「インフルエンサー・アワード・ジャパン2017」でグランプリ受賞! 石田一帆さんのその後のキャリア
It girlの「私の履歴書」
選んだ生き方にこそ、センスが表れる
主体的にキャリアを選択し、自分らしく働いている女性たちを取材する連載。今回は、Instagramでのコスメ情報の発信を機にインフルエンサーとしての影響力を高め、ブランドディレクターとしても活躍する石田さんにお話をうかがいました。
石田一帆(いしだ かずほ)さん
インフルエンサーを続けながら自分や社会が欲しいものを形にするブランドディレクター
Job :
インフルエンサー、ブランドディレクター
Profile :
1990年生まれ、東京都出身。インフルエンサーとしてライフスタイルを発信しながら、クラフトビール『NORM beer』やアパレルブランド『1/f(CLOTHING)』のディレクション、運営なども行う
インフルエンサー、ブランドディレクター
Profile :
1990年生まれ、東京都出身。インフルエンサーとしてライフスタイルを発信しながら、クラフトビール『NORM beer』やアパレルブランド『1/f(CLOTHING)』のディレクション、運営なども行う
History
2013
大学在学中からサロンモデルや読者モデルを経験し、卒業と同時にブライダル企業へ就職。その後、ITマーケティング企業へ
2017
会社員のかたわら、インフルエンサーとして活躍し、この年独立。PRやSNS運用などを行う
2021
ビール好きが高じて、クラフトビールのブランド『NORM beer(ノーム ビール)』をディレクション
2022
自身がディレクションしたユニセックスアパレルブランド『1/f (CLOTHING)(イチエフ)』をローンチ
大学在学中からサロンモデルや読者モデルを経験し、卒業と同時にブライダル企業へ就職。その後、ITマーケティング企業へ
2017
会社員のかたわら、インフルエンサーとして活躍し、この年独立。PRやSNS運用などを行う
2021
ビール好きが高じて、クラフトビールのブランド『NORM beer(ノーム ビール)』をディレクション
2022
自身がディレクションしたユニセックスアパレルブランド『1/f (CLOTHING)(イチエフ)』をローンチ
石田一帆さんの選択
“好きじゃない仕事もできるけど「好き」を選んだほうが楽しい”
まだ「インフルエンサー」という言葉が広く認知されていなかった頃からブログで好きなものを発信していた石田さん。当時は、SNSを仕事にしようとは思っておらず、一般企業に就職した。
石田一帆「大学時代にサロンモデルや読者モデルをしていたこともあり、いいと思うものを発信することは好きでしたが、それを仕事にするという発想はありませんでした。社会人になりInstagramを使うようになってからも、皆さんが仕事をしながら趣味でSNSをしているのと同じように私も自分のライフスタイルを投稿。ただ、コスメ情報やメイク動画をUPした時の反応がいいなというのは感じていて、ニーズのありそうな内容を増やしていったんです。ある時からフォロワーさんが急増し、びっくりしました」
石田さんは2017年に最も活躍したインフルエンサーを決めるコンテスト「インフルエンサー・アワード・ジャパン」でグランプリを受賞。同年、会社員からフリーランスに転身する。
石田一帆「会社をやめる決断は正直怖かったですが、『もしうまくいかなかったらアルバイトをして生活しよう』と覚悟し独立しました。周囲には副業という形でSNSの仕事をするほうがいいとも言われましたが、まずは挑戦してみてからでも遅くないとポジティブに捉えるようにしていました。独立したての頃は、SNS運用のコンサルティングなど裏方的な仕事が多く、今のようにディレクションをしていたわけではありません。しかしその期間があったからこそいろいろなことを学べ、自分が本当につくりたいもの、発信したいことが見えてきたように思えます」
2018年、石田さんはコスメブランドのディレクターに。その後、自分の会社を設立し2021年にビールブランド、2022年にアパレルブランドをローンチした。
石田一帆「自分が作りたいものをこだわりを持って形にし、それを必要としてくださる方に喜んでもらえた時、好きなことを仕事にしてよかったと実感します。もし今いる場所に違和感があるなら、自分らしくいられる場所を探すか、つくるしかありません。時間と勇気はいりますが、それまでにさまざまな経験を積んでいれば出会った時にすぐに動けるので、チャンスをつかめるはず!」
石田一帆「大学時代にサロンモデルや読者モデルをしていたこともあり、いいと思うものを発信することは好きでしたが、それを仕事にするという発想はありませんでした。社会人になりInstagramを使うようになってからも、皆さんが仕事をしながら趣味でSNSをしているのと同じように私も自分のライフスタイルを投稿。ただ、コスメ情報やメイク動画をUPした時の反応がいいなというのは感じていて、ニーズのありそうな内容を増やしていったんです。ある時からフォロワーさんが急増し、びっくりしました」
石田さんは2017年に最も活躍したインフルエンサーを決めるコンテスト「インフルエンサー・アワード・ジャパン」でグランプリを受賞。同年、会社員からフリーランスに転身する。
石田一帆「会社をやめる決断は正直怖かったですが、『もしうまくいかなかったらアルバイトをして生活しよう』と覚悟し独立しました。周囲には副業という形でSNSの仕事をするほうがいいとも言われましたが、まずは挑戦してみてからでも遅くないとポジティブに捉えるようにしていました。独立したての頃は、SNS運用のコンサルティングなど裏方的な仕事が多く、今のようにディレクションをしていたわけではありません。しかしその期間があったからこそいろいろなことを学べ、自分が本当につくりたいもの、発信したいことが見えてきたように思えます」
2018年、石田さんはコスメブランドのディレクターに。その後、自分の会社を設立し2021年にビールブランド、2022年にアパレルブランドをローンチした。
石田一帆「自分が作りたいものをこだわりを持って形にし、それを必要としてくださる方に喜んでもらえた時、好きなことを仕事にしてよかったと実感します。もし今いる場所に違和感があるなら、自分らしくいられる場所を探すか、つくるしかありません。時間と勇気はいりますが、それまでにさまざまな経験を積んでいれば出会った時にすぐに動けるので、チャンスをつかめるはず!」
“「ありそうでないもの」を見つけ出し自分も、世の中も幸せになれるものづくりを”
「現在ディレクションしているクラフトビールも、洋服も、私のほうから『やりたい!』と企業さんに伝えることで始まったプロジェクト。『大量生産や利益優先ではなく、納得できる品質のものをつくりたい』というずっと温めていた思いやこだわりを、想像以上のクオリティで形にしてくださる企業さんとの出会いがなによりの財産でした。そういった出会いが訪れた時、すぐに自分から動けるよう、インプットやアイデア出しは常に行うようにしています」(小林さん、以下同)
「ブランドディレクターとしての仕事も徐々に増えていますが、これからも自分の原点であるSNSでの発信は続けていきたいです。本当にいいと思うものを発信している私がつくるものだからこそ、ディレクションしているアイテムに対しての信頼感も増すと思いますし、SNSを通して出会う人、情報によって自分自身のつくりたいものが磨かれていくような気がします。また、自分のアイデアが世の中に必要なものなのかを見極めるためにもSNSは不可欠。ローンチした商品への反響が直接感じ取れるのもモチベーションのひとつになっています」
Kazuho's OSHIGOTO STYLE
FASHION
「もともとリラクシーかつシンプルなファッションが好み。リモートワーク時はより着心地がよくてしわにならないなど手入れが楽なものを選びます。また、ビール関連の仕事の日は極寒の冷蔵庫内でラベル貼りをすることもあるので、季節問わずアウターが必須!」
MAKE-UP
「PC作業が多い日はブルーライトカットメガネを愛用。目もとはナチュラルにしつつ、『NARS』の『パワーマット リップスティック 101』でポイントを。家でも日焼け止めはマストです」
BAG
「プライベートではストラップつきの財布オンリーですが、仕事ではPCも入る『ザ・ロウ』のバッグ『マルゴー』をヘビロテ。カロリーカットサプリや青汁粉末、ハンドクリーム、リップ類なども持ち歩きます」
Private
「まとまった休みがあると、飲み友達とキャンプに出かけます。写真は、先日山梨県・道志村のキャンプ場に行った時のもの」
撮影/高村瑞穂 取材・原文/宮田彩加 ※MORE2023年2月号掲載