この春から作り始めるビギナーさんも、毎日のことでマンネリぎみの料理上手さんも……。お弁当作りがもっと“楽”しくて、“らく”になる、知った人からトクする答えがここに!!
教えてくださった方 コマツザキ・アケミさん
料理研究家、野菜ソムリエ。確かな技術とわかりやすいレシピ、豊富なアイデアで本誌のお弁当特集でも大人気。近著に『おいしくてカワイイおべんとうおかず300』がある
Q:明日からお弁当生活を始めたいと思います。ひとつだけ調理道具を買い足すとしたら?
「いろいろ便利な道具はありますが、まずは少量の調理が必要なお弁当作りに欠かせない小型フライパンを手に入れて。直径26㎝のフライパンを2〜3つに仕切って同時調理をしてもよいけれど、直径14㎝ならではの1人分の作りやすさ、すぐに洗える手軽さを体感してほしい! 100円ショップでも購入できますよ」(コマツザキさん、以下同)
Q:お弁当箱の種類が多すぎて、自分に合うものがわかりません!
「毎日のことだからこそ、お弁当箱に何をいちばん求めるかを考えてみて。バッグ内のスペースを取りたくないなら細長いスリム型、職場に電子レンジがないならしっかり保温できるジャータイプ、SNS映えも狙いたいなら何を詰めてもさまになる曲げわっぱ……などなど、自分にとって大事な目的に合わせて選びましょう」
Q:朝作ったおみそ汁の残りを持っていきたい……ダメ?
「数年前から流行しているスープジャーなら、保温もバッチリ! もち麦やもち、野菜を加えて具だくさんにすればおかず代わりにも。朝の残りだとしても、トマトや豆乳、ショートパスタを入れて味を変えれば洋風になるので飽きずに食べられます」
Q:今夜はデートだからお弁当箱は持ち歩きたくないけど、節約のためにお弁当は作りたい
「100円ショップでも買えるペーパーランチボックスが便利。食べ終えたら抵抗なく捨てられる紙製なのに、おしゃれなデザインだからSNS映えも」
Q:時短命! その極意は?
「いちばん面倒な“切る”作業を“いつするか”が時短ポイント。まず、前夜に食材を切っておくだけで格段に気分がらくになります。カットした肉や野菜はバットやボウルに入れてラップをしたり、保存袋に入れるなどして冷蔵庫へ。朝、包丁やまな板を洗う手間も省けます。どうしても難しければ、ピーラーを使って火が通りやすい形状にする、ハムやツナなどの加工品を活用するなど工夫しましょう」