕立てられ追放されたグロスター伯爵の息子エドガーは、頭のおかしい乞食のトムに身をやつすうちに、両眼をくりぬかれた父にも実の息子だと気付かれずに、ドーヴァー海峡へ向かう父の手を引いていくことになります。

盲目のグロスターが、すぐ目の前にエドガーがいるのに気付かずに「わしには道などないのだ。だから目はいらぬ。目が見えたときにはよくつまづいたものだ」とつぶやき、さらに続けてこう言うのです。

「よくあることだが、ものがあれば油断する、なくなればかえってそれが強みになる。ああ、エドガー、お前は騙された愚かな父の怒りのいけにえになった! 生き永らえていつかお前の体に触れることができたなら、そのとき、おれは言うだろう、父はめをふたたび取り戻した」と。

こうして残酷な逆境に置かれるようになって初めて、平穏な生活の最中ではとうてい見えなかったことが見えるようになり、グロスターにしろエドガーにしろ、それを見る観客の心をも奥底から突き動かしていく訳です。

シェイクスピアは『ソネット集』においても、「目をしっかりつむっているときに私はいちばんよく見える」とうたっており、お気に入りのモチーフだったことが伺われますが、これは今期のふたご座にとっても大事な指針となっていくはず。

すなわち、特に大事な判断や物事の真価をはかる際には、これまでと同じように今後も当たり前にあると思ってしまっているものはないか、いったん「目をつむって」みるよう試してみるといいでしょう。


参考:シェイクスピア、松岡和子訳『シェイクスピア全集<5>』(ちくま文庫)
<プロフィール>
應義塾大学哲学科卒。卒業後は某ベンチャーにて営業職を経て、現在西洋占星術師として活躍。英国占星術協会所属。古代哲学の研究を基礎とし、独自にカスタマイズした緻密かつ論理的なリーディングが持ち味。

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