長澤まさみさん主演!!ミュージカル【*キャバレー*】観劇☆★
少し前のことになってしまいますが>_< 女優の長澤まさみさんがミュージカルに初挑戦されるということで話題になった
ミュージカル『キャバレー』
を観てきました!
日本でも何度か上演されているこの作品。 藤原紀香さんが主演された時もかなり注目を浴びていましたが、今回の演出は2007年に引き続き
松尾スズキさん
振付稼業:air:manさん
個人的にこのお二人のコラボレーションが何より楽しみでした! ちなみに日本でのこの作品の初演は1982年。以降かなりの豪華メンバーで再演が繰り返されています。 ◆1982年(日本初演) @博品館劇場 演出:渡辺浩子 主演:順みつき 共演:尾藤イサオ ◆1993年 主演:前田美波里 出演:市村正親、草刈正雄 ◆2004年 主演:真矢みき 出演:錦織一清 ◆2007年 @青山劇場、愛知厚生年金会館、大阪厚生年金会館大ホール 演出:松尾スズキ ◆2010年@日生劇場 修辞、訳詞、演出:小池修一郎 主演:藤原紀香 共演:諸星和巳 ◆2012年 @日生劇場 修辞、訳詞、演出:小池修一郎 主演:藤原紀香 共演:諸星和巳、大貫勇輔 2012年版はダンサーの大貫勇輔さんのミュージカル俳優としての活躍にも注目が集まりましたね✨
個人的に気になっていた演出の松尾スズキさんと振付稼業air:manさん。 プロフィールを簡単にまとめてみました。 【松尾スズキ】 高校生時代は漫画家を夢見て大学ではデザインを専攻し漫画研究会に入ったが、不向きを感じて演劇研究会に。コメディにはまる。在学中に劇団エクボを創設、学外からも人材を集め公演を行なうが、大学3年生で演劇をやめ、大学4年で絵画に目覚める。 大学卒業後は23歳で上京し印刷会社でサラリーマンをしていたが、一年で挫折し、その後、イラストで生計を立てながら、劇団大人計画を26歳で設立。 『ファンキー! 宇宙は見える所までしかない』で第41回岸田國士戯曲賞受賞。 その後テレビや映画などへ役者として多数出演。 2004年公開の映画監督デビュー作『恋の門』はヴェネツィア国際映画祭に出品された。漫画原作者としても活動。コラム、小説など著書も多数あり、2006年、2010年芥川龍之介賞候補に。 2008年、映画「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。近年は多数の舞台での作・演出を務める。 【振付稼業air:man】 CMの振付を中心に、コンサート、ライブ、映画、PVなど様々な分野の振付を手掛ける業界初の複数人数の振付ユニット。 2008年には「世界三大広告賞」と言われるコンクールの「カンヌ国際広告祭」、「クリオ賞」、「One Show」グランプリをそれぞれ受賞。 前身は1996年に杉谷、KOBA、才勝誠司、今泉朋子の4名が立ち上げたダンスを推進する「演劇集団 今泉朋子とair:man」で、幾度かのメンバー交代の後、メディア振り付けに長けていたメンバーで現在の「振付稼業air:man」に。 主な振付CMに ユニクロ・『UNIQLOCK』、チョーヤ梅酒・『酔わないウメッシュ』編、グリコ・ポッキー (忽那汐里出演)などがある。 とても才能に溢れた興味深いプロフィールをお持ちの方々で、その経歴の長さや濃さには尊敬の念しかありません。。。 私はキャバレー自体観たのが初めてだったので過去の作品と比較できないのが残念なのですが、日本人ならではのユーモアやセンスが要所要所に感じられ、まさに現代日本版キャバレー!といった印象。 海外公演などができたら面白いのになぁ、と思いました。ミュージカルは特に、オリジナルがある作品が別バージョンの演出で上演されることがよくあるので、国民性やクリエイティブスタッフの価値観が比較できて本当に面白いです。
そしてもちろん、今回も忘れてはいけないのが豪華なキャスト陣! サリー・ボウルズ:長澤まさみ キャバレーのMC:石丸幹二 クリフ:小池徹平 シュルツ:小松和重 エルンスト:村杉蝉之介 コスト:平岩紙 シュナイダー:秋山菜津子 1929年ナチスの支配の広がるドイツ・ベルリンを舞台に、キャバレー「キット・カット・クラブ」の歌姫サリー・ボウルズの恋模様を描いたミュージカル。 サリーと恋に落ちる作家役のクリフが小池徹平さんということで、この組み合わせも新鮮でした♪ 長澤まさみさんも小池徹平さんも比較的甘い歌声のお二人なので、パワフルなイメージを抱いていたキャバレーという作品に対するイメージが少し変わりました。