《過去6大会に共通する”4つの視点”の受賞作品から今年の流れはよめる?》日本最大級のダンスの祭典【Legend Tokyo-7-】を3倍楽しむ方法 vol.3
いよいよ明日、東京国際フォーラムにて開幕するダンスコンテスト『Legend Tokyo Chapter.7』 "最大級のダンスの祭典【Legend Tokyo-7-】を3倍楽しむ方法" と題してお伝えしてきましたが、いよいよ最後の記事です。3つめにお薦めする方法は、
受賞作品を予想する
というもの。 Legend Tokyoの特徴として、誰もが観て楽しめる・感動する作品、エンターテインメント・ショーを創る能力を総合的に審査するために、ダンス界のみならず、アート・エンターテインメント各界企業の重役がそれぞれの視点で審査を行うことがあげられます。
今年開催されるChapter.7で設定されているのは、 ①ミュージカル演出家の視点 ②ストリートダンスの視点 ③エンタメ文化を広げてきた視点 ④イベント演出家の視点 ⑤音楽プロデューサーの視点 ⑥芸能エンターテインメントの視点 ⑦次世代エンタメ・コンテンツの視点 ⑧部隊漫画クリエイターの視点 ⑨エンターテイメント事業の視点 ⑩アジアに広げるための視点 ⑪コレオグラファーの視点 ⑫オーディエンスの視点 の12の視点。 一概に何が良いのか定義づけができない世界だとは思いますが、ある視点に絞って歴史を観察するのはとても興味深い!!そしてその流れを踏まえ、自分なりに大会の結果を予想してみると、さらにコンテストを楽しむことができると思います。
とはいえ、過去6大会、毎年審査員も審査の視点も変化してきているため、まずは比較の対象を絞るところから。 今年開催されるChapter.7にある計12ある視点のうち、過去6大会で取り上げられていたものは何かまとめてみました。 ※名称や審査員を基準に、類似したものに分類している場合もあります。
調べてみた結果、過去大会において5回以上審査基準にあげられ、流れをみることができそうなのは下記の4つの視点でした。
①エンタメ文化を広げてきた視点
②芸能エンターテインメントの視点
③アジア(世界)に広げるための視点
④オーディエンスの視点
この4つの視点における各受賞作品と共に、歴代大会と各最優秀作品賞”レジェンド”の振り返りもしたいと思います! ■各大会の最優秀作品賞 ■Chapter.1〜5は受賞作品動画をまとめたリンク を載せておきますので、シンプルに過去大会を振り返りたい方はそちらを、また、気になる作品がある方はぜひチェックしてみてくださいね♪ では早速スタート!! -------- 【Chapter.1】
①エンタメ文化を広げてきた視点
【Chapter.1】 Ruu作品/Freestyle 【Chapter.2】 JUN作品/HIPHOP 【Chapter.3】 Ruu作品/Freestle 【Chapter.4】 MAR作品/HIPHOP 【Chapter.5】→エンターテイメント事業の視点 Anri作品/Theater Jazz 【Chapter.6】 ENcounter ENgravers作品/HIPHOP エンターテイメントとなると、ストリートダンス系のものが主流になっているように見えますね。 -------- 【Chapter.2】
②芸能エンターテインメントの視点
【Chapter.2】→総合プロデューサーとしての視点 Ruu作品/Freestyle 【Chapter.3】 ENcounter ENgravers作品/HIPHOP 【Chapter.4】 MAR作品/HIPHOP 【Chapter.5】→総合プロデューサーとしての視点 HIDEBOH作品/Funk a Step 【Chapter.6】 MIWA作品/Style Jazz こちらもやはりストリートダンス寄りですね。Ruu作品とENcounter ENgravers作品は、”①エンタメ文化を広げてきた視点”も合わせると、W受賞も含め、複数回入賞していることが分かります。 -------- 【Chapter.3】
③アジア(世界)に広げるための視点
【Chapter.1】 HIDETOMO作品/Jazz 【Chapter.2】→世界につなげるための視点 黄帝心仙人作品/Animation 【Chapter.3】→世界に広げる作品としての視点 CHEW作品/Jazz Funk HIPHOP 【Chapter.4】→国際ダンス・マーケットの視点 じゅんじゅん作品/Freestyle 【Chapter.5】→国際ダンス・プロデューサーとしての視点 Akane作品/Freestyle 【Chapter.6】→国際ダンス・マーケットの視点 BEZI作品/LOCKIN’ ジャンルに一貫性はみられませんが、日本ならではの作風や緻密さが魅力の作品が多いように思われます。 -------- 【Chapter.4】
④オーディエンスの視点
【Chapter.2】 梅棒/Jazz 【Chapter.3】 Twiggz作品/KRUMP 【Chapter.4】 avecoo作品/Jazz Funk 【Chapter.5】 HIDEBOH作品/Funk a Step・Seishiro作品/Freestyle 【Chapter.6】 ENcounter ENgravers作品/HIPHOP オーディエンス賞と最優秀作品賞が一致するのかどうかも毎年興味深いところ! -------- 【Chapter.5】
以上、4つの視点における歴代6大会の振り返りでした。いかがだったでしょうか? あくまで相対評価にはなってしまいますが、各視点において選ばれてきた作品たちがどのような作品か知ることで、今年の入賞作品を予想することができるかもしれません。 最後に、前回大会【Chapter.6】の最優秀作品”レジェンド”がこちらの作品。
果たして今年の"レジェンド”の地位を得るのはどのコレオグラファーでしょうか?? 今年はLegend Tokyoの特集も掲載されているダンスマガジン、『SDM』の10周年記念大会でもあり、盛り上がること間違いなし! 当日券もあるようなので、興味のある方は足を運んでみてください♪
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