“ももち”こと牛江桃子さんの履歴書！ 代表取締役社長、ライブコマーサーとしても活躍中
It girlの「私の履歴書」
選んだ生き方にこそ、センスが表れる
自分の気持ちに正直に選択し、キャリアを築いてきた女性たちを取材するこの連載。今回は、自称・暗黒時代からはい上がり、“ライブコマーサー”として視聴者の信頼を獲得。今年春にはマネジメント会社を設立し、代表取締役に就任した「ももち」こと牛江桃子さん。
牛江桃子（うしえ ももこ）さん
“ライブコマーサー”としてファッション、美容などの情報発信をしながら、インフルエンサーのマネジメントも手がける新時代の起業家
Job :
「M-YOU（エムユー）株式会社」代表取締役社長、ライブコマーサー
Profile :
1996年生まれ、愛知県出身。次世代タレントエージェンシー「M-YOU株式会社」代表取締役社長。ライブコマーサーとしても活躍。YouTubeチャンネルの登録者数は、43.7万人（2022年9月現在）
「M-YOU（エムユー）株式会社」代表取締役社長、ライブコマーサー
Profile :
1996年生まれ、愛知県出身。次世代タレントエージェンシー「M-YOU株式会社」代表取締役社長。ライブコマーサーとしても活躍。YouTubeチャンネルの登録者数は、43.7万人（2022年9月現在）
History
2015
歯科衛生専門学校を中退後、地下アイドルとして活動を開始するも脱退。工場でシール貼りのアルバイトをして食いつなぐ
2017
アパレル会社で勤務開始。Instagramの個人アカウントを開設しSNS運用の魅力に気づく
2019
退社後、上京しYouTubeチャンネルを開設。2021年にはアパレルブランド『Lil Ambition』を立ち上げ
2022
ライブコマーサーの育成やタレントマネジメントを行う事務所「M-YOU株式会社」設立、代表取締役に就任
歯科衛生専門学校を中退後、地下アイドルとして活動を開始するも脱退。工場でシール貼りのアルバイトをして食いつなぐ
2017
アパレル会社で勤務開始。Instagramの個人アカウントを開設しSNS運用の魅力に気づく
2019
退社後、上京しYouTubeチャンネルを開設。2021年にはアパレルブランド『Lil Ambition』を立ち上げ
2022
ライブコマーサーの育成やタレントマネジメントを行う事務所「M-YOU株式会社」設立、代表取締役に就任
牛江桃子さんの選択
“迷った時には、「やらない後悔よりやって後悔」と言い聞かせます”
「やらない後悔よりやって後悔したほうがいい」。その言葉をまっすぐに言えるのは、「やらない後悔」と「挑戦」の両方を経験した人だけ。大人気ライブコマーサーとして多くの視聴者から信頼を得ている「ももち」こと牛江さんはそのどちらも経験したからこそ、挑戦し続ける選択をした。
牛江桃子「専門学校中退後、地下アイドルとして活動していた期間もあったのですが、うまくいかず逃げ出してしまった経験があるんです。その直後は人と関わるのが億劫になってしまい、工場でひたすらシール貼りをするアルバイトをして生活していました」
一度どん底に落ちた牛江さん。アイドルという夢を投げ出した後悔はなかなか消えなかったという。そして、その悔しさを晴らすため、アパレル業界に足を踏み入れる。
牛江桃子「もともと服は大好きでした。工場で働いているうちに、誰かと関わりながら生きていた時の自分のほうが幸せだったと気づけて。どうせなら好きなことを仕事にしたいと思い踏み出しました。当時SNS運用をし始めていたアパレルブランドは少なかったのですが、私が働いていたブランドは導入が早く、スタッフがInstagramで商品の着用写真を投稿していたんです。それまでも表舞台に立つ仕事はしていましたが、スマホ一台で自分の気持ちをダイレクトに伝えられ、フォロワーの反応が瞬時に返ってくることが本当にうれしくて、新鮮でした！」
SNSのフォロワーが急増した頃、前事務所が“SNSを頑張りたい人”を集めたオーディションを開催。関西に住んでいた牛江さんは応募して見事合格、上京を決断する。
牛江桃子「配信やSNSで食べていけるのか、内心とても不安でしたが、アイドル時代の自分を知る友人が『あの時のように後悔してほしくない』と背中を押してくれてハッとしたんです。今は、何もかも失う覚悟で挑戦できてよかったと胸を張って言えます！ アパレルブランドをプロデュースし、会社の社長として新たなタレントを育てることになるとは思いませんでしたが……（笑）。私の理想は、自分自身の生き方を見せることで、誰かに『頑張ればももちみたいになれるかも』と思ってもらうこと。私がどんどん変化していくことで一歩踏み出せる人がいるなら、これからもチャレンジを続けたいです！」
牛江桃子「専門学校中退後、地下アイドルとして活動していた期間もあったのですが、うまくいかず逃げ出してしまった経験があるんです。その直後は人と関わるのが億劫になってしまい、工場でひたすらシール貼りをするアルバイトをして生活していました」
一度どん底に落ちた牛江さん。アイドルという夢を投げ出した後悔はなかなか消えなかったという。そして、その悔しさを晴らすため、アパレル業界に足を踏み入れる。
牛江桃子「もともと服は大好きでした。工場で働いているうちに、誰かと関わりながら生きていた時の自分のほうが幸せだったと気づけて。どうせなら好きなことを仕事にしたいと思い踏み出しました。当時SNS運用をし始めていたアパレルブランドは少なかったのですが、私が働いていたブランドは導入が早く、スタッフがInstagramで商品の着用写真を投稿していたんです。それまでも表舞台に立つ仕事はしていましたが、スマホ一台で自分の気持ちをダイレクトに伝えられ、フォロワーの反応が瞬時に返ってくることが本当にうれしくて、新鮮でした！」
SNSのフォロワーが急増した頃、前事務所が“SNSを頑張りたい人”を集めたオーディションを開催。関西に住んでいた牛江さんは応募して見事合格、上京を決断する。
牛江桃子「配信やSNSで食べていけるのか、内心とても不安でしたが、アイドル時代の自分を知る友人が『あの時のように後悔してほしくない』と背中を押してくれてハッとしたんです。今は、何もかも失う覚悟で挑戦できてよかったと胸を張って言えます！ アパレルブランドをプロデュースし、会社の社長として新たなタレントを育てることになるとは思いませんでしたが……（笑）。私の理想は、自分自身の生き方を見せることで、誰かに『頑張ればももちみたいになれるかも』と思ってもらうこと。私がどんどん変化していくことで一歩踏み出せる人がいるなら、これからもチャレンジを続けたいです！」
“失う勇気を持てた人は、不安を超えて新しい景色を見られるはず”
「ライブ配信を通して、遠隔のお客さまに商品のPRや販売を行う“ライブコマーサー”という職業は、まだまだ世の中に浸透しきっていない仕事。私も当初は、知りあいから『YouTuberになったってウソでしょ!?』と見下されたり笑われたりしたことがありました。SNSを使った仕事は、視聴者数の増減でプレッシャーがかかったり、アンチコメントを目にしたりと精神的負担が大きいもの。そうした現状を変えたいと思ったのもマネジメント会社を設立した理由のひとつ。ひとりひとりのタレントに対して、可能な限り多くのスタッフがサポートできるような体制をつくるなど、健やかに働ける環境を模索中です」（牛江さん、以下同）
「アパレルブランドの店舗で接客スタッフをしていた頃は、SNS配信に可能性を感じながらも“SNSを仕事にする”覚悟はなかなか決まりませんでした。接客はとても楽しかったですし、社内で昇進もしたりして居心地がよかったので、その実績を手放してゼロから新しいことを始める勇気が出ず……。今思えば、手放すものなんて何もなかったのですが（笑）。好きな場所を離れてでも挑戦してみたいと思えた仕事だったから、想像していなかった夢をつかめたんだと思います」
Momoko's OSHIGOTO STYLE
FASHION
「ライブ配信者の『ももち』と会社代表としての自分をファッションで切り替えています。プロデュースするアパレルブランド『Lil Ambition』のアイテムは、着ていると気分が上がるし、こうした取材の時にも自信をくれる！ 新作スカートはお客さまからも大好評の一枚です」
MAKE-UP
「イベントや打ち合わせで外出しっぱなしの日は、くずれずツヤ感をキープする『TIRTIR』のクッションファンデが必須。ポイントメイクは秋トレンドを意識してこっくりしたオレンジに」
BAG
「出先で配信することもあるのでお直し用コスメや気分転換のための香水をイン。替えのマスクも欠かせません。PCも入れられる『PRADA』の軽量ナイロントートを愛用中」
Private
「丸一日オフの日を定期的につくりリフレシュ。写真は『M-YOU』所属するYouTuberのえみ姉さん、モデル・インフルエンサーの田久保夏鈴さんと伊豆旅行をした時のもの」
撮影／イマキイレ カオリ 取材・原文／宮田彩加 ※MORE2022年12月号掲載
