Hey! Say! JUMP山田涼介は後輩がちょっと苦手!?「ただ、唯一、ミッチー(道枝駿佑)だけは違うんだよね」
その魅力に、まだまだ追いつけなさすぎる。山田涼介「ウラハラナスガオ」
Hey! Say! JUMPのセンターとして、アイドルとして、圧倒的人気を誇り役者としてもその演技力が高く評価されている、山田涼介はいったいどんな人なのか。クールに見えて情熱的? 真面目に見えて自由人? 30歳という節目を控えた彼のON(仕事)とOFF(プライベート)、その魅力に迫ります!
山田涼介プロフィール
1993年5月9日生まれ。Hey! Say! JUMPのメンバーとしての活動はもちろんのこと、役者としても高く評価され、数々の話題作に出演。現在、ドラマ『王様に捧ぐ薬指』でまさに王様なイケメン御曹司、新田東郷を好演している
ウラハラな山田涼介「OFFモード」
仕事現場から離れたら本当の自分をちゃんと大切にしたい。“偽らない、装わない、ありのまま”なプライベート。
家族愛
——山田さんはとても家族と仲がいいですよね。大人になってから家族のありがたみに気づく人は多いですが、山田さんは10代の頃からずっと家族のことを大切にしています。
「それはきっと、妹の存在が大きいんだと思います。妹は10万人にひとりといわれる難病を患って、幼い頃からずっと、手術や入退院を繰り返していたんです。それはやっぱり、ものすごく大変なことで……。家族全員が一致団結しないと乗り越えることができなかったんだよね。だから、思春期や反抗期を経験する余裕もなかったというか。それはきっと、姉も同じだったと思う。でも、そんな経験があったからこそ、僕たちは家族の絆やありがたみに早く気づくことができたんだよね。今ではそんな妹も元気に生活しているんだけど、あの頃から今もずっと“家族と一緒にいる時間は、常に明るく、楽しく過ごしたい”という気持ちが続いている感じなんですよ」
——最近の山田家の楽しいエピソード、教えてほしいです。
「最近はですね、山田家の姪っ子がふたりに増えまして。相変わらず、涼介おじさんはメロメロなんですけど。2023年は、3歳の姪っ子との全力喧嘩から始まりました(笑)。元日のライブ後、親友と飲んでいたら酔っ払っちゃって、その親友も一緒に実家に帰って、そこでも飲んで、ベロベロになっちゃったんだよね。そこに、姪っ子がやってきて、遊んでほしくて、オレを起こすわけですよ。で、普段のメロメロのオレなら優しく対応するんですけど、ベロベロのオレは『あっちに行きなさい』と。まさかの反応に姪っ子は『涼ちゃん嫌い!』と大号泣。そして、大人たちから大ブーイング。新年早々、山田家全員から怒られました(笑)」
完璧女子より適当女子
自分にはできないからこそ、周りに愛嬌を振りまける人はすごいと思う。でも、どこかで信用できないなとも思ってしまう自分も。不器用でも無愛想でも、嘘のない人に僕は惹かれる。それは、女性も同じです。たとえば、朝起きた時からメイクバッチリでお店みたいな朝食をテーブルに並べてくれる女性よりも、寝ぐせをつけたまま起きてきて「朝ごはん、面倒だね」って言うような女性のほうが惹かれるというか。相手が完璧だと自分も完璧を求められている気持ちになるから。目玉焼きもちょっとヘタクソなくらいでいい。完璧じゃないし、ダメなところもたくさんあるんだけど、頑張る時はちゃんと頑張る、そういう人のほうが素敵だなってオレは思う。
愛情深い
一回、信用した人だったり、好きになった人のことはトコトン大事にするタイプかもしれない。それはきっと、自分の内側に入れる人が少ないっていうのもある。だからこそ、大事にするし、大事にできるんだと思う。
“後輩”はちょっと苦手です
今作にはなにわ男子の長尾謙杜も出演しているんですけど。今日は撮影が始まって2日目だから、まだ1回もしゃべってない(笑)。実は、一緒にサッカーしたことがあるんだけど、その時も、1回もしゃべらなかった(笑)。ごめんだけど、オレ、本当に人見知りだから。特に後輩はちょっと苦手なんですよ。「山田くんに憧れています」とか言ってくれたりするけど、「もっとほかにいるでしょ」と思っちゃう。どう接していいものか、いまだに答えが見つからない。ただ、唯一、ミッチー(道枝駿佑)だけは違うんだよね。ミッチーはね、素直に「可愛いな」って思えるの(笑)。純粋で言動に嘘がない感じがするというか、本当に憧れてくれているのが伝わってくるから。
ほめられるのは苦手
単純に、恥ずかしい。照れ屋なので、あまり得意じゃない。どう反応していいかわからなくなってしまう。なんてほめられたらうれしいか? どんなほめ言葉なら素直に受け止めるか? 「ゲームうまいね」(笑)。
撮影/ISAC(SIGNO) ヘア&メイク/二宮紀代子 スタイリスト/野友健二(UM) 取材・原文/石井美輪 ※MORE2023年6月号掲載