【ビジネスマナーQ&A③】名前を覚えられない、話を聞いていないと思われる、背景が生活感丸出しetc. リモートワークの悩みを解決します!
教えてくれたのは……北條久美子さん
ライフスタイリスト、「ブリリアンスプラス」顧問。著書に『仕事が楽しくなる 働き方のセブンマナー』(講談社)など
お悩み率No.1 オンライン会議のビジネスマナー
画像提供:ピクスタ
誰もが手探りの状態だからこそ、スムーズさやアレンジ力が求められるオンライン会議。今日から実践したいマナーのポイントを集めました!
Q. 生活音が入ってしまう
A. チャーミングに断りを入れて
「画面の背景同様、会議の邪魔にならないようにできるかぎり配慮していても、生活音や映り込みが避けられないことも。お子さんがいる場合は『うちには小さな怪獣がいまして……』など、ユーモアを交えて伝えるとコミュニケーションを盛り上げるきっかけに」(北條さん、以下同)
Q. 背景が生活感丸出しで恥ずかしい……
A. 会議に向けて準備しようという「心」がいちばん大事!
「家で仕事をしている以上、ある程度の生活感が出てしまうのはしかたがないもの。大切なのは、会議のためにできるだけ背景を整えようという相手への心遣いです。映る背景も含めて身だしなみですから、バーチャル背景に頼る前に整理整頓を! 散らかっていたり、だらしない印象は避ける工夫をしましょう。自宅を心地よい場所に整えるチャンスととらえてみてください」
Q. 議事録を取る際についキーボードを見てしまい、話を聞いていないと思われそうで不安です
A. あらかじめ伝えておけば、誤解が防げます
不安なままにしておくと、見られ方を意識しすぎて議事録がおろそかになる可能性も……。「挨拶する際に『議事録を担当しますので、下を向くことが多いかもしれません』とひと言添えると相手の見方も変わりますし、自分も周囲の目を気にせず作業に集中できます」
Q. 初対面だと名刺交換ができないのでなかなか名前を覚えられません
A. 名前変更機能を活用するように働きかけましょう
「『Zoom』などのオンラインツールは画面に表示される名前を自由に変更できます。参加者は事前に『会社名・肩書・氏名』などの表記に統一するようルール共有しておくと、お互いに戸惑うことなく進められます。また、議事録や進行など役割を明記したり、カジュアルなミートアップなどではあえてニックネーム表記にして距離を縮めることも」
取材・原文/国分美由紀 構成・企画/高戸映里奈 松本一葉(2人ともMORE)