誰もが知っている有名なグルメでも、実は知らない雑学がいっぱいある。そんな“明日誰かに話したくなる”グルメのナゾを、独自に調査するのがこちらの連載【ご当地グルメ探偵M】!

今回は「かもめの玉子の名前の由来は?」。岩手県の銘菓「かもめの玉子」。つるんとした丸い形はたしかに卵のようですが、なぜかもめ?ご当地グルメ探偵Mが調査結果を報告します!

大船渡の海原を眺めていたら……

Q.「かもめの玉子」の名前の由来は?

A.大空を舞うかもめの姿を見てひらめいたものです。
岩手県大船渡市の小さな菓子店から生まれた『かもめの玉子』。特色のある菓子、地元を代表する菓子を、と昭和26年から開発を始めました。ある日先代会長が、大船渡の土産菓子としてふさわしいものはなんだろうと、いつものように考えをめぐらせていた時のこと。ふと、青い海原の上を颯爽と飛ぶカモメの姿が目に飛び込んできたそうです。「ひらめいた、これにしよう!」こうして、大空を舞うカモメの卵をモチーフにした菓子を作ることになりました。

教えてくれたのは……さいとう製菓

戦後、餅屋である自分たちが和菓子屋にも負けない独自の発想を駆使したお菓子を出せないかと考え、皆様のご愛顧により誕生から70年の歳月が経ちました。銘菓『かもめの玉子』や和菓子・洋菓子の製造、岩手県内の直営店にて販売(通信販売有)を手掛け、お菓子を中心に様々な喜びと感動を提供しています。

■『さいとう製菓』公式サイト
https://www.saitoseika.co.jp/

「かもめの玉子」のおやつ情報をチェック!

かもめの玉子の商品画像
かもめの玉子 4個入り ¥540〜
しっとりほくほくの黄味餡、それを包むカステラ、そしてホワイトチョコを表面に。素材の持ち味を生かす製品づくりにこだわり、黄味餡の要であるインゲン豆の一種である大手亡、上品でキレのある程良い甘さを出すために白ザラメ、厳しい寒さの中で育まれた北東北で栽培されているキタカミ小麦。絶妙なバランスで和と洋のテイストが合わさり、卵の形にもこだわったキャッチーでかわいらしい風味豊かなお菓子です。
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取材・文/堀越美香子 ※掲載商品については変更等の可能性があります。メーカーHP等で最新情報をご確認ください。