【生理をラクにする強化週間4】どこを温める? 何を食べる? 何に頼ればいい?「生理のつらさ」を和らげる5つのヒント
“面倒なもの”と思ってしまいがちな生理。そこで生理を見直す強化週間として5日連続で記事をお届け。4回目の今回は、生理の辛さを和らげるテクニックをお届けします!
【教えてくださったのは……産婦人科医 福山千代子先生】
『アヴェニューウィメンズクリニック』院長。生理痛や月経前症候群(PMS)から更年期ケアまで、女性のつらさと丁寧に向きあう
【教えてくださったのは……産婦人科医 福山千代子先生】
『アヴェニューウィメンズクリニック』院長。生理痛や月経前症候群(PMS)から更年期ケアまで、女性のつらさと丁寧に向きあう
生理中の“ブルー”を和らげてくれるケア法やアイテムをみかたにつけよう!
生理中の憂うつさを和らげる方法はとっても簡単&シンプル! 自分の心地よさを最優先したアイテム選びやケアが、快適への近道なんです。
【ヒント1】正しい場所を正しく温める
「子宮付近の筋肉は、冷えると生理中の収縮がきつくなり、痛みにつながりやすいので温めるのが基本。こわばっている場所を温めると心地よくなるので意識して。全身の冷えにつながる足首も大切な温めポイントです。また、生理中は動かないとよけいに痛みが出ることも多いので、軽く体を動かすほうが血流がよくなってラクになります」(福山先生、以下同)
★温め方&おすすめアイテム!
【ヒント1】正しい場所を正しく温める
「子宮付近の筋肉は、冷えると生理中の収縮がきつくなり、痛みにつながりやすいので温めるのが基本。こわばっている場所を温めると心地よくなるので意識して。全身の冷えにつながる足首も大切な温めポイントです。また、生理中は動かないとよけいに痛みが出ることも多いので、軽く体を動かすほうが血流がよくなってラクになります」(福山先生、以下同)
★温め方&おすすめアイテム!
【ヒント2】最新アイテムでにおいをOFF
「においが気になるからといって洗いすぎるのはNG。きれい好きといわれる日本人は、ただでさえ洗いすぎる傾向が。デリケートゾーンの皮膚は顔より薄いので、洗顔以上にやさしく洗うこと! ビデは生理の終わり頃に1 回使う程度なら問題ありませんが、頻繁に使うと常在菌(いい働きをする菌)まで流してしまい逆効果なのでおすすめできません」
★おすすめアイテムはコレ!
「においが気になるからといって洗いすぎるのはNG。きれい好きといわれる日本人は、ただでさえ洗いすぎる傾向が。デリケートゾーンの皮膚は顔より薄いので、洗顔以上にやさしく洗うこと! ビデは生理の終わり頃に1 回使う程度なら問題ありませんが、頻繁に使うと常在菌(いい働きをする菌)まで流してしまい逆効果なのでおすすめできません」
★おすすめアイテムはコレ!
【ヒント3】食べ物やサプリで鉄分をプラス
「生理中は、カフェインやウリ科、南国系のフルーツなど体を冷やすものは避けましょう。経血量が多い人や貧血ぎみの人は鉄分補給を忘れずに。イライラなどのPMSは、脳内のセロトニン低下が原因なので、ビタミンBとアミノ酸を多めに摂取すると効果的です。食事の栄養バランスを考えつつ、サプリメントや点滴などで意識してとるのもいいですね」
★おすすめアイテムはコレ!
「生理中は、カフェインやウリ科、南国系のフルーツなど体を冷やすものは避けましょう。経血量が多い人や貧血ぎみの人は鉄分補給を忘れずに。イライラなどのPMSは、脳内のセロトニン低下が原因なので、ビタミンBとアミノ酸を多めに摂取すると効果的です。食事の栄養バランスを考えつつ、サプリメントや点滴などで意識してとるのもいいですね」
★おすすめアイテムはコレ!
【ヒント4】心地よく過ごせる下着に替える
「きつい下着は血流を妨げるので×。生理中は下着も服もゆるめのサイズ感を意識しましょう。そけい部をゴムで押さえつけないボクサーパンツタイプもおすすめ。最近は、生理中にサニタリーショーツを使わない人も多いようですが、防水性や通気性など生理用に特化して機能的に作られたものなので、活用するほうがより快適に過ごせると思いますよ」
★おすすめアイテムはコレ!
「きつい下着は血流を妨げるので×。生理中は下着も服もゆるめのサイズ感を意識しましょう。そけい部をゴムで押さえつけないボクサーパンツタイプもおすすめ。最近は、生理中にサニタリーショーツを使わない人も多いようですが、防水性や通気性など生理用に特化して機能的に作られたものなので、活用するほうがより快適に過ごせると思いますよ」
★おすすめアイテムはコレ!
【ヒント5】薬やピルを賢く活用する
「市販の鎮痛薬や子宮の収縮を抑えるための『ブスコパン』、骨盤の血流を促す漢方など、痛みの強度や期間、不調の内容に合わせて自分に最適なものを選べる時代。生理周期が整い、痛みや経血量が軽減するピルも賢く活用しましょう。ちなみに、近頃、『ピルで卵子を温存できる』と勘違いしている人が多いようですが、卵子は蓄えられません!」
★おすすめアイテムはコレ!
「市販の鎮痛薬や子宮の収縮を抑えるための『ブスコパン』、骨盤の血流を促す漢方など、痛みの強度や期間、不調の内容に合わせて自分に最適なものを選べる時代。生理周期が整い、痛みや経血量が軽減するピルも賢く活用しましょう。ちなみに、近頃、『ピルで卵子を温存できる』と勘違いしている人が多いようですが、卵子は蓄えられません!」
★おすすめアイテムはコレ!
今回紹介したテクニックやグッズ、ぜひ使ってブルーな日を和らけて。明日は「生理ナプキン」のつけ比べレポをお届け。ぜひチェックしてくださいね。
MORE2018年10月号・さらに詳しい情報は雑誌MOREをチェック! 取材・原文/国分美由紀 イラスト/田中麻里子 ⒸMitsushi Okada/a.collection/amanaimages