チャ・ウヌ主演の『新米史官ク・ヘリョン』は時代劇初心者にもおすすめ【韓ドラオタクおすすめの1本】
初めてでも見やすいモダンなロマンス時代劇
韓国ドラマ大好き! なライターが、ぜひおすすめしたい作品を紹介する不定期連載コラムです。
今回は、日本でも大人気のチャ・ウヌが初の時代劇に挑戦した『新米史官ク・ヘリョン』のあらすじや見どころを紹介します。
『新米史官ク・ヘリョン』
全20話
出演:チャ・ウヌ、シン・セギョンほか
Netflixシリーズ「新米史官ク・ヘリョン」独占配信中
あらすじ
自由と本を愛するク・ヘリョン(シン・セギョン)と、梅花(メファ)のペンネームで密かに執筆活動を楽しむ王位継承序列第2位の王子イ・リム(チャ・ウヌ)。2人は偶然街の貸本屋で出会うが、相手が梅花だと知らないヘリョンは本人の前で作品を酷評してしまう。その後、宮廷のすべてを記録する“女性史官”の試験に合格したヘリョンは、宮中でリムと再会する。
ここが見どころ!
チャ・ウヌにとって初の時代劇となった本作。劇中では、宮廷で幽閉されるように暮らしている王子を演じています。
まず目に飛び込んでくるのは、その見目麗しい韓服姿。立派な太眉が韓服とマッチして王子の気品を漂わせています。『女神降臨』などの現代劇のチャ・ウヌも素敵ですが、時代劇もこんなにしっくりくるとは! と驚きました。ひたすらに美しい!
時代劇は歴史を知らないとストーリーについていけないかも……というイメージを持つ人もいらっしゃるかもしれませんが、本作は時代劇の重厚感もありながら、パステルトーンの韓服が多く登場する華やかで幻想的な映像が美しく、ビジュアルからでもすっとなじめる作品に仕上がっています。
王から冷遇されて宮中の僻地に追いやられても、純粋に真っすぐ生きるリム。クールな役を演じることが多いチャウヌですが、本作ではちょっぴりわがままであどけない“箱入り息子”をチャーミングに演じています。(正しくは宮廷に閉じ込められていたのだけど)
巷では人気恋愛小説家・梅花のリムですが、実は恋愛経験ゼロ。お世話係から宮中の恋愛話や豆知識を聞いて本を書いています。そんな恋愛初心者のリムだから、ヘリョンのことを好きになってからもお世話係に「これって僕のこと好きってこと?」と確認したり、好きな気持ちが全部顔に出ちゃったり、なのに素直になれなかったりと、と~ってもピュア! お姉さんなヘリョンと年下男子のリムの“年の差恋愛”は、心臓がいくつあっても足りないほど胸キュン要素満載です♡。
もう一つの見どころは、朝鮮王朝初の女性史官として奮闘するヘリョンの「お仕事」。
史官とは、宮廷で起こるすべての出来事を一語一句逃さず記録する職業。“もし朝鮮王朝時代に女性の史官がいたら?”という斬新な設定のもと、まだ男尊女卑が根強かった時代に男性社会である宮廷で史官となったヘリョンが、古い考えを打ち破ろうと奮闘する姿を描いています。
ヘリョンを演じるのは、『六龍が飛ぶ』(2015)、『それでも僕らは走り続ける』(2020)などへの出演で知られるシン・セギョン。彼女の凛とした雰囲気が知的で芯の強い女性ヘリョンの魅力を引き立て、キャラクターに説得力を与えています。
確固たる信念と幅広い知識を武器にあらゆる困難に立ち向かっていくヘリョンがかっこよく、史官の仲間たちと団結していくお仕事ドラマとしても楽しめる『新米史官ク・ヘリョン』。チャ・ウヌとシン・セギョンには、ぜひ現代劇でも共演してほしい!
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『新米史官ク・ヘリョン』
全20話
Netflixシリーズ「新米史官ク・ヘリョン」独占配信中
20代の韓国系ライター。K-POPアイドル、俳優にインタビューを行い、現在はソウルと東京を行き来して活動中。美容/コスメ好きで、美容雑誌やWEBマガジンでは韓国美容のコラムを担当。私生活でも3日に1度はポーチに新入りコスメが増える。韓国人ビューティユーチューバーのメイク動画を見るのが癒し。