アンニョンハセヨ! 韓流や韓国ビューティをメインにライター、取材コーディネーターをしている私YUKIが、注目の韓国情報をお届けしていきます。

今回は、韓国現地のコンサートに行ってきたレポートをお届け!

韓国で開催された人気グループ・RIIZEのファンコンへ!

RIIZE 韓国で開催したファンコンサートの会場

今年9月の日本デビューを発表したことでも話題のRIIZE(ライズ)。5月11日・12日に行われた東京公演を含め、現在世界9ヵ国をめぐる初のファンコンサートツアーを開催中で、ソウル公演はその幕開けとして同月4日・5日に蚕室室内体育館にて開催されました。

会場は今回のツアーのメインビジュアルとメンバーひとりずつのポスターで装飾されており、敷地内の街頭にも同様の旗が飾られていてRIIZE一色!フォトブースやRIIZEメンバーと一緒に撮影している気分になれる韓国式プリクラ「人生4カット」もあり、開場前から多くの人で賑わっていました。

  • RIIZE ファンコンサート 韓国公演

    フォトブース。

  • RIIZE ファンコンサート 韓国公演

    ソウル公演で解禁された特別デザインの「人生4カット」は大行列!

韓国は早い者勝ち! 真剣勝負の「チケッティング」

韓国 コンサート チケッティング

GWを韓国で過ごそうと思っていたところに、ファンコン開催のお知らせが。せっかくなら行ってみたいと「チケッティング」に初挑戦! 運よく購入に成功することができました。(今年の運をすべて使い果たしました。確実に。)

日本は多くの場合において抽選販売を経て最後に先着販売という流れですが、韓国のコンサート・イベントは最初から先着販売。FC会員のみが購入できる先行販売も同様で、チケットを購入することを「チケッティング」と言います。人気歌手のコンサートは数秒で完売するので、血のにじむような争奪戦として「ピ(血)ケッティング」なんて呼ばれることも。

海外ファンは、公式販売サイトのグローバル版を通じて購入可能。販売開始時刻になったら購入ページをクリックするのですが、それも先着順。自分の順番がまわってきて購入ページに辿り着いたころには完売しているなんてことも少なくありません。なので、どの席にしようかな~と迷っている余裕などなく、空いている席があったら迷わず決済! RIIZEも販売開始約1分で全席完売したそうで、まさにピケッティングとなりました。

チケットがかわいすぎる!

RIIZE ファンコンサート チケット

当日、現地で本人確認をしてチケットを受領します。紙チケットでもない、電子チケットでもない、カードタイプが新鮮!

これは「デジタルフォトチケット」と呼ばれ、裏面に座席などの情報が記されています。入場の際は、交通系カードのように機械にピッとして認証するスタイルでした。

適度な厚さ&硬さで保管しやすく、思い出として残すことができるのがうれしい♡ デザインもおしゃれで、テンションがあがります。

オタクはみんな友達! お祭り感が楽しい

RIIZEファンの手作りクッキー

最近日本でも知られるようになってきたセンイル(誕生日)広告のように、ファンが出資して広告を出したり、お手製のグッズを配布したりと、韓国も推し活が華やか。コンサートはファンが一堂に会するイベントとあって、各メンバーのファンたちが、推しへの気持ちをそれぞれの形でアピールして交流していました。

例えば、私の隣の席の方は最年少メンバーのアントンのファンで、「家で焼いてきたの!」とアントンがデザインしたキャラクターをモチーフにしたクッキーをくれました。

チケットは1人1枚のみ購入できる先行販売で完売したようなので、ほとんどの人が1人で来ていたはずですが、みんなが隣の人にお菓子を配って「誰が好きなんですか?」「あの番組よかったですよね!」なんてオタクトークで盛り上がっていました。

クッキーのほかにも、チケットを受け取る列に並んでいる時に女の子が近寄ってきて、スッと無言で自作のグッズを渡してくれました。どうやら韓国以外の国の方だったようで、言葉が通じないことを察して無言でくれたみたいです(笑)。その列に並んでいた人みんなに無料で配布していて、コンサートというハッピーな日をみんなで分かち合おうという心を感じました。オタク、かわいい。

会場の周りの道路にもファンが出資した応援広告の旗が飾られていたりと、待ち望んだ日を全力で盛り上げようとするムードに包まれていて楽しかったです。

一応ダメだけど……スマホでの撮影はOKな場合も

RIIZE ファンコンサート 韓国公演

開演前にペンライトとパシャリ。

チケット販売サイトの案内では公演中の写真・動画撮影は禁止となっていたのですが、公演が始まってもみんなスマホで撮っている。なんならクッキーをくれたアントンファンは「このためにカメラ性能がいいスマホを買った!」と言って、最初から最後までぶっ通しで撮影していました(笑)。みんながずっと動画を撮っていて、係員たちも完全スルー(というかいない)。メンバーもトーク中に「撮影するのもいいけど、直接目で見て楽しむのも忘れないでね」という趣旨のコメントをしていました。

どうやら、「大砲(デポ)」「ホムマ」などと呼ばれる、バズーカのような巨大望遠レンズで撮影する人たちのことは取り締まり、スマホでの撮影はOKという暗黙の了解がある様子。アーティスト、イベントごとに異なりますが、今回のソウル公演の現場ではそのような対応になっていました。ちょっとユルいところが韓国あるある!

公演の感想は、とっても楽しかった! 会場がコンパクトでステージと近く、新曲やグループ結成のきっかけとなったダンスパフォーマンスを再現してくれたりと、ファンにとってたまらない時間に。これまで仕事で韓国のコンサートや授賞式に行ったことはありましたが、観客として観る現地公演は何倍も楽しかったです。

ホーム(韓国)での開催のため韓国語のハードルはあるけれど、公式サイトから海外ファンもチケッティングに参加できる時代。争奪戦を勝ち抜いて韓国のコンサートに行ってみるのもおすすめです!

日本公演のレポはこちら!「2024 RIIZE FAN-CON ‘RIIZING DAY’ in TOKYO」
韓国系ライター
轟 友貴

20代の韓国系ライター。K-POPアイドル、俳優にインタビューを行い、現在はソウルと東京を行き来して活動中。美容/コスメ好きで、美容雑誌やWEBマガジンでは韓国美容のコラムを担当。私生活でも3日に1度はポーチに新入りコスメが増える。韓国人ビューティユーチューバーのメイク動画を見るのが癒し。

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