パリ・オルセー美術館所蔵を含めた100点近くの印象派絵画が、上野で見られる!

パリ・オルセー美術館所蔵を含めた100点近くの印象派絵画が、上野で見られる!

国立西洋美術館では、2025年10月25日[土]から2026年2月15日[日]まで、「オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語」を開催します。

印象派といえば、戸外の風景を移ろう光とともにとらえた絵画がまず思い浮かぶのではないでしょうか。とはいえ、彼らの最初のグループ展が開かれたのは、1870年代の近代都市パリ。室内を舞台とした作品も多く描かれ、とりわけドガは室内における鋭い人物表現にこそ本領を発揮し、ルノワールも親密な雰囲気に浸された室内画を得意としていました。また、印象派の画家たちがもともと私邸の壁面装飾として描いた作品も少なくありません。印象派と室内は思いのほか深い関係を結んでいたのです。

ピエール=オーギュスト・ルノワール《ピアノを弾く少女たち》1892年 油彩/カンヴァス オルセー美術館、 パリ © GrandPalaisRmn (musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

ピエール=オーギュスト・ルノワール《ピアノを弾く少女たち》1892年 油彩/カンヴァス オルセー美術館、
パリ © GrandPalaisRmn (musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

本展では、「印象派の殿堂」ともいわれるパリ・オルセー美術館所蔵の傑作68点を中心に、国内の重要作品も加えた約100点により、室内をめぐる印象派の画家たちの関心のありかや表現上の挑戦をたどります。

オルセー美術館の印象派コレクションがこの規模で来日するのは、およそ10年ぶり。さらに今回、若きドガの才気みなぎる代表作《家族の肖像(ベレッリ家)》が日本で初めて展示されます。マネ、モネ、ルノワール、セザンヌらの名品も一堂に会するこの機会に、室内というテーマを通して印象派のもうひとつの魅力を堪能しに、ぜひ足を運んでみては?

《家族の肖像(ベレッリ家)》

油彩/カンヴァス オルセー美術館、パリ

「オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語」開催概要

会  期:2025年10月25日[土]‐2026年2月15日[日]
会  場:国立西洋美術館[東京・上野公園] 〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)

詳細は「オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語」公式サイトをチェック!