『ヴォーグ パリ』誌などで活躍したフォトグラファー・ジョージ ホイニンゲン=ヒューンの写真展を開催

アートやファッション、映画の結びつきを写真で表現した先駆け的なフォトグラファー、ジョージ ホイニンゲン=ヒューン。彼の日本で初めての個展「Master of Elegant Simplicity:ジョージ ホイニンゲン=ヒューン写真展」が、2/7(水)より東京・銀座にあるシャネル・ネクサス・ホールで開催されます。ジョージ ホイニンゲン=ヒューンが手がけた代表的なファッション写真に加え、シャネルとの交流を物語る作品や、著名人のポートレート、旅先での風景など約65点を堪能することが可能。

Master of Elegant Simplicity:ジョージホイニンゲン=ヒューン写真展 向かい合っている男女

©The George Hoyningen-Huene Estate Archives

写真家 ジョージ ホイニンゲン=ヒューンとは

1900年、ロシア・サンクトペテルブルクで誕生。10代でイギリス・ロンドンに渡り、1920年以降は芸術とファッションの中心地であったフランス・パリに定住。姉が手がけるファッションメゾンのためにスケッチを描いていたところ、その才能が『ヴォーグ パリ』誌に認められ、写真撮影用の背景やセットの制作に携わるように。1926年頃からは彼自身も写真を撮るようになり、たちまち『ヴォーグ パリ』誌のチーフフォトグラファーに抜擢されます。照明を巧みに操るスタジオ撮影を得意とする一方、野外でのファッション撮影をいち早く採用。モデルのシルエットを立体的に写す、ファブリックの質感を際立たせる……など、自然でドラマティックな表現が持ち味。

シャネルとの出会い

ガブリエル シャネルとジョージ ホイニンゲン=ヒューンが初めて出会ったのは、1920年代初頭のパリ。彼はガブリエルを「現代女性のニーズと好みを深く理解した聡明な女性」と評しており、シャネルのデザインの美しさや輝きを、余すところなく写真で表現しました。1935年以降、『ハーパーズ バザー』誌で働くようになってからもシャネルのルックを撮り続けています。

「Master of Elegant Simplicity:ジョージ ホイニンゲン=ヒューン写真展」で展示される作品の一部をご紹介

Master of Elegant Simplicity:ジョージホイニンゲン=ヒューン写真展 ガブリエルシャネル

©The George Hoyningen-Huene Estate Archives

Master of Elegant Simplicity:ジョージホイニンゲン=ヒューン写真展

©The George Hoyningen-Huene Estate Archives

Master of Elegant Simplicity:ジョージホイニンゲン=ヒューン写真展

©The George Hoyningen-Huene Estate Archives

20世紀を象徴するジョージ ホイニンゲン=ヒューンとガブリエル シャネル。今回の写真展は、ふたりのつながりを称えると同時に、ジョージ ホイニンゲン=ヒューンの作品を日本で展示するのは初めてという貴重な機会。ぜひ足を運んで、彼にしか表現できないドラマティックな世界を堪能してみて。

「Master of Elegant Simplicity:ジョージ ホイニンゲン=ヒューン写真展」詳細

■開催日時
2024年2月7日(水)~3月31日(日)
■開館時間
11時~19時(最終入場18時30分)
■会場
シャネル・ネクサス・ホール
東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階

入場無料・会期中無休・予約不要

写真展の詳細はこちら