【魚座】哲学派占い師SUGARさんの12星座占い<10/4~10/17> 月のパッセージ ー新月はクラい、満月はエモいー

12星座全体の運勢

「新たな習慣、新たな取り組み」

10月8日を過ぎると二十四節気では「寒露」に入り、晩秋を迎えます。「晩秋」というと、どこか寂しさをそそりますが、旧暦の時代には10月のことをさまざまな言い方で表してきました。

例えば、稲を収穫することから「小田刈月(おだかりづき)」、また菊も咲き始めるので「菊月」、木の葉が染まり出し、梨や柿や金柑など、さまざまな果実も実りのときを迎えていくので「色取月(いろとりづき)」など。

まさに心豊かに過ごせる時期と言えますが、そんな中、10月17日にはてんびん座で新月を迎えていきます。今期のテーマは「蝶の第三の羽」。

蝶は古来より「霊的な復活のプロセスの結末」を表すシンボルであり、二枚の羽の代わりに三枚の羽を持っているなら、霊的生活の観点において特別な発達があったことを示していますし、また「3」という数字は「充足」の象徴でもあります。

すなわち、合理的知性では説明がつかない新たな可能性を秘めた習慣や試み、突然変異的な取り組みを生活の中に取り込んでいく機運が高まっていきやすいタイミングなのだと言えるでしょう。

充実した秋の夜長を過ごすべく、これまでは手が伸びなかったような新しい何かに打ち込んでいくのにもうってつけかも知れません。

魚座(うお座)

今期のうお座のキーワードは、「一日の円」。

魚座のイラスト
資本主義で回る現代社会というのは、つくづく他人の欲望に踊らされ続ける人生が量産される社会であり、人々はうらやましがったり、愚痴をこぼしたり、不満や怒りを訴えたりしながら、労働や人間関係などを通して、気安く他人に時間を与えてばかりいるという実感が、最近人々の間でにわかに深まってきたように感じます。

そして、ふとそうした自身のうちにも潜んでいる危うさに気付いた時、足を止めて立ち返りたくなる一冊に古代ローマに書かれた『道徳書簡集』が挙げられます。

ストア派の哲学者セネカが晩年に著したとされるこの書簡集には、人間の一生をどのように考えるべきか、どう生きるかという主題がそこかしこに顔を出すのですが、そこには「すぐれた人は自分の時間が少しでも他人に奪われることを許さない」といった時間の重要性を示唆する文言が頻出するのです。

忙しすぎる生活からは真に自分自身を生きているという実感は得られないし、私たちの持っている時間は決して短くない一方で、使い方次第でその実感は大きく変わってくるのだとセネカは言います。

そこで語られるさまざまな言葉の中で特に印象深く、また今のうお座にふさわしいと思われるのが次の一文です。

われわれの全生涯がいくつもの部分から成り立っており、小さな円を真ん中にして次々に大きな円に囲まれています

少年時代を包む円もあれば、老年期を包む円もある。ただ、その中心にはいつだって一日の円があるのです。

今期のうお座もまた、その日その日を精いっぱい生きて、たとえ今日が最後の一日だったとしても後悔しないでいられるかどうかを、一日のどこかで念じてみるといいかも知れません。


参考:セネカ、茂手木元蔵訳『セネカ 道徳書簡集』(東海大学出版会)
<プロフィール>
應義塾大学哲学科卒。卒業後は某ベンチャーにて営業職を経て、現在西洋占星術師として活躍。英国占星術協会所属。古代哲学の研究を基礎とし、独自にカスタマイズした緻密かつ論理的なリーディングが持ち味。

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