こんにちは!「かごめちゃんって自分が変わってる自覚あるよね?」と先輩に真顔で言われたことが忘れられないかごめです。



皆さんは「普通」に憧れますか?それとも、「普通」はつまらないと感じますか?



今回は、「普通」が何かわからなくなった日に読んで欲しい漫画をご紹介します。

特に、「普通の女性の生き方」「普通の主婦・母親の在り方」に悩む方にお勧めしたいです。
【書籍紹介】1周まわって普通がわからなくの画像_1
※こちらの画像は、購入した電子書籍の表紙を撮影したものです。
龍たまこ先生の『母親だから当たり前? フツウの母親ってなんですか』です。

あらすじ

主人公・あかりは33歳の専業主婦。夫は地元の優良企業勤めで2歳の娘にも恵まれ、どこにでもいる「普通」の3人家族。ところが、3ヶ月ほど前に夫の実家の敷地内に新居を建て、「敷地内別居」を始めたのが転機となり、義父の何気ない行動や義母と自身の比較から、「普通の母親とはなんだろう」と疑問を持つように。あかりは再び外で働こうと就職活動を開始。一方、夫の平太は体調の異変を感じ始め……





物語がどんな結末を迎えるのか、あかりや夫の平太、義父母がどんな生き方を選択するのかは是非書籍で確認していただきたいです!!



ちなみに、こちらの漫画は「ママの求人」というサイトで連載されていたものです。

https://mama-9jin.com/tore-mama/futsutte-shindoi01

物語の途中までが公開されているので、是非こちらもどうぞ。





それでは、『母親だから当たり前? フツウの母親ってなんですか』から、私の心に刺さったシーンを4つご紹介します。

①「主婦は優秀だからですよ」

就職活動に難航していたあかりに、とある会社の社長がかけてくれた言葉です。

「主婦の方って家事育児だけじゃなく
町内会の役員、PTA
義実家との付き合いなど
あらゆることを同時進行にこなしてるでしょう
これってほんとうにすごいことだし
能力が高い方が多いんですよ」



この社長は男性です。

主婦の辛さ・大変さを理解してくれない男性が多い中でのこの発言は、あかりだけでなく世の全ての主婦を救うと思います。

一人暮らしを始めてから、働きながら私と弟を育ててくれた母の偉大さに何度も気付かされました。私も、「主婦は優秀」に大賛成です。

世の中の主婦・主夫の皆様!お疲れ様です!!




(ここでは、社長のセリフが「主婦」となっていたため、主婦と男性を対比させて話を進めました。が、勿論、全ての男性が主婦を理解していない訳ではありませんし、主夫の方も同様に素晴らしいと思います)

②「息子さんの命より大事にしなきゃいけないものってなんですか?」



あかりの夫・平太は体調の異変を感じ、病院を受診したところ、とある病気だと診断されます。さらに、仕事を休職すべきではないかとも言われました。

しかし、平太の両親(あかりの義父母)はそれを「気の持ちよう」だと言い、休職を認めようとしません。

その時にあかりが義父母に向かって放った言葉です。




大切な人の命を守る方法は人それぞれ、そしてその時によって最善のやり方があります。

この場合のあかりがとった行動は「今まで本音を言えなかった義父母にはっきりと伝える」というものです。あかりなりのやり方で平太の命を守りました。


③「自分の弱さを受け入れて周囲に助けを求められる人が本当に強い人だと思います」

病院の先生が平太に伝えた言葉です。




皆さんも、人に頼るのが後ろめたかったり、ついつい自分一人で抱え込もうとしたりしてしまうことはありませんか?




そんな時は、この言葉を思い出してください。

弱い部分はちゃんと見せられる、それでこそ本当に強い人になれるのだと私も思います。

④「日常的な家庭料理に一番大切なことは……継続することです」

かくかくしかじかあり、あかりの義父・昭夫は「60歳からの男の料理教室」に通うことになります。

そこで講師から言われたのがこの言葉です。




昭夫は典型的な亭主関白です。

家事は全て妻任せ。キッチンに立つどころか、炊飯器やレンジの使い方さえわからず64歳になりました。




「たまにお父さんが材料費と手間をかけて豪華なメニューを作ることがありますが

あの手のメニューは継続して作れませんよね」




「(レトルトやお惣菜の活用は)手抜きとは言いませんよ〜

明日も明後日も続く食事づくりをこなすためのペース配分です」




少し前に、「ポテトサラダくらい自分で作れ」という発言が話題になりましたよね。また、コロナ禍で自粛中の食事作りが辛いという主婦・主夫の声も多く聞こえました。

主婦・主夫の苦労がわからない人間は、全員この講師の爪の垢を煎じて飲めば良いと思います。




私も一人暮らしをして、母の苦労が身に染みました。母は、私を成長させることと家計を守ること、この二つを両立させながら1日3食作っていた……感謝してもしきれません。




こういった点も踏まえると、①で紹介した社長の「主婦は優秀」発言がより深みのあるものに感じます。


「普通」じゃなくても……

この本の最後で、あかりは「普通とは何か」という疑問に対して、一つの答えを出します。




MOREの読者の方にも、主婦・母親として周りの理解が得られず苦しんでいる方が沢山いらっしゃると思います。

そんな方々には、是非その答えを見ていただきたいです。






ちなみに、著者の龍たまこ先生はlivedoorブログでコミックエッセイを綴られています!

私は元々このブログのファンで、それがきっかけで『母親だから当たり前?』を手に取りました。

3児の母として生きる龍たまこ先生の面白くて不思議でちょっぴり泣けて、気付きを沢山与えてくれるブログはこちらからどうぞ。
https://ryu-tamako.blog.jp/



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