大阪のだし文化がアフタヌーンティーに!?【旅のプロが感動したおすすめ旅:星野リゾート「街ナカ」ホテル編】
ライター
窪咲子
おすすめの国内旅を紹介する連載
トラベルライターがとっておきの裏話をお届け
訪れた国は78か国、世界中を旅するトラベルライターの窪 咲子です! 旅のプロである私が、今注目している国内の旅先とホテルを紹介していくこの連載。日本全国に数あるホテルの中でも、おしゃれにこだわる人たちに人気が高い「星野リゾート」の裏話をお届けしています。
それでは、「街ナカ」ホテルブランド「OMO(おも)」で、スタッフから教えてもらった裏話をお楽しみください!
連載第7回:大阪のだし文化がアフタヌーンティーに!?
関西屈指のディープなスポットとして人気の通天閣や新世界。そんな人気スポットまで徒歩5分の場所に、2022年4月22日に開業した「OMO7大阪(おも) by 星野リゾート」。
コンセプトは「なにわラグジュアリー」
昔ながらの大阪の雰囲気を存分に味わえる下町に位置しつつ、ホテル内は“なにわ文化”を感じられるモダンなデザインが随所に散りばめられています。
「OMO7大阪」のコンセプトである「なにわラグジュアリー」。「笑い」と「おせっかい」を採り入れた大阪らしい“おもてなし”と、洗練された空間と上質なサービスが織りなす“体験”を意味しています。
デザイナー・アーティストとして活躍している篠原ともえさんがデザインした制服を採用しているのもチャームポイントですよ。
大阪らしさを存分に味わえる「アフタヌーンだし」
そんなおしゃれでワクワクする「OMO7大阪」でいただけるのは、アフタヌーンティーならぬ「アフタヌーン“だし”」!
総支配人の中村さんが、
「“大阪らしさ”と“ラグジュアリー”をかけあわせて今までにないアフタヌーンティーを作りたいと思いました。大阪には、昔からだし文化が根付いています。スタッフと話していた際に、“アフタヌーンティーで紅茶を味わっていただくのではなく、代わりにだしを提供したらどうだろうか?”というアイデアが出たところから、この企画が生まれました」と、誕生裏話を教えてくれました。
そして、開発を進める中で「だしソムリエ」という資格があることを知ったそうです。社内でも実現に対する不安の声があった中、開発裏話も教えてくれました。
中村さん「当初は社内でも“想像がつかない”という声があったのですが、やるからには上質なものを提供したい。そこで、実際にスタッフがだしソムリエの資格を取得しました。だしソムリエが丁寧にハンドドリップで淹れる飲む“だし”。それを楽しんでいただこうというアイデアが生まれたんです」
スイーツにもセイボリーにも合うこだわりの飲む“だし”は
「ドリップ追いがつお 」
「ドリップ追いがつお トマト&マッシュルーム」
「ドリップ追いがつお みかん&オニオン」
の3種類。
私自身、「スイーツとだしが融合するのか?」とドキドキしましたが、口に含むとまるでスープのような優しい味わいが舌の上にじわりと広がり、食欲をそそります!
ユーモアとおいしさを兼ね備えたスイーツ&セイボリー
「だし」をとる方法である「抽出」を取り入れたスイーツとセイボリーは10種類。
生チョコレートを本物のかつお節のように削って提供する「かつお節生チョコレート」。
昆布だしのシロップを使用した驚きの新体験「塩昆布メレンゲ」。
美味しさとともに、クスッと笑えるユーモアも詰まっています。
インパクト抜群の分厚い玉子焼きが目をひく「だし巻きたまごバーガー」は、紅しょうがをトッピングするなど大阪のエッセンスを加えています。
中村さんのおすすめは、「ただのネタで終わらないようにひとつひとつの味にもこだわりました。特に好きなのはいちごだしの“ショートケーキ”です。あと、“コーヒーシュークリーム”もおいしくて気に入っています」とのこと。
「OMO7大阪」ならではのユニークな「だしアフタヌーンティー」が味わえるのは、5月31日まで!
中村さん「実際に味わっていただいたお客様からも好評で、見た目だけでは、味の想像がつかない部分も含めて楽しんでいただけるのではないかと思います」
驚きと感動がいっぱいの、「OMO7大阪by 星野リゾート」だけでできる食体験を、ぜひ見逃さないでくださいね!
■アフタヌーンだし
・期間:2023年3月1日(水)〜5月31日(水)
・開催時間:14:00~16:00
・料金:1名5,500円
・定員:各回1日3組(1組4名まで)
・スケジュール:14:00/14:30/15:00
・予約:ホテル公式サイト※4日前までに要予約
■OMO7大阪 by 星野リゾート
・所在地:556-0003 大阪市浪速区恵美須西3丁目16番30号
・電話:050-3134-8095(OMO予約センター)
・客室数:436室
・チェックイン15:00/チェックアウト11:00
芸能雑誌編集部を経て、トラベルライターとして活動しながら1年8カ月の世界一周の旅へ。これまでに訪れた国は78か国。Instagramではお得にプチ豪華な旅行を叶えるテクニックを発信中。著書は『GIRL’S TRAVEL』(ダイヤモンド社)、『恋する世界一周』(イカロス出版)