【東京・学芸大】カフェ好きさんにもおすすめしたい!高架下のガレット専門店《CREPE by SIDER(クレープ バイ サイダー)》フランスで親しまれるりんごのお酒「シードル」を。
TOP インフルエンサーズ
No.409 岩井なな
MORE“TOP”インフルエンサーズ、東京⇄富山の2拠点生活を送るホテルライター・フードライターの【岩井なな】です♡
年間100以上のホテルや旅館などの宿泊施設を利用して、そこを拠点に地域の魅力を発信しています。
東急東横線「学芸大学駅」周辺は商店街が賑わい、老若男女が行き交うホットスポット。そんなエリアに2024年12月24にオープンしたお店『CREPE by SIDER(クレープ バイ サイダー)』にうかがいました。
そば粉100%を使用した「ガレット」は必食。また、フランスをはじめ多くの国で親しまれるりんごのお酒「シードル」を豊富に取り揃えます。そんな『CREPE by SIDER』での、気取らずに、でもお昼からちょっと背伸びしたくなるような時間をご紹介します。
- 学芸大駅高架下、グリーンのお店構えが目印。ガレットとシードルの専門店『CREPE by SIDER(クレープ バイ サイダー)』
- “美味しい”のために、緻密なこだわりに愛を感じる【こだわりのガレット】
- お気に入りを見つけて♡【フランス産シードルの3種類飲み比べ】体験
- ガレットとシードルの専門店が焼く【りんごのクレープ】
学芸大駅高架下、グリーンのお店構えが目印。ガレットとシードルの専門店『CREPE by SIDER(クレープ バイ サイダー)』
学芸大駅の改札を出て、ぐるっと背中側に進んでいくと、高架下にカフェやビストロ、ワインショップなどが立ち並びます。一際目を引く、青りんごカラーのお店構えがガレットとシードルの専門店「CREPE by SIDER」の目印です。
専門店といっても、雰囲気は小洒落た飲食店。予約なしでもふらっと立ち寄れる、ウェルカムな空気感がありがたいです。
英語で「サイダー」と呼ばれるお酒は、フランスで「シードル」と呼ばれます。日本でも「シードル」という響きを聞いたことがある人もいるでしょう。ブドウを使った果実種がワインなら、りんごを使った果実酒はシードル。そんなシードル(サイダー)を日本でももっと気軽に、もっと自分にあったカタチで美味しく飲んでほしいと始まったのが、ここ「CREPE by SIDER」のストーリーです。
オーナーを務めるのは、スイーツなどの食品業界でお仕事されていた田代 尭 (たしろ・ぎょう)さん。「フランス・ブルターニュ地方でシードルを飲み歩き、ガレットを食べ歩きました。本場感の味やスタイルに近づけるようにメニュー開発をし、オープンに至りました」と話します。
料理研究家の田代 由紀子さんとともに、田代さんがブルターニュで食べてきた味を再現したガレットはこだわりの一品。早速シードルとあわせていただいてみることに。
“美味しい”のために、緻密なこだわりに愛を感じる【こだわりのガレット】
ガレットとシードルの専門店「CREPE by SIDER」のガレットは、それぞれ異なる個性を放つ3種類。8種類の野菜を生地で包んだ「ブーケガレット」、“完璧”な組み合わせ「ガレット コンプレット」、生胡椒の効いたソーセージをガレットで巻いた「ガレット ソシス」
中でもシードルと合わせた食事にぴったりな「ガレット コンプレット」をいただきました。そば粉をしっかり感じる風味豊かな生地は、パリッと焼かれていて美味しい!あえて後がけしたグラナバダーノチーズの風味と食感を楽しみつつ、沖縄の自家製ハム・ソーセージ専門店「TESIO(てしお)」のハムのまっすぐな味わいも感じ取れます。
たまごがふたつ乗っているのは、「最後まで贅沢に黄身を絡めてほしい」というお心遣いから。ふたつ並んだ黄身はただでさえ美味しそうですが、割ってみるととろりと輝き、まさに眼福。黄身がふたつだと、2人でシェアしたときに、1人1個黄身をひとりじめできるのが嬉しいです。直径30cmほどあるガレットは生地が薄く食べやすいので、1人でも楽しめますよ。
実は、日本でも各地でシードルが作られています。クラフトビールのように、樽詰めのサイダーをタップから注ぐ“タップサイダー”スタイルで提供されたのは、岩手県の「グリーンネイバーハードサイダー」1杯1,200円。明るい色のイメージそのままに、軽快でフレッシュなライト感のあるお酒は、お昼からガレットと一緒に頬張っても、罪悪感のない爽やかさが特徴です。
友人同士から女子会、ママ会、外国人観光客まで本当にさまざまな人が訪れ、ランチタイムをすごす場所、お酒を楽しむ場所として、多彩なシーンで利用されているそう。「CREPE by SIDER」は、人も文化も、シームレスに受け入れてくれるような優しさが感じられるお店です。
お気に入りを見つけて♡【フランス産シードルの3種類飲み比べ】体験
フランス産シードルの3種類飲み比べも体験。向かって左から、アルコール度数が4.5%の「BRUT(ブリュット)」、5.5%の「EXTRA BRUT(エクストラブリュット)」、2.2%の「DOUX(ドゥー)」。
ころんとかわいいグラスに入れられた、少しずつ色や香り、味が異なるシードルの飲み比べは、体験としてもおもしろいです。
私が特に気に入ったのは、アルコール度数2.2%の「DOUX」。濃厚でありながら、ゴクゴク飲めて、食事も進みます。お酒としてしっかり楽しみたいなら、アルコール度数5.5%の「EXTRA BRUT」。果実感や甘さ、ほんのりした渋みまでバランスよく感じたい方には、4.5%の「BRUT」がおすすめです。
せっかく飲み比べセットがあるので、まずは3種類を比べながら、テイスティングの時間そのものを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ガレットとシードルの専門店が焼く【りんごのクレープ】
食後のデザートも外せません。ガレットとシードルの専門店「CREPE by SIDER」では、「アップルキャラメルバタープレート」「アップルショコラ」「アップルシュガーバター」3種類のクレープをラインナップ。学芸大学で人気のチーズケーキ専門店「A WORKS(エーワークス)」と共同で開発した「アップルキャラメルバタープレート」をいただきました。
ガレットと同じサイズの生地は、インパクト抜群。仕上げにりんごのブランデー「カルヴァドス」をかけて焼き上げることで広がる爽やかな香りが、心地よいデザートタイムへと気分を誘います。
もちもち、カリカリ…切り取る場所によって変わる食感。そこに、シュガーバターのザラッとした質感、アップルコンポートのふくよかな甘み、サワークリームのまろやかな酸味が重なり合います。全ての要素が絶妙に調和した、記憶に残る上質なクレープです。
一部メニューはテイクアウトも可能。瓶入りのシードルは購入して持ち帰ることもできます。新しい食体験を経て、シードルのある日常を試してみたくなり、私もフランス産の「DOUX」をひとつ、お土産に選びました。
焼きたてのガレットやクレープを味わいに。あるいは、雰囲気のいい高架下のグルメエリアを楽しみに。カフェ好きさんにもぜひ足を運んでほしい、ガレットとシードルの専門店「CREPE by SIDER(クレープ バイ サイダー)」をご紹介しました。
【CREPE by SIDER(クレープ バイ サイダー)】
住所:東京都目黒区鷹番3丁目4-25 (学芸大学駅高架下)
アクセス:東急東横線「学芸大学駅」 徒歩3分
営業時間:11:00-22:00 (L.O.21:30))
定休日:不定休 ※公式Instagramのカレンダーをご確認ください