静岡県民に愛されるご当地パン「のっぽパン」を知ってる?【ご当地グルメ探偵M】
ライター
堀越 美香子
誰もが知っている有名なグルメでも、実は知らない雑学がいっぱいある。そんな“明日誰かに話したくなる”グルメのナゾを、独自に調査するのがこちらの連載【ご当地グルメ探偵M】!
今回は「静岡県のご当地パン『のっぽパン』を知ってる?」。静岡県民ならみんな知っているとウワサの「のっぽパン」とは、一体どんなパンなのか? 調査結果を報告します!
その長さ34cm!
Q.「のっぽパン」ってどんな食べ物?
A.静岡県生まれの細長い菓子パンです
1978年に静岡県の『ヌマヅベーカリー』から発売された、長さ34cmの細長い菓子パンです。パンには甘いクリーム類がサンドさており、パッケージのキリンのキャラクターとあわせて静岡県民に大人気。「のっぽ」の愛称で親しまれています。昔は特に、静岡県東部・中部では大きなスーパーから個人の商店までどこにでも売っている菓子パンだったため、大人になり県外に引っ越した人が、“静岡県でしか売られていないことを初めて知る”というカルチャーショックを受けるのが定番でした。
実は2007年に事業再編成で『ヌマヅベーカリー』の工場を閉鎖した際、必然的に「のっぽ」の生産を終了した時期があります。その時、地元の「のっぽ」ファンの熱烈な復活エールや、社内プロジェクトが発足してなんとか再開したという歴史があるほど、地元民に愛されている存在です。現在では月に15万本を生産する規模にまで復活しました。
教えてくれたのは……バンデロール
1972年に『ヌマヅベーカリー』の焼きたてパン部門のグループ会社として設立。静岡県をはじめ東京、神奈川、千葉、埼玉にてベーカリー28店舗を運営。また、沼津本社工場にて「のっぽパン」や洋菓子・冷凍生地などを製造販売しています。
■『バンデロール』公式サイト
https://www.banderole.co.jp/
■お問い合わせ℡:055-934-2800(代表番号)
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