年金だけじゃ足りないかも!? 2000万円貯めるために! 30歳までにすべきこと
●教えてくださった方
風呂内亜矢さん
1級ファイナンシャル・プランニング技能士。著書『ケチケチせずに「お金が貯まる法」見つけました!』(王様文庫)など、実践しやすいテクニックが人気
財布を整理してキャッシュレス派に
「みなさん、“いざという時”用のカードを持ちすぎです! 現金とプリペイドカードやデビットカード、電子マネーもあるのにクレジットカードまで何枚も持ち歩く必要はありません。クレカは“前借り精神”の象徴。基本的には前払いや即払いで完結を」(風呂内さん、以下同)
ただし、デビットカードやプリペイドカードはポイント還元率が低いため、大きな買物をする時はあらかじめクレジットカードをIN。そして、財布自体もスリム化するのがおすすめ。
「私も長財布をやめて、小さな二つ折り財布に。荷物も軽いし、小銭を入れすぎないよう意識するようになりました。今後キャッシュレス化が進めば、財布を持ち歩かない人も増えるはず」

財布の整理のしかた

これまで長財布だった人は、まずは財布を二つ折りにしてみて。環境を変えることで、必要なものを見直すきっかけが生まれるはず。小銭の入れすぎを防ぐには、小銭入れのスペースが小さいものを選ぶと効果的。

現金またはキャッシュレスのどちらかに絞ってしまうのは、万が一の時に支払えないリスクがあるので危険。外出する予定がある日は、2万円前後入れておくと安心。

即払いのデビットカードや前払いのプリペイドカードを1枚常備して、支払いを集約。風呂内さんのおすすめは、上限100万円まで可能なJCBの「LINE Payカード」。

通勤に使う交通系ICカードや、「nanaco」、「WAON」といった電子マネーはライフスタイルにあったものを1枚チョイス。事前にチャージする際は上限を決めておくこと。

クレジットカードは、固定費の支払いに使っているだけなら、日常的に持ち歩く必要なし。旅行や大きな買物の際だけ持ち歩くなど、利用シーンを決めておくこと。