日本初出品50点以上が並ぶ、50年ぶりの大キュビスム展!

フアン・グリス《朝の食卓》 1915年10月 Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne - Centre de création industrielle (Achat, 1947) © Centre Pompidou, MNAM-CCI/Philippe Migeat/Dist. RMN-GP

フアン・グリス《朝の食卓》 1915年10月
Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne - Centre de création industrielle (Achat, 1947) © Centre Pompidou, MNAM-CCI/Philippe Migeat/Dist. RMN-GP

20世紀初頭、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックという2人の芸術家によって生み出されたキュビスム。幾何学的に平面化された形によって画面を構成する絵画たちがみられる展覧会が、国立西洋美術館にて2024年1月28日(日)まで開催されています。しかも、作品のうち50点以上が日本初出品! 50年ぶりの大キュビズム展、この機会を見逃したら損ですよ!

また、本展の音声ガイドは、声優の三木眞一郎さん、伊駒ゆりえさん。美術愛たっぷりのベテラン・三木さんとフレッシュな伊駒さんのお二人が、作品のみどころや楽しみ方を案内してくれます。さらに、山田五郎さんのキュビスム愛がつまったボーナストラックも収録。『そもそもキュビスムとは何?』など、展示作品をより一層楽しめる山田五郎流補足解説です。

ピカソ12点&ブラック15点をふくむ、スリリングな造形実験を追体験!

2人の天才画家によるキュビスムの冒険の軌跡をかつてないボリュームで追体験。ピカソ12点、ブラック15点というこれまでにないまとまった作品数で、絶えず変化を続けながら展開した2人の画家をはじめとする、40人もの作家たちの作品を堪能することができます。

どの作品も第一級ですが、ピカソのプリミティヴな裸婦像に衝撃を受けて制作されたブラックの重要作《大きな裸婦》(1907-08年、日本初出品)、ポンピドゥーセンターを代表するピカソのキュビスム絵画《肘掛け椅子に座る女性》(1910年)は必見です。

一方、公的な展覧会の場で積極的に集団展示を行い、ピカソとブラックとは異なるキュビスムの流派を築いた「サロン・キュビスト」と呼ばれる画家たちの絵画では、ロベール・ドローネーの作品も。また、初期の傑作《ロシアとロバとその他のものに》(1911年)を含む、粒揃いのシャガールの絵画5点も見ることができます。

そのほかにも、合わせて140点に及ぶ作品は、見れば圧巻。20世紀美術の真の出発点となったキュビスムの全貌を明らかにします。

コンスタンティン・ブランクーシ《眠れるミューズ》 1910年/東京会場のみ Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne - Centre de création industrielle (Don de la Baronne Renée Irana Frachon, 1963) © Centre Pompidou, MNAM-CCI/Adam Rzepka/Dist. RMN-GP

コンスタンティン・ブランクーシ《眠れるミューズ》 1910年/東京会場のみ
Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne - Centre de création industrielle (Don de la Baronne Renée Irana Frachon, 1963) © Centre Pompidou, MNAM-CCI/Adam Rzepka/Dist. RMN-GP

アンリ・ローランス《頭部》 1918-1919年 Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne - Centre de création industrielle (Dation en 1997) © Centre Pompidou, MNAM-CCI/Adam Rzepka/Dist. RMN-GP

アンリ・ローランス《頭部》 1918-1919年
Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne - Centre de création industrielle (Dation en 1997) © Centre Pompidou, MNAM-CCI/Adam Rzepka/Dist. RMN-GP

撮影OK!ポンピドゥーセンターの人気作品、幅4メートルの大作《パリ市》が初来日!

ロベール・ドローネー《パリ市》 1910-1912年 Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne - Centre de création industrielle (Achat de l’ État, 1936. Attribution, 1937) © Centre Pompidou, MNAM-CCI/Georges Meguerditchian/Dist. RMN-GP

ロベール・ドローネー《パリ市》 1910-1912年
Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne - Centre de création industrielle (Achat de l’ État, 1936. Attribution, 1937) © Centre Pompidou, MNAM-CCI/Georges Meguerditchian/Dist. RMN-GP

ピカソ、ブラックとは異なるアプローチでキュビスム旋風を巻き起こした「サロン・キュビスト」たちの作品も多数紹介。なかでも初来日となる幅4メートルにもおよぶロベール・ドローネーの《パリ市》は、ポンピドゥーセンターを象徴する大作のひとつです。

この作品だけでなく、会場では多くの作品を撮影することができます(撮影は非営利かつ私的利用の目的に限ります。一部エリアは撮影できません)。

キュビスム展は、絶賛公開中です!

パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展—美の革命 キービジュアル

パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展—美の革命 キービジュアル

会期:〜2024年1月28日(日)
会場:国立西洋美術館
住所:東京都台東区上野公園7-7
時間:9時30分~17時30分(毎週金・土は20時まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし、1月8日(月・祝)は開館)
    2月28日(木)~2024年1月1日(月・祝)、1月9日(火)
観覧料:本展は事前予約(日時指定)不要です。混雑時には入場をお待ちいただく場合があります。

当日券:一般 2,200円、大学生 1,400円、高校生 1,000円
●販売場所:国立西洋美術館 インフォメーション(会期中開館日のみ)、公式オンラインチケット、TBSチケット、セブンチケット(セブンコード:102-673)、ローソンチケット(Lコード:35365)、チケットぴあ(Pコード:686-626)
※手数料がかかる場合があります。

キュビズム展 and WALNUTコラボステッカー付きチケット:2,500円(税込)

※観覧無料の中学生以下、障害者手帳をお持ちの方及びその付添者1名、無料観覧券をお持ちの方は直接会場へお越しください。
※大学生、高校生、中学生以下、障害者手帳をお持ちの方は、入館の際に学生証または年齢の確認できるもの、障害者手帳をご提示くだい。
※国立美術館キャンパスメンバーズ加盟校の学生・教職員は、本展を学生1,200円、教職員2,000円でご覧いただけます。(会期中ご観覧当日、国立西洋美術館券売窓口にて学生証または教職員証をご提示のうえお求めください)。
※観覧当日に限り本展の観覧券で常設展をご覧いただけます。
※本展の観覧券は会期中1枚につき1人1回、観覧日当日に限り有効です。再入場はできません。
※一度購入されたチケットのキャンセル・券種変更・払い戻し・再発行はいたしません。

TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)

各種チケットの詳細は、展覧会公式サイトチケットページをチェック!