【長崎ハウステンボス】『大エッシャー展』開催! 世界有数のハウステンボスコレクション
ライター
菅原 麻葉
だまし絵でも有名なエッシャーの作品を、オランダ感じるハウステンボスで!
“憧れの異世界。 ”を掲げる長崎・ハウステンボスでは、2025年3月2日(日)までの期間中、3期に分けて、オランダ王室公認の宮殿「パレス ハウステンボス」内のハウステンボス美術館にて「大エッシャー展」を開催します。
20世紀オランダを代表する版画家、マウリッツ・コルネリス・エッシャー。彼の作品は、その独特の世界観と確かな技術力により、今でも世界中で愛されています。よく知られただまし絵だけでなく、風景画や身近な人やもの、不思議な生物やタイルのようにモチーフを組み合わせたものなど、その作品の幅は多岐に渡ります。一見すると全く違うようでも、その根幹にはエッシャー独自のまなざしが見えてきます。
本展覧会では、そんなエッシャーの作品の数々を、初期から晩年までテーマに分けて概観します。また彼を生んだオランダ文化や時代背景にも注目し、それらが作品にどのように影響を与えたのか、またどのように作品が変化してきたのかを紐解いていきます。
ハウステンボスが所有する収蔵品約9,000点の中から選り抜きの作品の数々を通して、エッシャーの不思議な世界の一端を覗いてみませんか?
初期から晩年までの作品を一挙に紹介!だまし絵だけではないエッシャーの魅力に迫る
エッシャーは1898年から1972年までの74年間の生涯で、450点以上の作品を制作しています。よく知られているのはだまし絵や数学的な作品ですが、キャリアの初期には風景や身近な物を版画にしています。それらは粗削りな点もありながら、様々な技法を模索し、また後の作品にも通じる独自の視点や表現方法を見ることができます。
オランダの歴史や文化からエッシャーと作品のひみつを紐解く!レンブラントの版画も登場!
美術史におけるエッシャーの位置づけは、未だにはっきりしていませんが、彼の表現や考えには様々な影響を見ることができます。数学や日本の工芸品もその一つで、中でも彼が生まれ育ったオランダの歴史や文化はその最たるものです。本展覧会では、レンブラントを始め、17世紀以降のオランダに関するハウステンボスの収蔵品の数々を使って、その影響と関係性に迫ります。
「大エッシャー展 -M.C. Escher-」概要
会期: 2024年2025年3月2日(日)まで
Ⅰ期 2024年7月15日(月)~8月20日(火)
Ⅱ期 2024年11月16日(土)~2025年1月6日(月)
Ⅲ期 2025年1月11日(土)~3月2日(日)
(展示入れ替え期間の最新情報はHPをご確認ください)
時間: 10:00~18:00(最終入館 17:30)(ハウステンボスの営業時間により変動あり)
料金: 無料(別途ハウステンボスの入場パスポートが必要)
お問合せ:ハウステンボス総合案内(ナビダイヤル) tel 0570 (064) 110
© 2024 The M.C. Escher Company, The Netherlands. All rights reserved. www.mcescher.com
1987年生まれ。OLで雑誌編集を行う傍ら、ファッション、美容、お出かけ系などのライター業も。ファッション初心者ゆえ、安い・着やすい・コーデしやすいアイテムに目が行きがち。身長162cm、ブルベ冬・骨格ストレート寄りらしい。インスタグラムは愛猫と食べログ3.5以上のお店巡りが多め