【島根】島根県立美術館で北斎の版本世界を堪能！「永田コレクション」第2章が開幕
ライター
菅原 麻葉
北斎の“読本”と“絵手本”に焦点を当てた、貴重な展覧会が島根で開催！
曲亭馬琴・作 葛飾北斎・画『鎮西八郎為朝外伝 椿説弓張月 前編』島根県立美術館蔵（永田コレクション）
北斎読本の代表作。初摺で保存状態完好の逸品
2025年9月10日から、島根県立美術館で「永田コレクションの全貌公開〈二章〉 北斎－『葛飾北斎期』・『戴斗期』編」が開催されます。本展は、北斎研究者・永田生慈氏が収集した世界屈指のコレクションから、北斎が46歳から60歳頃に手がけた作品を紹介するもの。読本の挿絵や絵手本など、版本の魅力がぎゅっと詰まった内容です。
北斎の“読本”と“絵手本”が一堂に！
葛飾北斎・画『北斎漫画』（初編）島根県立美術館蔵（永田コレクション）・・・西洋画家に影響を与えた北斎の代表作。希少な初摺本
本展では、北斎が「葛飾北斎」や「戴斗」と名乗っていた時期の作品を中心に、錦絵、摺物、版本、肉筆画など約500点を展示。特に、読本の挿絵や絵手本は、北斎が版本の第一人者として活躍した証。『椿説弓張月』や『北斎漫画』など、当時のベストセラー作品も多数登場します。前期・後期で展示替えがあるので、何度訪れても新しい発見がありそう！
葛飾北斎《東海道名所一覧》島根県立美術館蔵（永田コレクション） …戴斗期の数少ない錦絵。精緻を極めた大型の版画作品です
「永田コレクションの全貌公開〈二章〉 北斎－『葛飾北斎期』・『戴斗期』編」概要
会期：2025年9月10日（水）〜11月3日（月・祝）
前期：9月10日（水）〜10月5日（日）
後期：10月8日（水）〜11月3日（月・祝）
※10月6日（月）、7日（火）は展示替えのため閉室
休館日：火曜日（ただし9月23日は開館）
開館時間：
9月：10:00〜日没後30分（展示室への入場は日没時刻まで）
10〜11月：10:00〜18:30（展示室への入場は18:00まで）
会場：島根県立美術館（島根県松江市袖師町1-5）
観覧料：
オンラインチケット（8月8日発売予定）・前売券：一般900円、大学生600円
当日券：一般1,000円（団体800円）、大学生600円（団体450円）
※小中高生は無料
1987年生まれ。OLで雑誌編集を行う傍ら、ファッション、美容、お出かけ系などのライター業も。ファッション初心者ゆえ、安い・着やすい・コーデしやすいアイテムに目が行きがち。身長162cm、ブルベ冬・骨格ストレート寄りらしい。インスタグラムは愛猫と食べログ3.5以上のお店巡りが多め
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