【宮城県】ずんだ牛タンだけじゃない⁉︎もう一つの仙台名物
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No.551 千葉咲奈
ファンクラブのある名店
JR東北新幹線仙台駅に着く。
新幹線を降りると、まずは澄んだ空気のおいしさに驚くだろう。
そしてエスカレーターを降り、南改札を出ると私たちはすぐ、とある名店に出会うことができる。
「HACHI」
1979年、名取市郊外にできた洋食屋HACHI。
多くから愛されるが故に、レストランでは珍しい、ファンクラブも存在する。
名物は何といっても「ハンバーグナポリタン」である。
写真なのに、「ジュワッ」と肉汁溢れる音が聞こえてくるようなパーフェクトビジュアルだ。
ハンバーグナポリタン(スープ・サラダ付き)
黄金比率のビーフ&ポーク{TRADハンバーグ}
税込2750円
ハンバーグナポリタンではなく、まずは赤いギンガムチェックのテーブルクロスから見てほしい。この上に食事たちが飾られていくことで、昭和レトロな雰囲気が一層際立ち、より美味しく感じるのだ。
そして楕円のHACHIと書かれたお皿にナポリタンが乗り、その上にハンバーグ。輝きすぎている。ハンバーグをど真ん中のあの位置に置いてくださったことに、とても感謝したい。あの位置こそが、ハンバーグにとっても、ナポリタンにとっても最良であり、この輝きを維持しているといえるのではないだろうか。
まずはハンバーグをナイフで切り、口に運ぶ。口全体、いや頭全体にもお肉とデミグラスソースの完璧にマッチした香が広がる。
ナポリタンはどうだろう…?
もちっとした生地にシャキッとした野菜たちがたまらない。そしてそして、さっき採ってきたの?!というくらい新鮮なトマトの味がする爽やかなソースは、ケチャップで味をつけるだろうというナポリタンの概念を覆した。
これは日本一になるわけだ。
ハンバーグとナポリタン、両者とも洋食屋さんに行けば互角の人気メニュー。これを同時にいただいてしまって良いのかという一種の背徳感を覚えるとともに、どこか懐かしさも感じる…。何だろう…?
…
そうだ。お子様メニューだ。「お子様」というのは贅沢なもので、ハンバーグとナポリタンが1プレートに飾られているのがむしろベーシックであった。なんて素敵なメニューだったのだろう。
ただ、大人だって負けていない。
「HACHI」のハンバーグナポリタンは、洗練されたハンバーグとナポリタンが、お子様メニューよりも大きなサイズで提供される。
お子様方に見せつけてあげよう。
そして、もう一つ、HACHIのメニューでお子様方に見せつけたいメニューがある。
それは…
トマトオムライス 1300円
みんな大好き、私は特に大好きオムライスである。
こちらは仙台駅からは少し離れたところにあるマゴハチキッチンで食べることができる。
これがずっと食べたかったので、帰省した時に真っ直ぐこのお店へ向かった。
トマトソースは先述した通り、恐らく5分前に収穫したトマトを使っているだろう。(※個人の勝手な予想)
それくらい爽やかでかつ濃厚なトマトソースであり、東京でもあらゆるオムライスを食べたが、なかなか出会えなかったソースの類であった。
ーーー
ハンバーグナポリタンやオムライスだけではなく、HACHIでは他の洋食もたくさん提供している。
デミチーズヒレカツ、蟹クリームコロッケ、蔵王サーロインステーキ…想像しただけでお腹が鳴ってしまった🤦
分かりやすいメニューが載っている、公式HPをぜひご覧あれ。
まだまだ食べたいものがたくさんある私は、次の帰省時も真っ先にHACHIに行くことを決めた。
HACHIの生い立ち
角田昭八さんが1979年、HACHIを創業。
もうお気づきの方もいるでしょうか?
お店の名前は、昭八の「八」の字を「末広がりで縁起が良い」という理由で決めたそうです。
角田さんは、料理への創意工夫を怠らなかったそう。日本人の口に合うように洋食に手を加え、固定概念にとらわれずにオリジナルの洋食を作り続けてきたのです。
この柔軟な思考・発想こそが、今や「ずんだ」、「牛タン」にも負けない「ハンバーグナポリタン」を創り出したのかもしれません。
固定概念にとらわれずに考えるというのは、生きるうえで私も大事にしているので深く共感しました。
進化し続ける「HACHI」に、皆様も一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
参考:HACHI公式HP
クリームソーダ(ブルー) 税込880円
色々な色が売られていて、好きな色を選べるのも楽しい☺︎