誰もが知っている有名なグルメでも、実は知らない雑学がいっぱいある。そんな“明日誰かに話したくなる”グルメのナゾを、独自に調査するのがこちらの連載【ご当地グルメ探偵M】!

今回は「雷おこしの名前の由来は?」。浅草名物としておなじみの雷おこしですが、なぜ“雷”? もしかして……食べるとバリバリ音がするからですか⁉︎ ご当地グルメ探偵Mが調査結果を報告します!

家を「おこし」名を「おこす」縁起菓子です

Q.「雷おこし」の名前の由来は?

A.雷門の横で販売されていたからです

おこしの起源をさかのぼると、もともとは中国で生まれたお菓子で、日本では関西発祥の「粟(あわ)おこし」がもっとも古いおこしです。

東京でおこしを初めて販売したのは、1795年に創業した『常盤堂』で、家を「おこし」名を「おこす」という縁起菓子として知られています。関西の粟おこしを参考にしながら東京流にアレンジし、うるち米を使用しているのが特徴です。雷門の横で販売され、その雷門の「雷」をとって「雷おこし」として、浅草寺参拝土産として広まっていきました。

教えてくれたのは……常盤堂

常盤堂雷おこし本舗は、1795年雷門の横で「雷おこし」 の販売を開始し、浅草寺参拝のおみやげとして、今日まで多くのお客様に親しまれています。原料となるおこし種(パフ)は、埼玉にある大宮工場で製造し、原料から製品までを一貫して製造。2022年春からは、浅草にある雷5656会館に「浅草工房」 を開設、おこしのできる工程が見学できる施設を併設した工房でも製造を開 始しました。

また、おこしづくりができる体験教室も開催しています。自分自身へのお土産としてはもちろん、家族や友人、職場の方などのお土産としても喜ばれるはず。浅草に来たら、見て、作って、浅草の味を知ってください。

■『常盤堂』公式サイト
https://tokiwado.tokyo/

■問い合わせ先℡:0120-49-5656(9:00〜17:00、土日祝日は休み)

「常盤堂」のおやつ情報をチェック!

常盤堂の生おこしの画像
生おこし 1個¥216〜
「生おこし」は柔らかさを追求し、口の中で溶けるような食感の雷おこし。通常の雷おこしは水飴を使用し、おこし種(パフ) と副原料を混ぜ合わせて製造しますが、「生おこし」では水飴に卵白・ショートニング・あんこ等を混ぜ、 独自の技術で特製の蜜を作り、おこし種と混ぜて製造することで、 固くならずに柔らかい食感のおこしに仕上げています。味は定番の「黒みつきなこ」「白みつあずき」、春夏限定「うめ」「まっちゃ」、秋冬限定「くり」「いちご」 があります。
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取材・文/堀越美香子 ※掲載商品については変更等の可能性があります。メーカーHP等で最新情報をご確認ください。