みなさん、こんばんは!
MOREインフルエンサーズの乾ひかりです。

今回は羽田圭介さんの小説、「ポルシェ太郎」をご紹介したいと思います*
「ポルシェ太郎」の表紙(kindle)

「ポルシェ太郎」のあらすじ

10年勤めた会社を辞め、35歳で起業した太郎。ある日、街でマクラーレンF1に目を奪われたのをきっかけに高級車に憧れ、年収とほぼ同額のポルシェ911 カレラ カブリオレを購入。しかし、理想の自分に近づくために、裏社会のネットワークと繋がり、ある事件に巻き込まれていく。

「ポルシェ太郎」を読んだ今日のコーデ

いつか高級車を所有できる日が来たら、あえてカジュアルでシンプルな服装で乗りたいなぁという妄想をしながら(笑)
乾ひかり(「ポルシェ太郎」をイメージした服を着用)01
2WAYシャツテールコンビネーションセーター〔長袖〕/GU 2490円
ハイウエストパンツ/ZARA 4990円

「ポルシェ太郎」を読んだ感想

理想と現実の乖離に苦しみ、堕ちていく太郎の様が、彼のカーライフによって描かれているという斬新なストーリー。
 
太郎がポルシェとともに理想の自分を手に入れても、周囲はポルシェに興味がないなど、”他人は本人が見てほしがっているのとは別の面を見ている”ということが随所に描かれていて、欲望とは何か、幸せとは何かについて考えさせられました。
 
シリアスな内容でありながら、思わず笑ってしまうようなシーンも多々。最後まで楽しく読み進めることができました*
乾ひかり(「ポルシェ太郎」をイメージした服を着用)02

車やドライブが好きな人には特におすすめ!

この本にはポルシェだけでなく、様々な車にまつわる内容が描かれています。
 
自らの運転によって東名から見える富士山と、新幹線から見るそれが全く違って見えたり、大黒PAに同一車種が並べられていたり、車が好きな人と出会い、話が盛り上がった時の高揚感など……。
 
車好きなら思わずあるある! と頷いてしまう内容が盛りだくさん。
 
路駐されていたマクラーレンF1のルーフが開き、露わになったドライバーの容姿と車のルックスが重なるシーンには、感動と笑いのあまり震えました。
 
太郎が軽スポーツカーのオーナーと出会い、愛車を交換して乗ってみた感想と、その上でやっぱりポルシェが好きだと思うシーンも深くて、車愛が感じられる名シーンです◎