【無印良品】ダイエットや筋トレにぴったりのおやつ「コオロギチョコ」を食べてみた!
『無印良品』の SDGsなコオロギおやつ第2弾が登場!
『無印良品』から、食用コオロギを使った渾身のサステナブルおやつ「コオロギチョコ」(¥190)が昨年末に発売され、大きな話題となっています。次世代タンパク源として注目される食用コオロギパウダーに、ミルクチョコレート、大豆パフなどを使用したプロテインバーです。“昆虫食”と聞くとつい口にするのをためらってしまう印象がありますが、実際はどんなお味なのか、食いしん坊エディター沖島が実際に購入して試食してみました。
『無印良品』がコオロギフードの開発に熱心な理由
世界はいま、急激な人口増加にともなう食糧不足の危機に陥りつつあるといわれています(※)。なかでも、我々人間にとって主要な栄養素のひとつであるタンパク質不足は特に深刻な問題とされ、地球環境に大きな負荷がかかるといわれている牛・豚・鳥などの家畜の代替食品として、昆虫、特にコオロギが注目されているんです。
コオロギは超優良な食糧候補で、
●少量でも、タンパク質・カルシウム・鉄分・ビタミンなどの栄養素をバランスよく豊富に含んでいる
●必要な水やエサの量が少なくてすむうえ、省スペースで簡易な設備による飼育が可能なので、CO2の排出量が圧倒的に少ない
●他の昆虫と比べて成長が早い(成虫になるまで約35日)ので、効率よく生産できる
●雑食なのでエサの選択肢が広く、残った食品を食べてくれるなど、食糧廃棄問題にも貢献する可能性がある
......といったさまざまなメリットがあるそう。『無印良品』は徳島大学と連携して、2020年10月に、コオロギ粉末入りのせんべい「コオロギせんべい」(¥190・写真右)の販売をスタート。当初は公式ネットストアのみでの販売でしたがアッという間に完売し、店舗で販売されるようになってからも早いサイクルで売り切れと再入荷を繰り返している人気商品です。
※2019年6月に発表された国際連合の人口予測レポート「世界人口白書 2019」によると、世界の人口は、2020年の77億人から2050年には100億人にまで増加し、2030年あたりを境にタンパク質の供給が不足するといわれています。将来的な食糧確保と環境保護は全人類喫緊の課題なのです。
『無印良品』の新商品「コオロギチョコ」はどんな味!?
いざ「コオロギチョコ」を実食します(ワクワク)。コオロギパウダーと、大豆パフやきなこなどの大豆由来成分を配合し、1本(約38g)あたり184kcal・15.9gのタンパク質を含むチョコレート風味のプロテインバーです。
パッケージ裏の栄養成分表示をチェックすると、忙しい朝や小腹が空いた時の手軽な栄養補給に、またダイエット中や筋トレ中の方も満足できる、高タンパク・低糖質の栄養バーという感じでしょうか? 製造を手がける『寿製菓』(鳥取県米子市)は、「因幡の白うさぎ」をはじめとする数々の銘菓ブランドを手がけるほか、製菓や健康食材の研究開発に熱心な企業です。
ザクザクとしたパフの食感がなんともいえず、食べごたえたっぷり! ミルクチョコレートは甘さ控えめで、オレンジの風味がとってもきいているせいか、“コオロギっぽさ”を感じさせるような、エビに似た独特の香ばしさをあまり感じることなく、普通にバリボリとかじれます。栄養価が高く、1本でもかなり満足感があるので、ダイエット中でも気兼ねなく食べられそう。
馬鈴薯(じゃがいも)でんぷんやコーンスターチをベースにした生地に、“陸のエビ”ともいわれる食用フタホシコオロギをパウダー状にして練り込み(黒い点々)、コオロギ本来の香ばしい風味を活かして仕上げた「コオロギせんべい」(写真下)に比べ、「コオロギチョコ」(写真上)は、事前に指摘されなければ、見た目も食感も“コオロギを食べている”感覚はなく、とても食べやすかったです。ただ、コオロギはエビやカニなどの甲殻類と類似した成分を含んでいるため、アレルギーをお持ちの方は召し上がらないほうが安全かと思います。
「コオロギチョコ」購入でSDGsアクションの第1歩を踏み出そう!
以上、『無印良品』の新サステナブルおやつ「コオロギチョコ」をご紹介しました。2022年1月中旬現在、全国の『無印良品』221店舗および公式ネットストアで販売中ですが、SDGsに対する関心の高さや健康志向に加えて、やはり“コオロギ......だと!?”と、2度見を誘うようなもの珍しさがきわ立つせいか、結構なスピードで売れている印象です。見かけたらラッキーなので、「コオロギせんべい」とともにぜひ試してみてくださいね。SDGsアクションの第1歩につながると思います。 ※写真は『無印良品』渋谷西武店頭で許可を得て撮影
- エディター沖島(沖島麻美)
- 編集&ライター歴17年目の姉MORE世代。宝島社『InRed』『GLOW』→ハースト婦人画報社『ELLEgirl』を経て独立。雑誌や書籍などのペーパーメディアと、WebやSNSなどのオンラインメディアをハイブリッドで企画・制作・運用できるのが強みです。プロ目線で厳選した人気の上質プチプラアイテムを続々お届けしていくのでお楽しみに♡
Instagram: https://www.instagram.com/asamiokishma/
取材・文/沖島麻美 ※掲載されているのは2022年1月11日時点でのもので、個人の私物や見解が含まれ、価格や在庫状況などは変更する可能性があります。最新の情報はブランドの公式サイトにてご確認ください。