誰もが知っている有名なグルメでも、実は知らない雑学がいっぱいある。そんな“明日誰かに話したくなる”グルメのナゾを、独自に調査するのがこちらの連載【ご当地グルメ探偵M】!

今回は「地域によって違うお雑煮、それぞれの特徴は?」。お正月といえばお雑煮ですよね。自分が当たり前に食べていたお雑煮、実は他県の人からするとちょっと変わってるかも⁉︎ ご当地グルメ探偵Mが調査結果を報告します!

地域によって味付けも具材も異なります

Q.地域によって違うお雑煮、どんな種類があるの?

A.全国6箇所のお雑煮、こんな感じです
まず北海道のお雑煮は、角餅を使ったすまし仕立て。具材に玉ねぎを使うのが特徴です。海辺の地域では昆布、イクラなどを入れることも。

宮城県・仙台も角餅を使ったすまし仕立て。焼きハゼを丸ごと(!)入れたり、ホヤの塩漬け、アワビや、凍み豆腐、笹かまぼこ、いくら、せりなど具だくさん。野菜を千切りにした「引き菜」もたっぷり使っています。

関東
も角餅を使ったすまし仕立て。味噌を入れないのは「勝負に味噌をつける(失敗する)」ことを嫌った、江戸時代の武士の縁起担ぎに由来しています。具材は鶏肉、小松菜、にんじん、なると巻きなど。

関西
では茹でた丸餅を使い、味付けも白味噌仕立て! 食材を丸く切ることで「角を立てず円満に」という思いを込めています。海老芋、大根、金時にんじんなどの具材一つずつに意味があり、各家庭で受け継がれているそう。

広島
も茹でた丸餅を使った、すまし仕立て。「福をかき寄せる」縁起物として牡蠣を入れたり、「永続」を意味するアナゴや、出世魚のブリとハマグリを使った贅沢なお雑煮もあります。

福岡・博多
も丸餅を使ったすまし仕立て。博多雑煮にはブリ、あごだし、かつお菜が欠かせません。福岡の伝統野菜であるかつお菜は、「勝男菜」とも書く縁起のいい食材です。

このようにさまざまなお雑煮がありますが、例に挙げたのはあくまでも一般的なもの。同じ都道府県でも地域によって差は出てきます。

教えてくれたのは……茅乃舎

福岡の里山に佇む料理店『御料理 茅乃舎』の料理長が素材を厳選し、家庭で使いやすいように味に工夫した、化学調味料・保存料無添加の調味料・食品を販売しています。

また『ららぽーと福岡』にある久原本家店舗に併設されたイベントスペース『くばラボ』では、料理教室やお子さま向け教室など、家族で楽しめる様々なイベントを開催しています。

■『茅乃舎』公式サイト
https://www.kayanoya.com/

■『くばラボ』公式サイト
https://www.kubara.jp/oriori/kubalabo/

「茅乃舎」のグルメ情報をチェック!

茅乃舎のだしの画像
茅乃舎だし(8g×30袋入) ¥1944
焼きあごなど4つの食材を粉末にした、家庭用本格だしです。お雑煮はもちろん何にでも幅広く使えます。
関連記事
豚まんでおなじみ『551蓬莱』の数字の意味はアレだった!【ご当地グルメ探偵M】
シュトーレンはいつ食べるのが正解?『ジョエル・ロブション』に聞いてみた【ご当地グルメ探偵M】
青森土産「気になるリンゴ」名前の由来を知ってる?【ご当地グルメ探偵M】
取材・文/堀越美香子 ※掲載商品については変更等の可能性があります。メーカーHP等で最新情報をご確認ください。