日本で約60年ぶりの大規模個展に、世界各国から作品が集まった!

日本で約60年ぶりの大規模個展に、世界各国から作品が集まった!

東京都美術館では、2025年3月1日(土)から7月6日(日)まで、「ミロ展」を開催します。

1893年にスペインのカタルーニャ州に生まれたジュアン・ミロ(1893~1983)は、同郷のピカソと並び20世紀を代表する巨匠に数えられます。太陽や星、月など自然の中にある形を象徴的な記号に変えて描いた、詩情あふれる独特な画風は日本でも高い人気を誇ります。そんなミロの創作活動は、没後40年を迎えたいま、世界的に再評価されています。

本展は、〈星座〉シリーズをはじめ、初期から晩年までの各時代を彩る絵画や陶芸、彫刻により、90歳まで新しい表現へ挑戦し続けたミロの芸術を包括的に紹介します。世界中から集った選りすぐりの傑作の数々により、ミロの芸術の真髄を体感できる空前の大回顧展です。

ミロの創作活動全体を振り返る大回顧展

自画像

90歳で亡くなるまで新たな表現に挑戦し続けたミロ。本展はその70年に及ぶ創作活動全体を振り返ります。ミロの生涯を振り返る大規模な個展が日本で開催されるのは、画家が存命中、1966年に開催されて以来となります。

代表作〈星座〉シリーズのうち3点が出品

《明けの明星》 
6.	《カタツムリの燐光の跡に導かれた夜の人物たち》

ミロの代表作に挙げられるのが1940年から41年にかけて描いた〈星座〉シリーズです。戦火を逃れながら、夜や音楽、星を着想源にして全23点が描かれました。現在、シリーズの各作品は世界中に散らばっており、複数の作品をまとめてみられる機会は貴重です。

各時代を代表する名品が世界中から集結

《ヤシの木のある家》
《オランダの室内I》
《焼かれたカンヴァス2》

故郷カタルーニャの地で描いた初期の名作《ヤシの木のある家》、1920年代の傑作《オランダの室内I》、晩年を迎えても新たな表現に挑戦した《焼かれたカンヴァス2》など、各時代を代表する作品の数々が世界中から集います。

そのほかも多数の作品が集結。ミロの作品をここまでの数一度に見られるこの機に、ぜひ東京都美術館に足を運んでみてください。

《女と鳥》 
《太陽の前の人物》 
《バルサ FCバルセロナ75周年》 

「ミロ展」開催概要

ポスター

会期 2025年3月1日(土)〜7月6日(日)
会場 東京都美術館 企画展示室
開室時間
9:30~17:30、金曜日は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)
休室日
月曜日、5月7日(水)※ただし、4月28日(月)、5月5日(月・祝)は開室
アクセス
● JR上野駅「公園改札」より徒歩7分
● 東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅「7番出口」より徒歩10分
● 京成電鉄京成上野駅より徒歩10分
※駐車場はありませんので、車での来場はご遠慮ください。

詳細は「ミロ展」の公式サイトをチェック!