【防災の日】『無印良品』で備える!おすすめグッズ2021秋ver.
防災プロジェクト刷新中! 『無印良品』のグッズは最強だ
毎年9月1日は“防災の日”です。地震、風水害、火山災害などのさまざまな自然災害に一年を通して悩まされる我々日本在住者にとって、常日頃からの防災対策と定期的な見直しはマスト案件! そこで今回は、防災プロジェクト大推進中の『無印良品』で買えるおすすめグッズ10選をご紹介します。ちなみに2011年3月に発生した東日本大震災時に災害ボランティアを経験したエディター沖島が、当時の深刻なニーズを省みて厳選したものばかりです。ぜひ参考にしていただき、この機会に自分の“標準装備”を見直してみてくださいね。
おすすめ1. いつものもしも備えるセット(¥5490)・持ち出しセット(¥3990)・携帯セット(¥990)
『無印良品』では、2020年8月に“普段から使えて、災害時にも役立つアイテム”を、3つのシチュエーションに応じてまとめたセット商品3種類をリリースしましたが、2021年8月末にリニューアル。セット内容の一部変更に加え、パッケージそのものも、いざという時に役立つツールになるよう改良されました。右から「いつものもしも備えるセット」(¥5490・15アイテム入り)、「いつものもしも持ち出しセット」(¥3990・11アイテム入り)、「いつものもしも携帯セット」(¥990・6アイテム入り)です。
エディター沖島は、2021年3月に「いつものもしも備えるセット」を購入。写真(↑)のように、普段使いしているシェルフや机の上などに本のように立てかけて置いておけるので、いつでもサッと手に取れて安心です。8月末にリニューアルしたボックスは、この写真でも隣に置いてある『無印良品』の「ポリプロピレンファイルボックス」と同じ奥行きになるよう、また中身が取り出しやすいフタつき横向きファイルボックス型に改良されました。背の部分に、購入年月日や中身を定期点検した年月日を書き込めるのも地味に便利です。
「いつものもしも 備えるセット」に入っているのは下記15アイテム。「いつものもしも 持ち出しセット」「いつものもしも 携帯セット」の内容をそれぞれ網羅しています。
(左上から時計回りに)
● いつものもしも 携帯セット:EVAケース ファスナー付・除菌シート・不織布マスク・いつものもしもハンカチ・携帯用救急絆・いつものもしもメモ
● 撥水サコッシュ
● コンパクトヘッドライト
● 耳栓・ケース付
● 携帯トイレ(吸水シート15枚 / 汚物袋5枚で約3日分)
● エマージェンシーシート
● 巻いて結べるタオル
● 袖口が長い軍手
● 大判ボディシート1枚
● キャンドル・ミニ 無香タイプ
おすすめ2. LED懐中電灯 大(¥1990)
「LED懐中電灯 大」(¥1990)は、衝撃に強いポリカーボネート樹脂製で、半透明のシェードを採用した、雨に濡れても使用可能な防雨形タイプの懐中電灯。電池フタに防水パッキンがついています。単3乾電池2本・単4乾電池2本(本体には付属していないので別売のものを用意しましょう)を使用しますが、いずれか1本だけしかなくても駆動するのが頼もしいところ。LEDライトの明るさは、2段階(High / Low)に切り替えて使用できます。電池寿命はHighで約8時間、Lowで約24時間です。どんなインテリアにもなじむごくシンプルなデザインで、手に持っても、置く照明としても使えるので、いざという時に手が届く場所に常備しておくことをおすすめします◎。
おすすめ3. 手回し充電ラジオ(¥6990)
ワイドFM対応でラジオが聴けるほか、USB-A端子つきでスマートフォンや携帯電話の充電が可能な「手回し充電ラジオ」(¥6990)もおすすめのひとつ。キャリアの基地局が災害でダメージを受けてスマホが使えなくなったり(東日本大震災の時がそうでした!)、外部と断絶されてしまった場合でも、緊急地震速報や避難指示・救助状況の確認ができる最良かつ最強の手段として高く評価されているのがラジオです。単4乾電池3本、または手回しダイナモ(※)で充電可能な充電池を内蔵しています。約15分間の手回し作業で、本体に約30%充電でき、約2時間のラジオ聴取と、約2%のスマホ充電が可能です。
※電源スイッチを「内蔵充電池」に切り替え、手回し式ハンドル(=ダイナモハンドル、360°回転します)を引き起こし、1秒につき2回転のペースでぐるぐるゴリゴリ回すと、乾電池がない環境でも本体に充電可能。
おすすめ4. USB用モバイルバッテリー・急速充電器付(¥2990)
緊急事態に限らず、スマホはいつでもどこでもサッと使える状態にしておきたいもの。充電器は常に持ち歩きましょう。この「USB用モバイルバッテリー・急速充電器付」(¥2990)は、充電式リチウムイオン電池(3.63V・5000mAh)を内蔵しており、出力用2ポート合計で最大15Wまで出力可能なので、iPhoneやAndroidなどスマホへの給電がスムーズにできます(※)。エディター沖島はiPhone 11 Proユーザーですが、本体にフル充電しておけば、だいたい1.5回分くらい給電してくれるイメージでしょうか。
さらに本体へは、パソコンなどのUSB端子を経由して付属のmicroUSBケーブルで、または折りたたみ式プラグをコンセントに直接挿してそれぞれ充電することが可能です。丸い電源ボタンを押すと、LEDが3段階に点灯して電池残量を教えてくれます。
※付属のmicroUSBケーブルが使えない機器へ給電する場合は、その機器に付属しているケーブルを使用しましょう。
おすすめ5. 折りたためるヘルメット(¥4900)
災害環境下での飛来物や落下物などから大切な頭部を守ってくれる、防災用品のマストハブなヘルメットですが、使わない時はめちゃくちゃかさばるのが難点。その点この「折りたためるヘルメット」(¥4900)は、なーんとA4サイズ程度(高さ約18.6×幅35.5×奥行き3.3㎝)に折りたたまれていて、『無印良品』のファイルボックスシリーズに収納することが可能なんです! 頭頂部に発泡スチロール製の衝撃吸収ライナーが、全体に衝撃をやわらげるハンモック(着装体)がそれぞれセットされています。ヘルメット自体に“まえ(前)”と“うしろ(後)”の向きが記載されているので、地面と水平になるようにしっかり深くかぶり、バックルつきヘッドベンドとアジャスターつきあごひもを締めてしっかり頭に固定させます。
おすすめ6. カセットこんろ・ミニ(¥4890)&カセットこんろ・ミニ用ケース(¥1790)・カセットこんろ用ガスボンベ・3本入(¥390)
断水・停電・断ガスとトリプルパンチに見舞われた場合、被災状態下に疲れ切った体や心を手っ取り早くパワーチャージするには、温かい食べ物や飲み物がベスト! 食事を温めたりお湯を沸かしたりできるカセットこんろがとても重宝すると思います。約1.2kgと軽量で、高さ約9×幅24.3×奥行き19.1㎝とコンパクトサイズ、卓上でも収納でもスペースを取らない「カセットこんろ・ミニ」(¥4890)と、別売の「カセットこんろ用ガスボンベ・3本入」(¥390)をぜひ常備しておいてください。こんろは、持ち手つきの専用キャリングケース「カセットこんろ・ミニ用ケース」(¥1790)に入れてしまっておけば、サッと取り出せてどこへでも持ち運べます。アウトドアユースなどにも便利。
※収納する時は必ずガスボンベを抜いてくださいね。
おすすめ7. レトルト食品・フリーズドライ食品・腹もちのよいおやつ
『無印良品』では、決まった量の非常食を常備しておきつつ、賞味期限切れを防ぐために一定期間ごとにその一部を食べて、なくなった分だけ新たに補充する“ローリングストック法”を推奨しています。カレー・米・ごはんにかけるシリーズなど、でき上がりを真空パックに詰めたレトルト食品(お湯で温めるだけですぐ食べられる)や、「食べるスープ」などのフリーズドライ食品(少量のお湯に溶かすだけですぐ食べられる)は、長期保管が可能なため、普段の食事にはもちろん、いざという時の非常食としてもストックしておくととっても心強いです! また、ナッツやドライフルーツなど、腹もちのよいおやつも常備しておくとすぐに食べられて安心です。
特に、レトルト食品はこんろでお湯さえ沸かせれば食料(しかもおいしい!)にありつけるのでマジで心強いです。タンパク質と野菜をバランスよく摂れそうなものを選び、賞味期限を見直すタイミングで食べて、消費した分だけ新しいものに買い替えるというサイクルを習慣にしておきましょう♡ 普段から食べ慣れている温かなおいしさほど心身を癒すものはありません。お気に入りの味をストックしておきましょう。
おすすめ8. 指型歯みがきシート 12枚入(¥350)
『無印良品』には、ウェットティッシュタイプで超人気商品の「歯みがきシート 12枚」(¥290)がありますが、それを指にパコっとはめて使える新商品「指型歯みがきシート 12枚入」(¥350)が災害時にとっても便利そうだったのでピックアップ。歯ブラシや歯みがき粉がない、水がないなど、歯がみがけないって地味に心身へのダメージがデカいのです(東日本大震災のボランティア時に体験)。シートが2枚重ねになっているので、両面が2層ずつになるよう中央に指を入れ、シート下部を押さえながら、歯や口内の汚れを優しくふき取ることができます。自分でみがく時はもちろん、お子さまや歯みがき介助の必要な方にも指型のほうが断然使いやすいかと! 使用後に口を水ですすぐ必要はありません。ものすっごい爽快感があるわけではないですが、気になる箇所をコシコシしたあとは、明らかに口内がスッキリします。
おすすめ9. 水のいらないシャンプー(¥890)
避難先ではもちろん、自宅にいても断水したりすると、いつお風呂に入れるのかマジで見通し不可となりますので(これも東日本大震災のボランティア体験より)、ボディシートなど顔や体がふけるもののほかに、水で洗い流すことなく髪と頭皮をスッキリさせてくれる「水のいらないシャンプー」(¥890)が1本あると、衛生的にも気分的にも大変よいです◎。スプレータイプになっていて、直接頭皮にプシュプシュ吹きかけ、指で頭皮になじませるようにして使います。合成香料無添加・無着色・無鉱物油・弱酸性・パラベンフリー・シリコンフリーなので、お子さまや肌の弱い方にも使いやすいかと。こちらもものすっごい爽快感はないですが、明らかにスッキリしますよ。
おすすめ10. いつものもしも 着るバッグ 11ポケットコート(¥6990)
最後に、9月1日(水)から全国の『無印良品』限定店舗で順次発売される「いつものもしも 着るバッグ 11ポケットコート」(¥6990)をご紹介。雨水を弾く撥水素材を使い、トータル11個ものポケットを備えた“着るバッグ”です。フードからチラリと見えているオレンジ色はレスキューカラーで、リバーシブルで着用可能。外部との直接の接触をなるべく避けるために袖が長めに設計されていたり、寒さをしのぎたい時に新聞紙を丸めて収納するスペースが設けられているなど、過酷な災害遭遇時に身を守るためのさまざまな工夫が施されているそう。11個あるポケットにそれぞれ防災用品をあらかじめ収納しておき、いざという時にサッと羽織って避難できるようにしておくといいかも!
まとめ:『無印良品』の防災対策マニュアルは超わかりやすい!
以上、『無印良品』で買えるおすすめグッズ10選をご紹介しました。『無印良品』では、普段の暮らしに役立ちつつ、いざという時に味方になるようなアイテムや考え方を“標準装備”することを提案し続けています。公式ネットストアにも特集サイト「くらしの備え。いつものもしも。」が常設されているほか(9月10日に大幅リニューアル予定だそう!)、防災対策に役立つ商品を集めたコーナーを店舗に特設したり、写真(↑)のような被災時の行動マニュアルをめちゃくちゃわかりやすくまとめたリーフレットを店頭で無料配布したりと、さまざまな活動に取り組んでいます。ぜひチェックしてみてくださいね。
取材・文/沖島麻美 ※掲載内容には私物および個人の感想が含まれます。また、価格・入荷予定・在庫状況を含むすべての商品情報は2021年8月30日時点でのもので、店頭や公式ネットストアでは予告なく変更になる場合があります。