こんな使い方も!? 新しい“働き方”をのぞき見 「“ワーケーション”ってどんな感じ?」
仕事をしながらバケーションも味わう新時代の生活を、すでに取り入れている先輩女子に話を聞いてきました!
#01 name:折田 楓さん job type:経営者
ホテルで仕事をすると、不思議とやる気が出る!
ベンチャー企業を立ち上げ、コロナ禍前から全国を飛び回っていた折田さん。「もともと、出張中にホテルや空港のラウンジを利用して仕事をするのが好きで。意外と集中できるんです。コロナ禍で長らく在宅勤務をしていた時、ふとそれを思い出しました。世の中でも“ワーケーション”という言葉が普及し始めた頃だったので、実践しようと4日ほど沖縄へ。その結果はモチベが上がり、かなりよかった! そこで自分の会社でもみんなでワーケーションをする機会を試しに設けることに。最初はうまくいくか不安でしたが、余暇を楽しむためサクサク仕事が進み、非日常的な空間だからこそ生まれるアイデアでミーティングも有意義なものに。業務以外でも、おいしい食事や気持ちのいい温泉での時間を通して社員同士の懇親が深まりましたし、とても多くのメリットがあったのでぜひほかの企業にも取り入れてほしいです。パソコンとスマホ、Wi-Fiと電源さえあれば、案外どこでもデスクワークできるもの。ホテルのほうが雑務や家事に追われず、仕事に没頭できるんですよ。特に少しいいホテルにステイして働くとその分『もっと頑張らなきゃ』って意欲がわくんです」
『有馬グランドホテル』は会議室を借りることもでき、グループワーケーションにぴったり。温泉で肌もツルツルに!
ラグジュアリーな『ホテル ザ セレスティン東京芝』のラウンジ。デキるビジネスマンが多く、行くと背すじが伸びます
#02 name:海渡理恵さん job type:ライター
旅しながら仕事をすることで新しい発見が
海渡さんがワーケーションを始めたきっかけは、いつか新しい拠点を持ちたいと感じたからなんだそう。「東京以外での仕事を模索するには、まずその土地の暮らしを実際に体験するしかないと思いました。フリーランスなのである程度自分で予定を調整できますし、急に時間ができることも。そんな時、最小限の荷物を持って地方の街に出かけることにしているんです。ホテルを決める時は部屋の写真を見て、仕事しやすそうなデスクがあるか、大きな窓があって気分よく仕事できるかをチェック。ホテルや現地のカフェなどでも仕事し、あき時間に周辺を散策します。仕事しながら旅すると、観光ではわからない、その街のリアルを感じられるのがよいですね。人との出会いも案外多く、それが仕事につながることも。日常から離れることは、狭い世界にいたことに気づくきっかけにもなりますし、今後もワーケーションはやめられそうにありません!」
(右)京都にて。朝からその土地のおいしいものを。(左)地元・兵庫の『ホテルセトレ神戸・舞子』でワーケーション。目の前に広がる海に仕事中も癒されます
#03 name:美恵さん job type:IT系勤務
ワーケーションで、自分のキゲンを取る♡
広告系IT企業で働きながらパラレルワークをしている美恵さんの悩みは、仕事が好きすぎること。「数年前、仕事に没頭しすぎて自分の人生が置いてきぼりになっていることに気づいたんです。忙しいと自分の気持ちに耳を傾けられなくなるので、“働く場所を選択できる自分”になるため異業種からIT系企業に転職しました。今は月に何度かワーケーションに出かけ、仕事しながら自分と向きあう時間をつくっています。土・日をくっつけて半分旅行にする時もありますし、仕事するために長期間ホテルステイすることも。切羽詰まっている時ほどワーケーションは有効。素敵な景色の場所で働くと、優しい気持ちになれアイデアもわくんです。もちろん、常に仕事の連絡が取れるように心がけ、セキュリティや礼儀にも気を配ります。逆にそれができていれば、行きたい場所に行ける。仕事も自分らしく生きることも欲張りたい人にはワーケーション、おすすめですよ」
西表島に行った時、仕事を始める前の自分だけの時間で散歩に。都会では味わえない解放感。ホテルのテラスで仕事するのもお気に入りの時間!
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構成・原文/衛藤理恵 ※掲載情報については変更等の可能性があります。メーカーHP等で最新情報をご確認ください