取引先との会食や、社内での飲み会など、仕事関係での食事の機会は多いもの。意外とマナーをチェックされているからこそ、正しいお箸の使い方知って、今すぐ身につけておいて! 【教えてくれたのは……小倉朋子さん】 おぐら・ともこ●食の総合コンサルタント。『トータルフード』代表取締役。食の総合教室「食輝塾」主宰。『世界一美しい食べ方のマナー』など著書多数

まずはここから! 美しい箸の持ち方・動かし方をマスター

実は意外とみんなできていない、お箸の正しい使い方&動かし方。箸を美しく扱えると、品よく見られて好印象に! 早速、正解な箸の使い方を教えます。

★お箸の正しい持ち方はこれ!

これが正しい箸の持ち方。「実は成人の約8割が間違った箸の持ち方をしているんです」(小倉さん)。箸の先端から3 分の2 の位置で持つと美しい。

正しく持つには、まず箸の1 本を指3本で鉛筆のように持ち、もう1 本を指の間に通すようにしてみましょう。こうやれば、簡単に正解バランスに!

★お箸の正しい動かし方はこう!

動かすのは上の箸だけ。「下の箸は、薬指にのせたまま。箸を上げる時は中指、下げる時は人さし指が動かすポイントになります」(小倉さん)

これをやったら印象最悪! な忌み箸まとめ

何気なくお箸を使っていると、知らぬ間にNG行動をしているかも……!? 絶対やってはいけない"忌み箸"をまとめてお届けします。

  • 【渡し箸】 食事中、箸を休める時に、食器の上に渡して置く忌み箸。「箸置きがない時にやりがちです。折おしき敷のふちに置くか、箸袋があるなら箸置きを作りましょう」(小倉さん)
  • 【刺し箸】 食べ物を箸で突き刺して口に運ぶ忌み箸。「里いもやかぼちゃなど、丸くてすべりやすいものや、形が大きくて持ち上げにくい料理にやりがちなので注意!」(小倉さん)
  • 【そろえ箸】 ばらついた箸先を膳や皿の上などの食器でそろえたり、舌や唇の上でそろえたりする忌み箸。「ばらばらの箸先が気になる時は中指と人さし指を動かして修正を」(小倉さん)
  • 【寄せ箸】 器の中に箸先をかけて、器を手前に引き寄せる忌み箸。「小鉢などでしがちです。行儀も悪く見えます。器を動かす時は、きちんと手を使ってください」(小倉さん)
  • 【振り上げ箸】 箸先を手の甲より高く振り上げる忌み箸。「『おいしーっ』、『そうそう』など会話が盛り上がった時に振り上げがち。箸で人をさす、『指し箸』もダメです」(小倉さん)
  • 【すくい箸】 スプーンのようにすくう忌み箸。 豆腐、豆など箸でつかめる食材をすくって食べてはダメ。「めかぶ、とろろなど箸ではつまめない食材はすくってもよいです」(小倉さん)

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MORE2018年5月号・さらに詳しい情報は雑誌MOREをチェック!  取材・原文/宮平なつき 撮影/島袋智子 ヘア&メイク/白水真佑子(巴瑞季分) モデル/土屋巴瑞季 スタイリスト/石田 綾 撮影協力/UTUWA