
【ダイソー】驚愕の¥550! 格安で大ヒットの手挽きコーヒーミルの実力は!?
挽きたての豆を使って淹れたコーヒーは非常に香り高くおいしいもの。家庭でコーヒー豆を挽くツールは電動ミルか手挽きミル、のどちらか2択となり、があり、後者のほうがリーズナブルですが、なんと¥550という破格プライスで挽きたてコーヒーが手軽に楽しめる手挽きコーヒーミルを『ダイソー(DAISO)』で発見! アウトドアユースから人気を集め、入手困難状態が続いているというこの格安コーヒーミルを使って、本当に上質なコーヒーブレイクが楽しめるのかを検証してみました。
コーヒーを豆から挽いて淹れるべき理由
コーヒーは、淹れる直前に豆を挽くのが最もおいしいといわれています。挽いた粉よりも豆のまま保存するほうが酸化による劣化の速度がゆるやかになり、おいしさが長持ち。また、挽いた豆の粒度(粒の大きさ)によって味わいが大きく変化するため、自宅で豆を挽くことができれば、抽出方法と併せて自分好みの味を追求することができるんです。

電動ミルはラクだけれど、お値段が張るし設置スペースの確保が必要。手軽に挽きたてコーヒーを手軽に楽しみたいなら手動ミルに1票!
コーヒー豆を挽く家庭用ミルには手動と電動の2タイプありますが、使う頻度・淹れる量・予算・設置スペースの有無など、ライフスタイルによって選ぶべきタイプが違ってきます。ひとり〜ふたり暮らし・コンパクトな住環境・ゆったりとコーヒーブレイクを楽しみたい……といったコーヒー好きな方におすすめなのが手動ミルです。
ダイソーの手挽きコーヒーミル(¥550)、ココがすごい!

手挽きコーヒーミル¥550/ダイソー
ダイソーの手挽きコーヒーミル(¥550)は、コーヒー専業メーカーやアウトドアブランドの手動ミルと比較しても遜色ないスペックや使いやすさを備えながらも格安プライスで大ヒットしている商品。一度に1〜2杯分のコーヒー豆を挽くことができます。人気の理由を詳しくご紹介!
コーヒーの味を決める臼パーツがセラミック製

ダイソーの手挽きコーヒーミルには、臼式(うすしき)とよばれる臼型の刃が採用されており、刃で豆をすりつぶしながら粉状するタイプ。におい移りが少ない・耐久性が高い・熱を持ちにくい・丸ごと水洗いが可能といったメリットを持つセラミックを採用しています(*)。
*もうひとつの主流は金属製。切れ味がよく、粒度が均一になり微粉も少ないため、コーヒーの味を安定させたい方やスピード重視の方におすすめといわれています
粒度を5段階に調整可能

なんと、粒度の大きさを5段階に挽きわけられるんです! ダイヤルの▼部分をお好きなサイズの●印に合わせて調整し、ハンドルをぐるぐる回して挽くだけ!

手挽きコーヒーミルのパッケージに記載されている粒度の目安
同じコーヒー豆でも、粒度の大きさで味わいやおすすめの抽出方法が変わってくるので、ぜひいろいろ試してみてくださいね。ちなみに細かくなればなるほど挽く時間は長くなります。
※(カッコ)内はコーヒー1杯分の豆を挽くのにかかる時間の目安
- 極細挽き(約3分):苦みや渋みが強く、深い味わいに。短時間で抽出するエスプレッソ向き
- 細挽き(約3分):濃いめの味わい。ウォータードリップ(水出し)向き
- 中細挽き(約2.5分):最もベーシックな平均的粒度。ペーパードリップ向き
- 中挽き(約1.5分):あっさりした味わい。じっくり時間をかけて抽出するサイフォン・ネルドリップ・フレンチプレス向き
- 粗挽き(約1.5分):すっきり&さっぱりした味わい。パーコレーターや金属フィルター向き
収納に困らないコンパクトサイズ。持ち運びも可能

サイズは高さ約17cm×直径約7.5cmで、重さは約400g。長さ7㎝のハンドルは、挽く時は伸ばして、収納する時や持ち運ぶ時は出っぱらないよう引っ込めてと、ずらして固定できます。
丸洗いできてお手入れが簡単
臼部分がセラミック製のため、水洗いが可能です。使用後は食器用洗剤で洗い、よく乾燥させましょう。臼部分に残りやすいコーヒー粉をブラシなどでなるべくよ〜く落としてから洗うのがコツ。
*食器洗浄機・食器乾燥機・電子レンジには使用できません
上記のスペックがそろって、破格の¥550!
1〜2杯分のコーヒー豆を挽ける手動ミルの相場を調べると¥2000〜¥40000ほど(2025年3月現在)。デザイン・サイズ・構造・素材などの違いはありますが、それらとスペックを比較しても、ダイソーの手挽きコーヒー見るはきわめて破格プライスといえます。
ダイソーの手挽きコーヒーミル(¥550)で淹れたコーヒーの味は?
ダイソーの手挽きコーヒーミル(¥550)を使って、コーヒー豆から漂ういい香りを楽しみながら、実際にコーヒーを淹れてみました!

- フタを時計回り(“OPEN”の方向)に回転させて開け、本体の中にコーヒー豆を入れます(ひとり分:大さじ1杯程度・ふたり分:大さじ2杯程度)
- フタを閉じ、“LOCK”の方向に回転させて固定します
- 調整ダイヤルを回し、▼の位置をお好きな粒度の位置に合わせます
- ハンドルを伸ばしてネジでしっかり固定し、本体をしっかりと押さえながら、時計回りにゆっくりとぐるぐる回します(力むことなく気楽に回せます)

“ゴリゴリ”という手応えがなくなったら挽き終わり! 挽いた豆はガラス容器の中に落ちています(このまま冷暗所に置いておけば、2〜3日は挽きたてのフレッシュな状態をキープできるようです)。

(左)極細挽き・(中)中細挽き・(右)粗挽き
極細挽き・中細挽き・粗挽きの3通りを試してみました。粒の大きさがなるべく均一になるように挽くのがおいしいコーヒーを淹れるコツなのだとか。速すぎず遅すぎない一定の速度でハンドルを回すのがポイントのようです。

挽いた豆の粒度に合わせた抽出方法でコーヒーを淹れます。今回はペーパードリップをチョイス。コーヒーフィルターにペーパーをセットし、挽いたコーヒー豆の上からお湯を静かに注ぎます。

ペーパードリップで淹れたホットコーヒーの液色。(左)極細挽きした豆・(右)粗挽きした豆
極細挽きした豆は液色が濃く、深みとコクにあふれた味わい。粗挽きした豆は薄めの液色で、すっきり&あっさりした味わいが楽しめました。いろいろ挽き比べてみるとコーヒータイムがより充実しそうです!
コーヒーが最も香りを発するのは、豆を挽く時といわれています。忙しい新生活シーズンこそ、芳醇な香りに癒されながらゆったりとしたコーヒータイムを楽しんでいただきたいもの。ダイソーには、手挽きコーヒーミルとセットで使えるコーヒーギアがプチプラでラインナップされているので、ぜひいろいろ試してみて、自分なりのコーヒー道を追求してみてくださいね。
取材・文/沖島麻美 ※掲載されている情報は2025年3月20日時点でのもので、内容には一部私物や個人の見解が含まれます。最新の情報は公式サイトや店頭にてご確認ください