今注目の"UIターン”って?移住検討中の方にもおすすめ!魅力が詰まった『高知県』のおすすめポイントをご紹介
地方移住検討中の方必見。"高知県"が超アツい!移住者が急増中の理由って?

近年、地方移住への関心がますます高まっています。その背景には、リモートワークの普及や、東京圏への人口集中といった社会の大きな変化があります。こうした状況の中で、多様で柔軟な働き方を求める人々が増え、地方エリアの人気が急上昇しているんです!
移住先として特に注目を集めているのが"四国・高知県"。豊かな自然、美味しいグルメ、そして温かい人々に恵まれたこの場所は、今や移住先として大人気です。高知県は、年間を通して温暖な気候と豊かな自然が楽しめる場所。美味しい海の幸・山の幸に、オープンで温かい人柄の県民性と、魅力がぎゅっと詰まっています。
実際に、高知県では令和5年度に過去最多の 1,437組・1,930人 が移住を決めました。特に20代以下の若い世代が大幅に増加しており、全体の4割を超えています。
今回は、実際に岡山県から高知県日高村に移住した、日高村地域おこし協力隊の村上さんにお話をお伺いしながら、その理由や魅力に迫ります!
高知県が手厚いサポートをしてくれる "UIターンとは"
まず最初に、皆さんは”UIターン”という言葉をご存知でしょうか?
Uターンとは、地元を離れて他県で生活していた人が再び自分の出身地に戻る移住を指します。また、Iターンは、他県から地域に移住して定住することを意味します。これらは地域の人口減少を食い止めるための重要な取り組みとして、全国で注目されています。
高知県では、UターンとIターンの促進を積極的に行っています。
例えば、令和5年度には過去最高となる1930名が移住を果たしました。県は、デジタルマーケティングや情報発信を活用し、東京や大阪で開催される移住イベントを通じて、積極的に移住者を迎え入れています。また、高知県内の全市町村には移住相談窓口が設置されており、地域ごとの特徴や個別のニーズに対応しています!
また、迎え入れるだけではなく、サポート体制も超充実。高知県には、移住希望者をサポートするための移住コンシェルジュが所属する「一般社団法人高知県UIターンサポートセンター」が設立されています。このセンターは、県、市町村、産業団体が設置した一般社団法人で、移住希望者に対して地域・仕事・住まいに関する情報の提供や、疑問や不安の解消を行っています。センターには、高知窓口に11名、東京窓口に5名、大阪窓口に2名のスタッフが所属しており、一人一人の希望に寄り添ったサポートを提供してくれます。
また、センターでは無料職業紹介も実施しており、高知県内の34市町村や専門分野の担当者と連携をとりながら、移住者がより良い高知ライフを送れるよう活動しています。「初めての移住で心配・・・」という方や、少しだけ興味があるという方々に対し、情報提供はもちろん、具体的な支援が行われています。こういった支援があると思うと安心ですよね!
たくさんの若者が地域活性化に貢献!「地域おこし協力隊」って?
「地域おこし協力隊」とは、おおむね1〜3年間、都市部から地方に移り住み、自治体から協力隊として委嘱され、地域の課題解決や活性化のための活動を行いながら、その地域への定住・定着を図る制度です。
高知県は人口10万人当たりの隊員数が全国1位(令和5年度総務省調査)。現在では200名を超える隊員が県内で活動中です。一次産業や観光振興・地域づくり、特産品の開発や情報発信など、活動の内容が多岐にわたっており、受入体制も充実していることが、全国でも隊員数が多い理由のひとつです。


岡山県出身・高知県日高村在住。「川が好きで川の近くに住みたい」「イラストレーターになりたい」という夢を叶える場所を探しているうちに、日高村にたどり着き、新卒で日高村の地域おこし協力隊に着任。イラストレーターとして地域の事業者とコラボ商品の制作やふるさと納税の返礼品ページの制作などに携わり、さらにSNSで日高村の魅力を発信する活動も行っています。

今回は、高知県に新卒のタイミングでIターン移住を決意した地域おこし協力隊の村上さんにお話をお伺いしたいと思います。まず最初に、高知県日高村に移住しようと思った理由を教えてください!

高知県に移住した理由は、就職を考えるタイミングで、いくつかのきっかけが重なったからです。まず、小学校のころからイラストレーターを目指していたものの、いつの間にか夢をあきらめてしまいました。「その後、小学校の先生になりたいかも」と感じ始め、大学では教育学部に進学しました。
しかし、大学時代に教師としての道に疑問を感じ、自分が本当にやりたいことを再度考え直しました。コロナ禍で部活が休止となり、その時間を使って改めて将来を考えた結果、イラストレーターの夢を再び思い出しました。また、子どもの頃から家族で四国に旅行をしていて、田舎の自然に魅力を感じていたこともふと思い返しました。都会に住むよりも、綺麗な田舎で生活したいという思いが強くなり、そうした希望を実現できる場所として高知県を選びました!
さらに、高知県地域おこし協力隊の制度が魅力的で、イラストレーターとしてのスキルを活かしながら地域活性化に貢献できる点に自由度を感じました。地域おこし協力隊を通じて、デザインやイラストの勉強と実績作りを同時に進められることが決め手になりました。
『地域おこし協力隊』の魅力って?

村上さんが思う「地域おこし協力隊」の魅力とはなんですか?また、具体的なお仕事内容を教えてください!

仕事内容は、一般社団法人nossonという日高村の地域おこし協力隊を卒業したOG2人で立ち上げた会社があり、そこで地域活性化の業務を主に活動しています。
具体的には、ふるさと納税の委託業務や、関係人口を創出するためのサイト『いきつけいなか』の運営、日高村のフルーツトマトと土佐八升豆を使った新商品の開発や、地域の事業者さんとコラボしながら新しいお土産を作ったり、幅広い活動に取り組んでいます。


写真は、私がデザインした霧山茶園のパッケージです。日高村に来て一番「うわぁ〜!」って声が出た景色が霧山茶園なんです。ほそい山道を登っていくと、いきなりぱーーーっと広がる茶畑の景色が大好きで、それは誰かが来てくれるたびに案内する場所なんですよね。毎回、霧山茶園の方がいろんなお話しをしてくれるんですが、自然に囲まれて、とても素敵な茶園なんです。
実は、この茶園、雑木林を切り拓いて作ったんですけど、そのおかげでミネラルがたっぷりな二億五千万年前の地層で育っているんですよ。そして、なんと日本一きれいな仁淀川の水で育てられているんです。こういった話って、みんなに知ってもらいたいなと思って、デザインをしました。
今の時代、ペットボトルで手軽にお茶が買えるようになってますけど、やっぱり茶葉で入れたお茶のおいしさって格別なんですよね。それを、特にお茶離れが進んでいる若い世代にも味わってもらいたいという気持ちで、事業者さんと相談をしながらイラストを描きました!

また、日高村で特産品のフルーツトマトと土佐八升豆を使用した健康食品のゼリーを開発していて、これはそのコラム記事の一部です。このゼリーは、トマトに含まれるGABAがストレス軽減に効果があり、豆も同様に心の健康に寄与するとされていて、地域から都会へ元気を届けることを目指している商品です。この商品を広めるために、トマトを研究している教授にインタビューをしてコラムを書いたり、HPのイラストを描いたりしています。
自分の得意分野を活かしながら、地域資源を生かした商品の開発や、それを広めるための活動がしっかりと形にできるのも、地域おこし協力隊の魅力だと思います!

自分の強みを活かしながら、地域にも貢献する仕組みがとっても素敵ですね...!イラストのお仕事は未経験とのことだと思うのですが、どのようにしてスキルアップをしていますか?

日高村の協力隊には「活動補助金」があり、企画書を書いて承認された地域活性化に貢献する事業には補助金が支給されます。この補助金を活用して、新しいスキルを学んだり、地域に役立つ活動を行ったりすることができるのも、とっても魅力的なポイントではないでしょうか。
私自身、イラストレーターの夢を持ちつつも、イラストの勉強をしたことがなかったため、この活動補助金を利用して神戸のイラスト学校に通わせてもらっています。学校で学んだことを地域に活かすために、イラストを通じて日高村をPRする活動に役立てています!また、週4日勤務なので、個人でもデザインやイラストの勉強もしつつ、 実績も積める環境にあると思います。
他の協力隊のメンバーも補助金を使ってさまざまなスキルアップや勉強会を行っています。例えば、カメラマンを目指す人が都会からプロのカメラマンを呼び、勉強会を開いたり、ライティングやカメラ講座を受けて発信力を高めたりする活動があります。
また、協力隊としての3年間の活動期間は、事業を始めるための猶予期間のようなものです。その間に新しい事業計画を立てて実現することが可能です。例えば、未経験からブルワリーの事業(Brave & Braw)を立ち上げたいという協力隊メンバーもいて、事業計画を練りながら学びを深め、夢に向かって準備をしています。
このように、地域おこし協力隊は、新しいことに挑戦したい人々を支援し、地域を活性化するための手助けとなる制度が充実しています!
"地域とのマッチング"制度が整っているのも魅力!

地域おこし協力隊は支援が手厚いとのことですが、実際に「この制度いいな」と思ったものはありますか?

高知県では、各自治体ごとに異なるサポート体制が整っています。なかでも、日高村の協力隊制度は充実していて、地域とのマッチングが進んでいます。例えば、役場からの出向という形で地域の企業で3年間活動をし、お互いに適切なマッチングが行われて、地域おこし協力隊卒業後にはそのままその会社に就職できる制度が整っています。このように、行政の仕事に偏ることなく、実際の地域活動に関わりながら、卒業後も地域に定着できるような支援が行われている点も魅力です!
また、日高村には「フリーミッション」という制度もあり、これは自分自身がやりたい事業を提案して、それを自治体が支援してくれるというものです。これにより、より自由度の高い活動が可能になり、移住者が自分の強みや興味を活かして地域に貢献できます。
自治体の支援制度を調べる際には、インターネットで情報を集めることも大切ですが、実際に移住している人たちの体験談を聞くことがとっても重要です。私も日高村の協力隊に興味持って、実際にその地域で活動している人々に話を聞いた結果、制度の充実度や地域の温かさを感じ取ることができました。
地域おこし協力隊の担当者や地域の人々と直接対話することで、より安心して移住を決断できる環境が整っていることが分かったので、気になる方はまず気軽に連絡してみるといいかもです!とっても親身に話を聞いてくれるはずです。
こういった支援制度は、移住者にとってとっても助けになっています。地域に溶け込みながら新しい生活をスタートさせるための大きな支えです!
実際に移住してみて感じた 高知県の"唯一無二の魅力"って?

移住して4年目の村上さんが感じる、実際に住んでみて感じた、高知県や日高村の魅力を教えてください!


高知県全体として、外部から来た人々に対して非常にオープンで温かい県民性が特徴です。地元の人々は、外から来た人も関係なく、歓迎してくれる雰囲気があります。例えば、ご近所さんが「うなぎとれたき、食べに来んかえ?」と誘ってくれることや、野菜やお肉をくれることもあり、地元の人々は常に新しい人たちも温かく迎えてくれます(笑)
また、地域の飲み会やお祭りでは、誰でも気軽に参加できる風土が根付いており、結婚式やお祭りでは通りかかった人も歓迎されることもあるみたいです。さらに、食事は大皿で盛り付けられた料理を皆でシェアする皿鉢(さわち)という文化もあり、オープンで楽しい交流が生まれています。
高知の人々は、特に女性が元気でお酒が強いという特徴があり、やっぱり「みんなで盛り上がる文化」が色濃く根付いています。このような文化は、外部から来た人にもすぐに受け入れられ、地域とのつながりが自然に生まれるのです。

高知県への移住を決める大きな要素の一つが、やはり「人柄」なんですね。地方に移住する上での懸念として上位にランクインしている「人間関係や地域コミュニティ」ですが、高知県では安心できる感じが伝わりますね...!

また、趣味を思う存分楽しめるのも魅力かと思います。
高知県は、世界大会が行われるほどのサーフィンのメッカとして知られています。四万十川や仁淀ブルーと呼ばれる清流もあり、森林面積が県土の約84%と全国一位の森林率を誇る地域でもあります。このように海川山の魅力的な大自然に囲まれた高知県では、自然を楽しむアクティビティが盛んです。
例えば、朝仕事の前にサーフィンをしたり、週末ごとにカヌーやSUP、釣り、キャンプ、トレッキングなどを楽しむことができます。高知県の豊かな自然環境で個々の趣味やライフスタイルを充実させる働き方を選ぶ方が増えています。
移住検討をしている方々へ "自分が幸せを感じる場所に住むことが大事!"

高知県に移住してから、「すごいね、そんな田舎で一人暮らししてるんだね」と周囲に言われることもあります。でも、私は都会に行くことと、田舎に移住することにハードルは変わらないと思っています。
私にとって、住む場所を選ぶというのは、自分が幸せを感じる場所に住むことが大事で、もしその場所が高知であれば、移住することも全然アリだと思います。高知に来ることも、上京するのと同じくらい自然な選択肢だと思います!
移住を検討している方には、現地に来てみて、高知県の人々に会ってみることが大切だと思います。移住に対してまだ明確なイメージがない方にとっても、見えてくるものがきっとあります!
県外にお住まいの方は、移住に関連するイベントに参加してみるのも手かと思います。イベントを通じて移住の情報を得ることができます。もし、高知県に興味を持っていただけているのであれば、ぜひ一度来てみてください!また現地に来ていただければ、移住コンシェルジュや、地域おこし協力隊、または地元の方を紹介することもできます。
ぜひ、いろんな方と会って、実際の高知の暮らしを感じてみてください。 実際に足を運んでみると、「ここなら住んでみたい」と思えるかもしれませんよ。
『高知県』への移住で幸せな人生の選択肢を!
『高知県』への移住で幸せな人生の選択肢を!

いかがでしたでしょうか?
高知県では現在、約30か所の「お試し滞在施設」が設置されています。これらの施設には家具や家電が整っており、ホテルに泊まるのではなく、地元のスーパーで食材を買って自炊しながら、実際に地域で暮らす体験ができるのが特徴です。
施設は1泊から長期のものまであり、それぞれの方の状況に合わせて利用することができるそう。この体験を通じて、旅行では得られない生活の視点から高知県を感じ取ることもできるので、いろいろな手段で移住について検討してみてはいかがでしょうか。
一度きりの人生、自分が心から幸せだと思える場所に住み、働くことが大切です。自分にとって最適な場所を見つけるためには、実際に足を運んで感じてみることが重要です。どんな環境が自分に合っているのか、どこで自分らしく生きられるのかを見つけることが、充実した人生につながるのではないでしょうか。
みなさんもぜひ、高知県についてチェックしてみてくださいね!
*掲載画像は全て承諾を得て使用・撮影しています