博物館・美術館の数が日本一。別荘地として名建築が集結する軽井沢で、五感を刺激するマストチェックのスポットをラインナップ! 軽井沢に行ったら絶対訪れたい美術館や、自然あふれるおしゃれな宿まで紹介します。

CONTENTS
  1. 軽井沢千住博美術館
  2. stilI(シュティル)
  3. Tatehata House
  4. 軽井沢ニューアートミュージアム

軽井沢千住博美術館

軽井沢千住博美術館 外観

森の中を散歩しながらアート鑑賞している気分に
滝を題材にした作品『ウォーターフォール』で知られる日本画家・千住博の個人美術館。建築家・西沢立衛が設計した前衛的な建物は、光と開放感にあふれる造りで、軽井沢の豊かな自然を感じながら、千住博の初期作から近作を楽しめる。

軽井沢千住博美術館 吹き抜け 中庭

館内には、じっくりと作品と対話できるようにと、至る所に椅子が設置されているのもうれしい。年末まで開催している企画展「チキュウ・ウチュウノキセキ」では、地球や宇宙の奇跡的な一瞬を表現した作品を堪能して。

軽井沢千住博美術館 館内

住所/長野県北佐久郡軽井沢町長倉815
電話/0267-46-6565
開館時間/9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日/火曜(祝日の場合、G.W.、7〜9月は開館。12月26日〜2月末日は休館)
HP/https://www.senju-museum.jp/
企画展「チキュウ・ウチュウノキセキ」
会期:〜2024年12月25日(水)
写真/©軽井沢千住博美術館

stilI(シュティル)

軽井沢 stilI 外観

北欧家具を扱う『ハルタ』がつくり出す心地よい時間
ヴィンテージ家具を扱う『haluta』が、もともとドライブインとして稼働していた建物を複合施設『still(シュティル)』として再生。家具のショールームをはじめ、ギャラリー、パン屋、レストランなどが入居しており、昨夏に開業したホテル『haluta hotelli still』は、テーマの異なる3部屋で構成。

軽井沢 stilI 客室

北欧を彷彿とさせるインテリアで統一された「grand room」(上写真)からは、美しい蓼科山が一望できる。朝食は、オーガニック素材を使った『haluta bageri』のパンがいただける。

軽井沢 stilI 朝食

住所/長野県北佐久郡軽井沢町追分1372の6
営業時間/店舗により異なる(HPで要確認)
HP/https://haluta.jp/

Tatehata House

Tatehata House 外観

ミッドセンチュリースタイルの一軒家で休息
浅間山の麓に広がる北軽井沢の大学村に建つ『Tatehata House』。大江健三郎や倉本聰など、数多くの文化人の邸宅を手がけた建築家・建畠嘉門が、1968年に自邸として建てたミッドセンチュリーモダンの山荘で、一棟貸しの宿として開かれている。

Tatehata House 客室 暖炉

コンパクトでぬくもりあふれる部屋には、こだわりの調度品が並び、穏やかな時間を過ごせる。離れには、フィンランド式のサウナとひのき露天風呂が備え付けられており、豊かな自然を感じながら“ととのう”体験を。

住所/群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1924の172
電話/050-5805-3144
HP/https://www.chillnn.com/1797d033d2b380
宿泊料/1泊(4名まで)¥48000〜

軽井沢ニューアートミュージアム

軽井沢ニューアートミュージアム 外観

国際的に評価される現代アートに出合える
カラマツ林をイメージした白い柱が等間隔に並ぶ外観が目印。日本の現代アートを中心に展示しており、斬新な切り口の企画展を常時開催。

軽井沢ニューアートミュージアム ハートのオブジェ

敷地内の「風通る白樺と苔の森〈チャペル〉」には、建築家・隈研吾が手がけたガラスのチャペルがあり、その前に立つ現代美術家・ジャン=ミシェル オトニエルによるハートのオブジェ《Kokoro no mon》には、くぐることでパートナーとの結びつきが強くなるようにという願いがこめられている。洗練されたデザインのアイテムが揃うミュージアムショップも立ち寄って。

軽井沢ニューアートミュージアム 本棚

住所/長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1151の5
電話/0267-46-8691
開館時間/10:00〜17:00(7〜9月は18:00まで)
休館日/月曜(祝日の場合は翌平日。8月は無休)
HP/https://knam.jp/
「かけがえのないもの - 地球・風景・環境
Irreplaceable -Earth, Landscape, Environment」
会期:〜2024年9月29日(日)

Text : Rie Kaido ※MORE2024年夏号掲載