『Maison Margiela』の「タビ」ブーツ

日本の伝統的なはきものである足袋に着想を得た「タビ」が初めて登場したのは、1989年に行われたメゾン初のランウェイショー。つま先がふたつに分かれた独創的なデザインには、『メゾン マルジェラ』のアバンギャルドで法則や規則にとらわれないクリエイティビティあふれるスピリットがこめられている。

現在はブーツのほか、バレエシューズ、スニーカー、ローファーなど、多彩なラインナップを展開。誕生から30年以上たった今も、類まれなるユニークなファッションアイコンとして多くの人々に愛されている。

【メゾン マルジェラの名品】センセーショの画像_1

(右)靴(8)¥195800・(左)靴(8)¥173800/マルジェラ ジャパン クライアントサービス

実際の足袋と同じように内側にはつめ型の金具を取り入れているのも特徴。ブーツは現在、3㎝・6㎝・8㎝の3サイズのヒールで展開。(右)ブロークンミラー(ひび割れた鏡)加工を施した人気の一足。シルバーの部分がはがれていく経年変化も楽しめる作り。(左)まず手に入れたいのはベーシックな黒。

「タビ」ブーツを公式サイトで見る

Photo : Koichi Sakata Stylist : Mitsue Ishigami Text : Maiko Doba Kumiko Nozaki ※MORE2024年春号掲載