おすすめの国内旅を紹介する連載

トラベルライターがとっておきの裏話をお届け

訪れた国は78か国、世界中を旅するトラベルライターの窪 咲子です!

 旅のプロである私が、今注目している国内の旅先とホテルを紹介していくこの連載。日本全国に数あるホテルの中でも、おしゃれにこだわる人たちに人気が高い「星野リゾート」の裏話をお届けしています。 

それでは、「街ナカ」ホテルブランド「OMO(おも)」で、スタッフから教えてもらった裏話をお楽しみください!

星野リゾートの「街ナカ」ホテルブランド「OMO(おも)」とは?

テンションあがる「街ナカ」ホテル「OMO」の「3」はベーシックホテル、「5」はブティックホテル、「7」はフルサービスホテルといったサービスの幅によってカテゴリーが分かれており、地域に密着したユニークな企画やワクワクする仕掛けが満載です。

連載第5回:「しあわせな夜更かし」をたのしむ北海道旅行

「しあわせな夜更かし」をたのしむ北海道旅の画像_1

東京の新宿、福岡の中州と並んで「日本三大歓楽街」として知られている札幌の歓楽街・すすきの。

ネオンサインが光り輝き、個性豊かな飲食店や娯楽施設が約3500店舗もひしめく一角に、2022年1月に開業したのが『OMO3札幌すすきの』です。

ユーモアたっぷりの電飾看板がお出迎え

ユーモアたっぷりの電飾看板

OMOレンジャーと行く「すすきの夜更かし散歩」も人気!

ホテルに一歩足を踏み入れると、すぐ目に飛び込んでくるのは、色鮮やかな電飾看板がずらりと並ぶウォールアート!

『OMO3札幌すすきの』総支配人の羽毛田さんが、「ホテルのコンセプトは『幸せな夜更かし』なんですが、すすきのの街の電飾看板をイメージしたこの看板の店名はすべてホテルスタッフみんなで考えた架空の飲食店です。じつは、ひとつひとつに意味があるんですよ」と、さっそく裏話を教えてくれました。羽毛田さん「例えば『スナックいくら』には、“粒ぞろい”という意味があったりします」。

ユーモアたっぷりの電飾看板

羽毛田さん「『昼飲みキタキツネ』は、キツネは単独行動が多い動物。昼飲み専門店はひとりで来る方が多いだろうということで店名にキタキツネと名づけました。『43°3’19 』はすすきのの経度緯度を表します。『〆パフェ 夜はここから』というのは、〆なのに夜はここからという『全然〆ないじゃん!』みたいなジョークを添えています」

ユーモアたっぷりの電飾看板

羽毛田さん「『ざんぎ 北の大地からっ』は、北海道では鶏の唐揚げのことを“ザンギ”と呼ぶんですが、“からっ”は唐揚げにかけています」

どれにもクスっと笑える裏話が含まれています。

実は私は、総支配人の羽毛田さんとお会いするのはこれが二度目でした。かつて沖縄の星野リゾート『リゾナーレ小浜島』の総支配人を務めていらっしゃり、数年前にお会いしたことが。その際、レストランで誰よりも素早く丁寧に配膳をされていて「あの方は何者なのか…?」と気になっていたところ、後で総支配人の方だと聞いて驚いたものです。

星野リゾートでは、「マルチタスク」と呼ばれる複数の職種をローテションで経験できる勤務形態を採っていて、フロント業務から客室清掃、レストランまで様々な仕事を担当すると伺ったことがあります。しかし、まさか総支配人までもが「マルチタスク」で働いているとはと驚いたことを覚えています。

「沖縄の小浜島から札幌すすきのとは、ガラッと環境が変わりましたね!」と聞いてみると、羽毛田さんは「ずっと沖縄にいたので『すすきのにも沖縄のようなカラフルな魚を使った寿司があるといいな』という思いからこの“元祖七色(レインボー)寿司”が誕生しました」とのことでした。

星野リゾートファンとして、さまざまな施設を訪れる中で、こうしたスタッフの方との思わぬ再会もうれしいものです。

ユーモアたっぷりの電飾看板

「よく見ると、電球がむき出しになっているところもあるようですが」とたずねてみると、羽毛田さんは「これは空き店舗です(笑)」とユーモアたっぷりに教えてくれました。

『OMO3札幌すすきの』を訪れたら、遊び心満載のウォールアートをチェックしてみてくださいね!

札幌の人気グルメをよくばりに! 「OMO Food & Drink Station」

『OMO3札幌すすきの』

ホテルのロビーを抜けると24時間いつでも利用できる「OMO Food & Drink Station」があります。

毎朝、駅弁で大人気の笹寿しやフルーツサンド、OMOオリジナルのコーンポタージュパン、人気店のベーグルなど、札幌の人気グルメが一日では味わいきれないくらいにズラリと並びます。

支払いはセルフレジなので、小腹が空いた時やちょっと飲み足りない時などにも、いつでも気軽に利用できるのがうれしいポイント!

コーンポタージュパンはレンジで温めて食べるのがおすすめ

コーンポタージュパンはレンジで温めて食べるのがおすすめ

一般的には、ホテルの朝食は定められた時間内に食べますよね。でも、『OMO3札幌すすきの』では時間に合わせて起きる必要がなく、自分の好きなタイミングで好きなものを購入して食べることができるんです。

だから安心して夜更かしを楽しむことができる、という訳です。

「日本三大歓楽街」すすきのの夜を満喫するのもよし、友達や家族や恋人と語り明かすもよし。

あなたのスタイルで自由に過ごせるのが、『OMO3札幌すすきの』の大きな魅力です♪

■OMO3札幌すすきの by 星野リゾート 

・所在地:〒064-0805 北海道札幌市中央区南5条西6-14-1

・電話:050-3134-8095(OMO予約センター)

・客室数:226室 チェックイン15:00/チェックアウト11:00 

・URL:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo3sapporosusukino/

■︎OMO Food & Drink Station

・営業時間:24時間

・お支払い:各種クレジットカード・電子マネー・QRコード決済(現金不可)